でもね、やっぱりダメだった。
胸がムカムカしてね、でもその場で吐くなんてことはしなかった
けれど、ひとくち口にしただけで、どうしても食べられなかったそうだ。
と言う訳でね、無理な話かもしれないけどね。
でも、お魚とか玉子は大好きだから、栄養的には、あまり問題ない
とは思うけどさ。
今日みたいな場合、ままだけ違うメニューを頼むことになったりして、
皆さんに迷惑をかけるわけでしょう。
そういうのってすごく我儘だと思うんだよね。
まま、よーく、よーく考えてね。
僕からのお願いだよ!
このオフ会メニューというのは、(ミチコママさんのメールより抜粋)
1人ずつのプレートに、サラダ、前菜、お肉料理。
大皿に、サンドウィッチ、ピラフなど。食後にデザート。
お飲み物がフリードリンク(アイスコーヒー、アイスティ、オレンジジュース、コーラ、
ウーロン茶)になり、お一人様1200円になります。
オフ会用メニューの場合
中学生の方は1200円。小学生の方は600円。年少は無料になりますが
年少の方のプレートは、ご用意できません。ご用意する時は600円になります。
僕としてみれば、どんなに遠くとも行きたい気持でいっぱいだった。
でもね、運転するのはパパだからね、ままはパパにまず相談した。
「いいよ、でも、混まないといいけどねえー」
早速、オッケーをもらったままはひなママさんにお返事をした。
モチモチオッケーよ!ってね。
でもね、このパパの言葉の「混まないといいけどねえー」が
問題だった。
行くと言ったものの、最後の最後まで、電車で行こうかな、それとも?って、ままは随分迷った。
まずいようー 離れてよーと思っても言うことを聞いてくれない。
ついにままはコテーンと僕の方に寄りかかるようにして眠りの世界に入っていった。
ふと気が付き、慌てて時計を見ると「えーっ!もう11時なのおー!
それなのに、まだこんなところなのおー!」と叫んだ。
パパは「もう少ししたら、ひなママさんに電話をしておいた方がいいよ。
多分着くのは1時半くらいになると思うよ」とままに静かに言った。
えーっ!貸切部屋って、確か時間が決まっているんだよね。
正午から2時間借りるって、言ってたよね・・・
僕はとても不安になってきた。
「どうも事故渋滞らしいよ。しかも2件もだよ・・・」
パパは疲れた声でそう言った。
子供が小さい頃は、子供達に お肉が嫌いだということを知られない
ように、お料理は全て大皿に盛り付け、そして食べている振りをしたらしい。
これは大成功で、お姉ちゃん達は二人ともお肉が嫌いどころか、
大好きになっちゃったのだから、シメシメだったんだってさ。
前にも書いたことがあるかもしれないけどね。
ハンバーグだけは、モノによっては大丈夫なんだそうだ。
モノによってと言うのはね、時々くさーいお肉があるらしいんだ。
多分そういうのって、馬肉か兎肉か羊肉かが入ってたりしていて、
匂うんじゃないかって・・・それに、香辛料が効いていないのもダメだそうだ。
何でも食べられる人ってすごいわね!とままはいつも言っている。
僕はどうだろう?
そういえば、僕はクッキーが苦手だけど、こないだのお誕生会の時に
パパが作ってくれたあのクッキーを食べてからは、大丈夫になった。
ままも何かのきっかけで好きになるといいね。
でも、ちょっとやそっとでは直りそうにないけどね。
だってね、こんなお話を聞いたことがあるんだ。
それはまだままが若かった18歳位の頃のお話だ。
ままのパパは、肉嫌いな娘をなんとか直そうと、ある日ままと
デートの約束をしたんだ。
どこに行くなんて一言も言わずにね。
そうして、入ったお店はなんとお肉料理では天下一品の(その当時の
話だよ)焼肉のスエヒ○というお店だった。
騙されたと思って食べてごらん。
パパに言われたままは、せっかくのパパの気持を思うと拒否できず口にした。
ままがテーブルを見渡していると、ル〜ママさんが、
「やしのみさん、それがねえー、やしのみさんだけお肉が苦手だから、
お魚にって変更を頼んだのに、どういうわけか、全員がお肉に
なっちゃったのよ・・・お店の方がカン違いしたみたいなの・・・」
情けない顔をして、ままに言った。
「そうなんだあー、なんだかごめんなさいね、私が我儘いったから・・・」
と言うと、「そんなことないわよー、お魚も大好きだし、大丈夫よ」と
皆口を揃えて言ってくれた。
みんな優しいんだね、まま。
ままは昔はとても偏食が多く、今はほとんどなくなったけれどね、
でもね、お肉だけはどうしてもダメなんだってさ。
「ごめんなんさーい!遅くなりましたー!」
ガラス張りの明るくて広いお部屋だった。
「もうー大変でしたー」
「そうでしょう!お疲れさまでしたー」
皆、口々に優しいねぎらいの言葉をいただき、僕達は疲れが
吹っ飛んだ。
「初めまして〜♪やしのみです。kunikuniです。
ハッピーです。」
muffyさんとあやのさんとは初めてお会いする。
muufyさんは、今日はお嬢さんを連れてきている。
可愛いなあ〜♪
muufyさんちのルビーくんは、とても人懐っこい。
ままが話しかけると、ままの顔をペロリと舐めた。
うぅーっ!くすぐったい〜
「あら、ダメじゃない、この子はすぐ人の顔を舐めるのよねえー、ごめんなさい」
ままは舐められても平気だ。
逆にニコニコして嬉しそうだ。
平成17年7月16日の土曜日。
今日はなんと八王子まで出かけるんだって!
