平成17年8月6日の土曜日。
今日は、お盆には都合が悪くて、来れないからと、巣鴨のお寺から
お坊さんがいらっしゃる日だ。
そして、福岡の宇実お姉ちゃんが帰って来る日でもある。
いつもはお経を唱えた頂いた後、供養を兼ねて食事を供するのだが、
お坊さんは今回は用事が出来て、それもなく、食事の用意がない分、
ままはバタバタしなくて済んだ。
僕はいつもお経を唱えている間、パパとままの間にお座りをして、
一緒にお参りをしている。
そして、いつもご仏壇の方向に身体の向きを頭にして、座るのに、
今日はなんとお尻を向けて、しかもずーっと伏せの状態だった。
だって、ということは、単なる捻挫かもしれないと同時に背骨の病気
かもしれないということでもあるわけだからね。
でも、とりあえずは良かった!と言うことだと思うことにした。
夜は、お薬が多分効くようになったのか、缶詰めの御飯だけ
食べることができた。
ドライフードは、口にしてもなんだか口に響きそうで、そして、
身体にも響く気がして食べなかった。
少しでも食べられるようになって良かった。
僕の身体はみるみるガリガリになりそうなんだもの・・・
平成17年8月5日の金曜日。
僕は、昨夜は御飯も少し食べられ元気になったかに見えた。
だけど、今朝は又逆戻りしたかの如く、元気をなくしてしまった。
パパは「ハッピーは、きっと低血圧なんだろう、ままに似て」
なんて言っている。
パパはいつだって、冗談を言って笑わせる。
真面目な顔をして、冗談を言うから、皆すぐ騙されて、本気に
してしまうんだ。
そうかあー、低血圧かあーって、ままも思ったくらいだ。
だってね、変なんだよ。
お昼を過ぎた頃から、血圧が上がったのか(笑)元気が本当に
出てきたんだもの。
パパに抱っこされても、大丈夫だった。
痛くない。
こうして、だんだん良くなるといいんだけどな。
でも、ままはそんな僕を見て、とても気になったらしいけど、
途中で向きを変えさせようとはしなかった。
まだ気分が悪いってことよね、とままはそう思ったみたいだ。
昨日よりは少し良いような気がする。
だけど、やっぱり座り直す時などはキャーン!と言ってしまう。
実は来週は11日から軽井沢へ行くんだけど、こんな調子で
行けるんだろうか?
先生は、お出かけはじーっと動かさなければいいですよと言って
下さったけれど、本当に大丈夫なのだろうか?
お経が終わり、お坊さんとお話している最中に、お姉ちゃんから
メールが入った。
羽田から柏までの高速バスのコースを選んだけれど、首都高が
えらく混んでいる様子だ。
僕の様子がおかしいと知ったその日から、お姉ちゃんは毎日
電話をしてきて、僕の様子を知りたがった。
今日はこうよ、ああよってままは詳しくお姉ちゃんに教えていた。
宇実お姉ちゃん、僕のことをそんなに心配してくれて、
☆ありがとう☆ヽ(#^ー°#)v
結局、お姉ちゃんが着いたのは8時頃だった。
「お姉ちゃん、お疲れさまー」
お姉ちゃんは今日から16日までいるんだよね。
嬉しいな〜♪
僕の病気もきっと早く直る!
そんな気がした。
ミーコさんちの仔パピちゃんに会えるし、初めて会う大勢のワンコちゃん
とも会えるし、そして、こないだミーコさんから作って頂いたセーラー服も
着られると思っていたのに・・・ミーコさんのお返事で「単なる熱中症の
ようなものだといいのですが・・・
残念ですが又の機会にでも・・・」と優しいお返事を頂いた。
明日はどうなるんだろう?
少しは痛みが無くなっているだろうか?
原因はやはり先生にも分らない。
骨折だと見た目に分るけど、筋を違えたとか、捻挫のようなものだと、
分らないとのこと。
「もし、捻挫だとすれば、10日から2週間位で直ると思います。
そうですねえ、今日はちょっと大き目の関節用サプリメントと痛み止めの
お薬をお渡ししますから、又様子を見ていらしてください。」
今までは痛み止めのお薬はなかった。
今日もまだ痛くて食欲がない。
昨日から全然食べていなかった。
病院で体重を量ったら、今までの3.2キロから3キロに減っていた。
これで、痛みが和らぐと御飯も食べられると思うけどな・・・
平成17年8月4日の木曜日。
一向に痛みが取れない。
僕は一体どうしたんだろう?
こればっかりだ。
骨折はしていなくとも、骨にひびでも入っていたりすると、
レントゲンでも分るはずだと、パパはお医者さんへ行く日でも
ないのに、あまりにも様子が変な僕が気になり連れて行った。
先生に、事情を話し、レントゲンを撮ってもらうことになった。
異常なし。
ああー、良かった!
良かった?
そうなんだ。これで、良かったのか悪かったのかのかがはっきり
しない所がイヤだ。
*画像は全然関係ないけど、元気になるように僕のお気に入りの笑顔をままが載せました。
僕は、このところ、考え事が多く、お部屋の中をうろうろしては
立ち止まり、天井を見上げたり、遠くを見るような目つきで、
キッチンの方を見たり、お外を見たりと落ち着かなかった。
やっぱりハッピー変ねエー
本当に変な病気じゃないといいけれど・・・とパパとままはとても
心配した。
7日にはミーコさんからのお誘いで「ちびっこ&セーラーオフ会」が
あり、参加するはずだったのに、こんな具合ではとても無理だ。
ままは、悲しい思いで、ミーコさんにメールをした。
平成17年8月3日の水曜日。
今日朝一番に僕はパパにお医者さんに連れて行ってもらった。
ままは会社だからね。
ままは出かける前に、こういうことを話してね、ああいうこともねと、
パパに何度もうるさい位に念押しして「ハッピー、頑張ってね!」と
僕に言葉をかけて、会社へと向かった。
お散歩の時に「あらっ、足を引きずっているわね」と皆から言われる
くらいに僕は足をかばうようになった。
やはり足なのだろうか?
それとも背骨なんだろうか?
月曜日に先生に診せた時も歩き方や走り方がおかしいということは、
話していたけれど、今回は特に強調して、パパは先生に言っていた。
又、僕は先生の前で歩かされた。
なんだか変なんだ。
先生の前に出るといいとこ見せなきゃっ!て思うんだ。
だから、足も引きずらないし、先生や看護士さんの前ではいいお顔を
してしまった。
そんな僕を見てパパは「ハッピー、普段通りにしなきゃダメだよ」と
苦笑した。
ワンコは言葉が話せないからね、と先生は言う。
「先生、本当は僕はまだ痛いんだ」って、実を言うと言いたかった。