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09/14 藁を綯う
09/27 公園のいい木
09/28 うみっぺり

2008年09月14日 藁を綯う

「HART、藁で縄を綯いたいなあ」

またまたHARTの「◯◯したい」宣言。内容にもよるが、これが我が家の休日の行動に大きな影響を及ぼすのだから、対応策をきっちり考えなければならない。それも早くしないと、また次の「◯〇したい」が始まってしまう。そう、この前(先週)の「川釣りしたい」もまだ達成出来ていない。

さて…

藁といっても最近は農業機械が発達して稲を刈ったその場で脱穀してしまうので藁なんかあるんだろうか。昔は私の実家にも田んぼの季節が終わると積んであったものだが…

試しに実家に電話して聞いてみると藁はあるとのこと。
稲刈りも土曜日までに終わって、日曜は午前中に、もみすりだけだから、午後はいるとのことなので、HARTからの宿題を達成しに行くことにした。

実家近くの田んぼは成田高速鉄道の工事で潰れており、今年は、私の母の実家近くの田んぼのみ。もみすりも母の実家に機械があって、そこでやってくるとのこと。

あっ、そういえば・・・
母の実家は従兄弟がいたので時々遊びに行ったことがあり、田んぼ地帯に水路が何本もあった記憶があるので、あわよくば先週のHARTからの宿題も片付けてしまおう!「小川の小鮒釣り」を目論み、釣り道具とミミズを持って午前中から出掛けた。 (釣りのの様子はこちらをご覧下さい)

お昼過ぎに成田の家に到着して、昼食後早速藁を綯うことに。

藁を綯うには、まずは藁を柔らかくするために叩く必要がある。昨日電話しておいたとはいえ、土台にする石と藁を叩く木のこん棒みたいのを出してきた。私の実家ながら、いろんなものがすぐ出てくるものだと感心してしまう。
私が子供の頃にはこんなことに関心を示さなかったので新鮮だ。
私が子供の頃って何に関心を示して、何を見ていたのだろうか。

さて、それから藁を綯っていくのだが、綯うには、藁を3本くらいずつ2組取って、それぞれよりながら、その2組をまたよっていく。
HARTがやってみるが、2組とも一緒になってしまい思うようにいかない。私の父がゆっくりと手本を示しながらHARTに教えている。一見、手の平を擦り合わせる1回の動作で個別と全体を、一緒にやっているように見えるが、実は、それぞれをきっちり分けて持って、個別に手の平でよっていき、よりおわる時に、全体にもよれが加わる感じで、また分けて持つ時に更にひとより。それが手際よく出来るとどんどん縄が出来ていく(みたい)

HARTが珍しいことをやっていれば、当然
「SATSもやる〜」
とやってくる。
「SATSには難しいだろう」
と私とHARTが声を揃えたが、
「どれ、SATSもやってみっか、ここに座ってみ」
とゴザを敷いた。
私の父がSATSに教えながらやってみせるのを見ていたが、なんかさっきと違う気がした。SATSは2、3回手を擦り合わせただけで満足してふざけ出した。試しに私がやってみたが、個別のより(、、)も崩れてしまった。
「そっちは左縄だど、せっかくだから右縄と左縄の両方やっただよ」
(さっきみて思った違和感は右巻きと左巻きの差だったのね)
私の父も得意げに、そし笑っていて、嬉しそうだった。
農家の人なら、昔は縄なんか皆が綯うことが出来たんだろうね。おやつにフルーツを持ってやってきた私の母も、続きをSATSに教えていた。

親が子供に伝えていく技術、いまの時代、藁を綯って作った縄がなくても、どうってことはないのだろうが・・・

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2008年09月27日 

午後からHARTとSATSと3人で公園へ。

「“いい木”を見つけたから!」
HARTがと言うので、ちょっと離れた公園までHARTとSATSは自転車、私はSATSについて歩いて行く。SATSはまだ補助輪付き。同じくらいの子でもすでに補助無しで乗っている子もいるようだが、HARTも年長の時に外して1日で外れたし、SATSも来年になったら
「HARTも年長さんで補助輪外したからSATSも外そうか」
とライバル心をくすぐることにしよう。

