「もし、単なる神経痛であれば、歳を取ったワンちゃんには
多いのですが、ハッピーくんはまだ4歳になったばかりだよねえー
・・・うーん」
最初に、症状の方は既に話している。
「何もしないのに痛がるということはこの2点が考えられます。
一応、今回の治療は、痛み止めではなく、関節の痛みを和らげる
注射とサプリメントの錠剤を2日分出しますから、又水曜日か
木曜日に様子を教えて下さい。
もし、その間にしびれるようなことがあれば、最悪死ぬことも
ありますから、すぐに今からお渡しする新宿の病院へ
行ってください。」
もう、パパとままはびっくり仰天である。
勿論、僕もドキドキして、一体僕の身体に何が起きたんだろうって、
不安でいっぱいになった。
帰りの車の中で、「ねえー、随分驚かされたわねえー」と
ままが話すと、「今はそういう時代なんだよ。
こんなの何でもありませんなんて言って簡単に帰して、
何かあったら訴訟問題だからね」と
パパが答えていた。
僕はお散歩もダメだって、さっき聞こえたけど、本当なの、まま?
絶対安静だからって、僕はお○っこやう○ぴは、お外でしか出来ないし、
お庭でするのはあまり好きじゃないんだよー・・・
すると、「ねえー、う○ぴが出るまでお散歩させても平気よねえ」とままが
又パパに話しかけている。

うん、いいんんじゃないかな、出たらすぐ帰ればいいよ」と
パパのお返事。
良かったあー ちょっと歩くのが遅いけど、僕にとってはその方が
良かった。
しかし、家に帰ってからも僕はグターッとして、元気がなく、
ソバを通られただけでも、ピリピリした。
いつものように、夕御飯も出たけど、痛くて食べる気がしない。
でも、お腹は空いている。
食べない僕を見て、ままは僕が大好きなチーズやジャーキーを
食べさせようとしたけれど、それさえも食欲が湧いてこなくて、
舌でそれらを押し出した。

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看護婦さんが気が付いて、ドアーを開けてくれないかなあー
病院の前にベンチがあるので、外に出て座ったけれど、ちょうど
エアコンの噴出し口があり、熱風が当たってここもダメだ。
向きを変えるといいのにねえー
うん、でも今度はそばの道を通る通行人が迷惑するしね。
でも、歩く人は一瞬だけど、ベンチで待っている人はずーっと当たる
わけだし・・・なんてまま達が話している間に、5時5分前になった。
ままはすぐ入れるように、ドアーの前に立った。
おおーっ,時間ぴったりにシャッターが上がった。
まあ、あまりびっくりすることでもないけどさ。
ああー、良かったあーこれで助かる。
身体が痛い上にこう暑いんじゃあ、ますます気分が悪くなってくるよ。
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だから、ままよりも速度が遅くなった。
ままが「ハッピー走る?」って僕に聞いたから、一応走ってみたけれど、
ままよりいつも先に走って行く僕はままよりも遅くなった。
ままは僕を試すつもりで走らせたらしい。
「ねえー、やっぱり、ハッピー変よ、お医者さんに連れて行きましょう。
でも、病院は5時からよねえ仕方がないわね。それまで、安静にして
おくしかないわねえ。」

一番に診てもらいたいから、病院へ着いたのは4時半だった。
この病院は時間ぴったりにしかドアーを開けてくれないから、しばらく
車の中で待っていたけれど、クーラーを付けると近所迷惑だからと、
止めたから、もう暑いのなんのって!
パパとままの額から汗がたらたら噴出してきた。
僕も暑いよー

僕は一体どうしたんだろう?

まま、とにかく僕は今日は食べたくないんだよ・・・
でも、お腹が空いたなあー
いつもよりも栄養たっぷりの僕の大好物ばかりの夕御飯を
僕は瞬きもせず2時間以上もずーっと同じ姿勢で見つめていた。
異常なこの姿に、まま達はとても心配した。
ハッピーは一体どうしたんだろう?
早く水曜日にならないかと思ったらしい。
今日、お医者さんに行ったばかりなのに・・・
何をしても痛いよー
僕は一体どうしたんだろう?