ドッグカフェ[DOGLIKE@CAFE]の中に貸切部屋があるらしい。
ミチコママさんからの提案だった。
ひなママさんからのお誘いメールで、ままはちょっと遠いけど、でも
いつも皆さん千葉の方へいらしくださってるワケだものね。
こちらからもたまには行かなくっちゃ!
それに、貸切部屋だなんて、どんな所なんでしょうと興味深々
だったみたい。
「じゃあ、アイスコーヒーを」とままもすっかりその気になって、
お願いした。
ひなママさんって、手早いんだねえ。
ままは、いつも「うん?なんで?どうして?」と言って考える時間が
長過ぎるんだよね。
「ひなママさん、ありがとう♪」
ひなママさんは、いつものあの魅力的な笑顔で見返した。
食卓には、前もって注文されていた「オフ会メニュー」が
並んでいた。
結局車で行くことになったのだが、遠征軍として覚悟はして
いたものの、まさかねえー・・・
3連休の初日だから、絶対にこれは混むと予測したパパは、
正午集合に向かって、8時過ぎには家を出る計画を立てた。
そんな覚悟で出発したのは、8時を10分位過ぎた頃だった。
十分ゆとりを持って出発したはずが・・・( ▲ ;)ゲェェ・・・
混んでるよーーー!
これは多分自然渋滞だろう、パパは最初はそう思った。
走り出したかと思うとまた止まる。
その繰り返しだ。
その内、ままはパパに悪いとは思いながらも、上瞼と下瞼が
仲良くなってどうにもならなくなった。
日程 7月16日
場所 DOGLIKE@CAFE
奥の貸切部屋です。
http://www.doglikecafe.com/index.htm
時間 正午〜2時間
参加者 ミチコママさん&パパ・・・ユイ&ミナ&リルちゃん
ひなママさん・・・ひなちゃん
ル〜ママ&プチル〜ママちゃん・・・ルルちゃん
MIYUさん・・・デュールくん
muffyさん&プチmuffyちゃん・・・ルビーくん
あやのさん・・・チロルちゃん
やしのみ&kunikuni・・・ハッピー
大人 9名 子供 2名 わん 9わん
ままは慌てて携帯を耳に当てたけれど、切れた後だった。
着信あり・・・ひなママさんからだった。
すぐに折り返し電話をした。
「やしのみさん、渋滞していない?今ミチコママさんから、電話が
あって、すごく混んでいて、いつ着くか検討もつかないって電話が
あったものだから、やしのみさん達も巻き込まれてるんじゃないかな
と思って・・・」と心配そうなひなママさんの声だった。
「そうなのよ、こちらも動かなくて・・・今府中なんだけど、1時頃には
なんとか着くかしらねえー?ごめんなさいね。」
八王子近辺に住んでいる参加メンバーはもう到着しているようだ。
ひなママさんも途中まで電車で来て、muffyさんの車に乗せてもらって、
セーフだったらしい。
ミチコママ家さんとやしのみ家だけが、どうやら渋滞に巻き込まれて
しまったのだった。
「着いたあー!」時計を見ると12時45分だった。
予測よりも少しでも早く着いてよかったあー!
皆をお待たせしているからと、急ぎ足でお店へ入っていった。
ドアーを開けると、お店の方は承知している様子。
「コンニチハ♪
お疲れ様でしたー、さあー奥の方ですのでどうぞ−、こちらですー」
と案内してくれた。
本当なの?ままはビックリした声を出した。
ままは寝ていたからいいけどね、パパは大変だったんだよ。
途中で眠くなっちゃってね、まま聞こえてる?
パパはいつもままに「寝てていいよ」って言う。
でも、本当は起きていて欲しいに決まっている。
僕はそう思った。
でも・・・また、こうも思った。
ままは日曜日に台湾から帰って来て、月曜日からお仕事だったから、
疲れていたのかも・・・ってね。
パパは全然怒らないし・・・
そんなことを思っていると、あれっ!まま、携帯が鳴ってるよ!
ままは根っからワンコが好きなんだから、muffyさん、気にしなくていよ。
ルビーくんはきっと初めましてーのご挨拶のつもりなんだよ、きっとね。
ひなママさんが「やしのみさん達飲み物は何にします?
飲み物は飲み放題なのよーこの左側の奥の方にありますので」と
教えてくれた。
アレッ!これは電源が今オフになっているから、オンにしてっと・・・
アレッ!出て来ない?
モタモタしていると、ひなママさんがやって来て「やしのみさん、最初は
私もこの電源って何だろう?って思ったんだけど、関係ないみたいよ。
手動でやるしかないみたいよ」と言いながら、既に手はサーバーを
持って氷を入れてくれている。
何になさいますか?
ウェイトレスさんに変身だ。