さて、HARTが見つけた木は公園の端にあるドングリの木で、木登りがしやすい木。そこに台を置くんだと先週は拾ってきた木の枝を凧糸で結んで作っていた。
小学校の図書館から借りて来た『冒険図鑑』
「すじかいしばりが出来ないからやって〜」
と出来上がったのは、コースターよりは大きめ、鍋敷きにはちょっと小さめのもの。それとハサミと凧糸を持って、意気揚々と出掛けたのだった。

公園に行くと、○○造園の軽トラックがいて、除草剤を撒いていたので、その作業が終わるのを待って、“いい木”のところへ。

「お父さん、まず枝を拾って来よう!」
先日の台風でそこそこの太さの長い枝が落ちていて、HARTが引きずりながら
集めて来た。
その後、HARTは木に昇り、「このくらいの長さの枝取ってえ」「凧糸を30センチくらいに切ってえ」「なんかツリーハウスみたいだね」と楽しそうに台をセットしていた。
SATSには木の枝に葉っぱを凧糸でくっつけて、「トンボ!」を作ってあげた。トンボも木の上に乗ることになった。

HARTが木の上で作業中に、太めの枝(と言って大人が手と足を使えば折れる程度)を3本、下部に張り出した枝に載せて、足場を作ってあげると
「おっいいねえ、じゃあ固定しよう。そうだ!凧糸じゃなくてシュロの葉っぱを紐の代わりに使おうよ。その方が自然でいいよね、お父さんシュロの葉取ってきてえ」

私がSATSと遊んでいる間に、HARTは一人一生懸命、葉っぱの紐で木の上のステージ(足場)を固定していた。
「お〜い、SATS〜、お父さ〜ん」HARTが木の上から叫ぶ。
「このくらいの高さから見ると違う世界だね。気持ちいいよ〜」
HARTが下りてきてから、3人で遊んでいても時々木の方を見ては、
「ここから見たらただの木に見えるでしょ、へへえ。明日も来て続きやるからねえ。」
と得意そうなHARTだった。

しかし、公園の入口方面をみると、さっきの造園会社のおじさん達が、落ち葉や枯れ枝を集めてトラックに積んでいる。
「HART、この枝の残り、全部片付けられちゃうよ」
「え〜っ、隠さなきゃ。どこに隠す?」
HARTと二人で“いい木”の枝に引っ掛けたりして、隠した。木の真下に来れば丸見えだが、地面の上からはなくしたので大丈夫かな・・・。

HARTが、「木の上におくものを見つけに行く」からと、自転車で行くのをSATSと2人で着いて行く。HARTがどんどん行ってしまい、見失ったがHARTの自転車を発見して待っていると、草むらの中を走って帰ってきた。
手には洗濯ハサミが2つ。草むらで見つけたという。団地だったので、どこかの家から飛んだものだろう。

さて、お供えもの?を見つけたところで公園に戻り、目に入ったきた光景は・・・

造園会社の作業員のおじさん達が、“いい木”から枝を引っ張りだし、しかもしかも、HARTが一生懸命紐で結んだステージまで、強引に引きちぎって片付けている光景だった。公園の入り口で立ちすくみ、奥の“いい木”の周りで作業風景を泣きながら見ていたHART。まもなく作業は終了し作業員のおじさん達は帰っていった。

「もう何で取っちゃうの?」
「おじさんたちも仕事で公園の清掃しているからね。またやり直せばいいじゃん」
「また作ったってあのおじさん達がすぐ取っちゃうよ〜」
「公園だから仕方ないでしょ。明日はもう清掃のおじさんこないと思うよ。作るのだって、楽しかったんだからいいでしょ」
「でも、もう枝だってないし・・・。HART一所懸命縛ったのにぃ。なんでとっちゃうんだよ〜、わ〜ん」

