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メルティーちゃんはママのそばを離れないけど、今日は
しっかり僕らの様子眺めて楽しんでいたらしく、
ご機嫌だ。
とっても可愛いとっておきの笑顔を見せていた。

「ハッピーくん、楽しそうねえー」と言ってるみたいでしょう？
「うん、僕は楽しんでるよ。」

平成17年10月2日の日曜日。
ままはもうーバタンキューで、ベッドに横になるなり寝息を立てていた。
僕は今までは何ともなかったのに、なんだかおかしいような・・・
だから、どうしてもキューンって声が出たらしい。
一度お布団に入って、寝入ったら朝まで絶対に目が覚めないままには
聞こえるはずもなく・・・
僕はついに明け方我慢ができなくなって、粗相をしてしまった。
オムツをしていたから、まだよかったけれど、クレージュさんが最初に
気が付いた。
「そういえば、昨夜寝しなにクーゥーンって、言ってたから、
何だろうって思ってたのよねえ。」
クレージュさんはそう言いながら、僕が汚した箇所をきれいに後始末
してくれた。

さ～ちゃんが、コオロギを見つけた。
宿題の教材にぴったりだと言う。
この自然が幸いしたようだ。
草むらにはまだ何かいそうだね。
ううっっ！
ミミズを発見！
クレジュピちゃんが興味津々で覗き込んでいる。

僕は虫はどうも苦手だ。
蝶々でさえも、いきなり現れるとビクッとしてしまう。
だから、クレアちゃんやジュピターくんが羨ましい。
結構僕って臆病者なのかもしれない。

ここのドッグランは山を切り崩して、作った所だから、
斜面はかなり急角度だ。
ままは、僕が丘の上まで上り切ったものだから、大慌てで
後を追って来たけど、ままの体力ではきっと音を上げるだろうなと
危ぶんだ。
案の定、途中で歩けずに這うようにして登って来た。
そして、上のほうにある小山のベンチに座り、呼吸を整えた。
恥も何もない。
もう年なのだから、まま、あまり無理しちゃダメだよー。

しばらくして、あ～ちゃんが駆け上った。
やはり全然違う！
スピードが違う！

そんな悪いからってままが言うのに「いいいからいいから」って
どんどんきれいにしてゆくんだ。
僕は本当に恥ずかしかった。
ごめんなさい、クレージュさん、ありがとうございます。
優しいクレージュさんに育てられたから、あ～ちゃんとさ～ちゃんも
きっと優しいんだね。
そういえば、クレアちゃんもジュピターくんも優しいし、人だって
ワンコだって、そうして、毎日一緒に生活していると、お互いに気持ちが
通じ合って、影響を受けるんだね。

きれいになったところで、先ずはお散歩しましょう！ということになり、
クレアちゃんと僕はホテルの前の道をまっすぐとずんずん
進んで行った。

良かったよおー　お散歩できて本当に良かったな。
クレアちゃんも僕もすっきりした。

僕はクレアちゃんと一夜を共にして(笑)、そして、今朝も一緒にお散歩を
したし、なんだか今までより一層仲良くなったような気がした。
クレアちゃんもそう思ってくれたかなあ？

朝食を済ませた後、僕はクレジュピ親子に挟まれて、写真を撮って
もらった。
まだ朝のせいか、ハイになっていないから、いやに皆オスマシさんに
写っているよね。
いつもと違って笑ってはいないけれど、でも、この雰囲気って、
いい感じでしょう？
あれっ！押し付けちゃったかな？

朝食を済ませた後、チェックアウトし、ホテル経営の同じ敷地にあるドッグランへと
移動した。
五つのドッグランの内、一つは貸切ドッグランになっている。
この貸切ドッグランは前もって予約することはできないそうだ。
だから、どうかなあ？と思ったけれど、幸いにもすぐ利用することができた。
昨日はクレジュピちゃん達は、残念ながら到着が遅くなり、遊べなかったから、
ドッグランに着くなり、大はしゃぎだ。
でも、こないだ来た時より、草が伸び放題だったので、僕はあれーっ？と思った。
丁度管理の時期のハザマだったのかもしれないけどね。
クレジュピちゃんは、最初から走り回ることはなく、なんだか様子見だった。
でも、その内本来の遊び心が出てきて、ボール遊びに夢中になっていた。

寿羅ちゃんは、最近は本当に走ることが少なくなってきた。
でも、このとても気持ちがいい青空の下で、ワンコ友達と一緒なのだから、それだけで、
もうご機嫌だった。

思いっきり駆けずり回って、お腹が空いてきたなあー。

そろそろお昼にしましょうかあー
やったあー！
おやつをもらえるぞー♪

ランチにはコースもあれば、単品もあり、結構メニューは多そうだ。
でも、コースの方がデザートや飲み物もセットで付くし、
お得らしいよ。

メルティーちゃんは、ママが席を立つとママが行った方向を
メルティーさんが戻って来るまでじーっと見つめていた。
でも、そんなメルティーちゃんだけど、実はパパの方が
好きなんだって。
僕と一緒だね。
僕もパパの方が好きだよ。
うーん、なんでだろうね。とにかく、好きなんだ！

クレアちゃんとジュピターくんはいつも思うけど、本当にボールが
大好きなんだね。
こんな場面があったんだよ。
ねっ、すごいでしょう？
二人（犬）で、ボールを一緒にくわえこんでるんだよ。
僕はここでも、感心してしまった。
どうしたらあんなにボールが好きになれるんだろう？

昼食を取っているいる間、メルメルさんとmakipiさんはお腹が
膨らんだせいもあるだろうけど・・・きっと昨日の車の運転の疲れが
今頃出てきたんだと思うけど・・・
眠いーとしきりに目をしばつかせていた。
又、帰りも運転しなければならない。
食後は、ロビーにある室内ドッグランで僕らワンコを遊ばせながら、
ソファーでしばらくゆったりと休憩することになった。