*画像は当日のは一番上の1枚だけなんだ。そんな余裕がなかったって・・・

痛いよー(これだけがその日の僕)

「どうしたの?ハッピー」とパパは心配そうに僕の顔を覗き込んだ。
「今日はねえ、ままが御用があるからもうすぐ帰ってくるよ、迎えに
行こうねえ」
なんだか、今日は痛くて車に乗るなんて気分じゃなかったけれど、
でも、ままのお迎えだったら、いいかな・・・

ままが車に乗るなり、パパは「今日のハッピーはなんだか変なんだよ、
昨日のお散歩ではう○ぴは出たの?」
「いや、それがね、出なかったのよねえ。頑張ってお散歩を長目に
したのにねえー・・・」
きっとお腹が張っているのかなあー・・・
じゃあ、このままふるさと公園に寄って、お散歩させよう」ということになった。
僕はお散歩が大好きなはずなのに、今日はなんだか、あまり歩きたく
なかった。
平成17年8月1日の月曜日。
僕は、朝から今日は変だった。
身体のどの部分が痛いのかわからないけど、とにかくパパやままが
そばに近寄るだけで思わずキャン!と鳴く程の痛さだった。
人間で言うとまるで痛風のような感じなんだと思う。
伏せをしていて起きようとしようものなら、ズーンと痛みが走って、
その度に鳴いた。
大体、僕はどちらかというと大袈裟な方で、やしのみ家に来た頃には
お散歩をしていて、ガサゴソ枯葉の音がするだけで、びくついていたし、
僕が知らない内にソーッとそばに来られたりすると、キャーン!って
何事かと思うほど鳴いた覚えがある。
1歳8ヶ月まで僕はマダムパピヨンというブリーダーさんの犬舎にいて、
1日2回、運動場で遊ぶ以外はいつもケージの中だったし、見るもの
聞くものほとんどが初めて経験することだった。
ワンコには慣れていると思うけれど、それ以外に対しては全くの
素人なんだものね。
「井の中の蛙 大海を知らず」のようなものだった。
お散歩の途中に側溝があると、立ち止まり、飛び越えることが出来ずに
その場から動こうとしなかったり、公園のベンチに座っている
ちょっとばかし風変わりな老人を見た途端、僕の足は動かなくなり、
固まった。

あれから、2年と5ヶ月が過ぎようとしているのに、未だに大きな音
にはびくついてしまう。
でもね、朝からのキャンは、それとは違う。

痛いよー! パパ、まま、痛いよー!!
僕は訴えようにも、パパは今日は朝早くから出かけてしまったし、
ままも会社だ。

,
ブッブー キーッー!
あっ、あれはパパだ!パパが帰ってきた!
パパが車を駐車場に入れている音だ。
パパ!パパ!なんだか僕は今日変なんだよ!
僕は必死で訴えた。

「ハッピー、お利口さんにお留守番してた?」
パパがいつものように抱き上げたけど、僕はそれさえ痛くてキャンキャン
鳴いた。
パパはそんな様子の僕に「ハッピー、どうしたの?パパは痛くなんて
してないでしょう?」と言う。
違うんだよ、パパが痛くしたんじゃなくて・・・ああ・・・言葉が話せたら
いいのに・・・僕には鳴くことしかできなかった。
一番だったのに、なかなか「ハッピーくん、どうぞー」って
呼ばれなかった。
先生は忙しいんだね、きっと。
僕は診察台の上にまず乗せられた。
そして、次に歩かされた。
僕はなんだか怖くなってブルブル震え出した。
先生は、うーん、考えられるのは・・・言いながら、と後ろに置いてあった
本をサッと取り出しここに載っているように、背骨がおかしくなっている
ケースが考えられますね、とパパやままに見せた。
「しかし、本当に背骨がおかしいかどうかは、造影剤を注入し、
全身麻酔をかけて調べるしかなく、僕には手に負えないので、
もし、しびれたりするようだったら、即新宿の○○病院に行って
頂きます。」
ままは本当にびっくりしてしまって、まさか!という感じで、一生懸命に
先生の顔を見ながら、次の言葉が飛び出すのを待った。