見に行くと、上の枝に固定した“台”や“とんぼ”は、かろうじて残っていた。

家に帰ってからも泣きながらHIROに説明していたHARTだったが、
「じゃあ、明日は銚子にタカラ貝でも探しに行くか」とHIROが気晴らし案を提案すると
「うん、いくいく!でも、公園にも行くからね。行って今日つけたやつを取り外してこないとまだおじさんたちにとられちゃうもん」
「えっ銚子に行ったら、もう公園に行く時間ないと思うよ」
「え〜っ、じゃあどうする〜」
(え〜、どうしようかねえ)

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2008年09月28日 うみっぺり

今日は家族4人で日帰りのプチドライブ。最終目的地は銚子。
場所選定の決めては、夏休みにHARTがタカラ貝を探しをした後、
「もっと大きなタカラ貝を見つけたいなあ」と言った時、HIROが
「小学校の頃、犬吠埼の灯台に行った時に、お土産で、大きなタカラ貝の笛を買ったよ」
と言っていたことがあり、それ以来、我が家では、「大きなタカラ貝が銚子の浜で拾えるのではないか」と言うことになっていた。

そして昨日、HARTが公園の木に自分で拾ってきた枝をくくりつけ自分の隠れ家風に作ったのを、あっさり掃除のおじさん達に片付けられ、がっかりして帰ってきたので、しょうがないじゃないか元気を出せよとHIROが提案したのだった。

せっかく銚子に行くならランチは地魚料理を食べたいな。そういえば、まだHARTが生まれる前に

「秋刀魚の刺身を食べに行こう」

とわざわざ銚子まで行ったっけ。大義名分をつけてわざわざ時間を、ひとより余計にかけて○○しに行く、でもそれは無駄な時間というわけではなく、気持ちのゆとり。
最近そういうの少ないよなあ。
四六時中時間を気にして行動しているなあ。
相変わらず自分の行動に大義名分を付けるのはよくやっているけどね。
例えば、スキーのトレーニングと称して自転車で行く釣りとかね。

ところで、銚子でホントにタカラ貝が見つけられるのか…?

昨日、HARTとHIROがインターネットで調べたところでは、銚子辺りが北限らしく、夏休みの鴨川のようにドカドカ見つけるとはいかないようだ。
ならば、千葉東金道路を使って、どこか九十九里の砂浜から適当に海っぺりを銚子方面に北上していくことにしよう。

千葉出発はのんびりと9時過ぎだったので、ランチタイムに銚子付近に到達するにはあまり時間もなく、蓮沼辺りまで一気に行く。
しかし蓮沼の海水浴場へ行く道はゲートで塞がれていたのでさらに北上。屋形港と屋形海水浴場の看板を見つけたので、まずはとにかく海へ出ようと向かった。

海岸の手前の港には結構釣り人がいた。家族連れも多くハゼ釣りのようだ。
海岸にはサーファーがちらほら。
貝がらはそこそこ落ちているがタカラ貝は全く見つからなかった。昨日の公園の掃除でHARTの隠れ家?に必要な枝が無くなってしまったので、手頃な流木を拾った。あくまでも持ち帰りサイズ、あまり大きなものはダメですよHART!

50mほどの突堤があり、先端に釣り人、手前で投網をうつ人がいたので見に行った。投網でセイゴやシタビラメ、ワタリガニ。釣り人はイシモチ狙いとのこと。

HARTが
「タカラ貝がいるのは岩場だからなあ」
と言う。でもここ九十九里、ずっと砂浜だよ。もっとも岩場と行っても潮だまりで採るようなものではないが。

とりあえず九十九里浜の終点、屏風浦を目指す。
屏風浦の手前の道路沿いの無料駐車場にとめ、海岸に行くが、ここもテトラが入っているだけで岩場は無く、貝がらもほとんど落ちていなかった。もう岩場は犬吠埼の灯台の周りくらいしかないね。

ちょうどお昼の時間になったので、屏風浦の近くにあるレストランへ。行ったのは夕日が見える宿百選(泊まるわけではないですが)カントリーハウス海辺里。
海っぺりをドライブしてきて、海っぺりの崖の上にあって眺めの最高な場所でランチを楽しみましょ、その名も“うみっぺり” …じゃなく、海辺里は“つべり”と読むそうです。

銚子・飯岡付近の地魚料理でネットでチェックしてきたのですが、私ははなっから“うみっぺり”と思い込んでいで、HARTが看板をみて
「つ・べ・りって書いてあるよ、『海』って『つ』って読むの?」と聞かれても
「“うみっぺり”の“うみ”が、落ちちゃったんじゃないの」とボケていた私でした。(^-^;
(ネットでチェックしたのは、ぐるなびのページなのですが、ねっ、看板みるとつい、“うみっぺり”って読んじゃうでしょ、私だけ?)

海辺里では海鮮丼、鰯釜飯、サバの刺身と秋刀魚の刺身を注文。
しかし、秋刀魚はなくなってしまったとのこと。え〜せっかく秋刀魚の刺身を食べにきたのに〜
…って、今日は一応タカラ貝探しだった。(^-^;

代わり?にホウボウの天麩羅を追加。
サバの刺身、美味しかったあ!でもたった6切れしかなくて800円也~~

腹ごしらえも済んだところで、犬吠埼へ。
車を灯台の駐車場にとめ、遊歩道を下りて行くが、貝が打ち上げられるような場所がほとんどない。潮だまりにヤドカリがいたが、館山の沖ノ島に行った時のようにタカラ貝に入っているのはいない。HARTがドロメとシマスズメダイの幼魚を見つけたので、貝拾い用に持っていたビニール袋を使って2人掛かりで捕った。

君ヶ浜の方へも行ってみる。私が子供の頃は遊歩道がそのまま続いていたと思うが、現在は途中が崩落して立入禁止になっており、一度灯台のところまで上らなければならなかった。

君ヶ浜にもやはり目的のものは見つからなかったが、胡桃やビーチグラスを見つけたりして、海っぺりで遊べたので、よし・・・でいいかな?

帰りは駐車場へまた階段を上らなければならない。
HARTが
「はあ、また上るの〜、疲れた〜」
とそろそろ限界?このままタカラ貝も見つからなかったし、いじけてしまうかと思ったが、お土産屋さんに、大きなタカラ貝が売っていて、こういうところで売っているものとしては大して高くなかったので買ってあげた。
SATSにはタカラ貝の笛!今でも同じお土産が売っているんだね。HIROはもっと大きかった気もすると言っていたが、まあ子供の頃の記憶ですからね。

帰りにウオッセに行き、昼間食べられなかった新鮮な秋刀魚を調達。奇しくも?500円で、昼間注文したものと同じ値段だったが、こちらは、ぼってり太った秋刀魚が6ひき、家に帰ってから捌いて刺身で食べたが、4人で食べても、飽きる一歩手前くらいの十分過ぎる量でした。

帰り道、
「タカラ貝は全然見つからなかったねえ、今度はどこに探しに行こうかねえ、御宿辺りもあまり貝を拾うイメージないもんなあ。やっぱ鴨川あたりまでかなあ」
「タカラ貝のほとんどの種類は房総以南って本に書いてあったよ」
とHARTが言う。夏休みにタカラ貝の標本を作った時に調べた本に産地?が書いてあったようだ。
(な〜んだ、じゃあ銚子に来ても見つからないよね。なら今度はHARTを連れて勝浦辺りにアジ釣りに行って帰りに貝探しというパターンで誘ってみるか)なんて思っていると
「今度は相模湾がいいなあ、混んでいないときに江の島に行きたい。冬で海が荒れた後がいっぱい打ち上げられているんだって」
(江の島かあ、日帰りで行けないこともないがちときついなあ)

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2008年09月_日 

( ̄・ ̄)o” ジャンケン グゥ ( ̄ー ̄)v” ジャンケン チョキ ( ̄0 ̄)w” ジャンケン パー 顔文字はFACEMARK PARTY 顔文字パーティーさんを参考にさせていただきました

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