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  [花見川]     06/08/15_花見川のハゼ釣り偵察行
  [花見川]     06/08/16_花見川のハゼ釣り偵察行その2
  [花見川]     06/08/19_花見川のハゼ釣り偵察行その3
  [天津小湊の漁港] 06/08/22_エビでタイを釣る
  [花見川]     06/08/27_突堤か花見川か
  [花見川]     06/08/28_夏休みの最後はハゼ釣りで

2006年08月15日 花見川のハゼ釣り偵察行  

世の中、お盆休みですが、私の会社は特に決められた夏休みはなく、7月から9月にかけて所定の日数を自由に取れるので、あえて混んでいるお盆は避けて取ることに。先週末に妻と子供達を妻の実家に連れて行き、私だけ仕事のため日曜日の夜に帰宅。明日の水曜日に迎えに行くことになっている。

身軽な身分で夕べは中学時代の同級生と飲み会。でも、今年は花見川でハゼ釣りをしたいと思っていたので、会社に行く前にちょっと偵察してこようと気合の4時起床。ハゼ釣りといえばファミリー釣りの代名詞。今年は息子とも一緒に行きたい。ウキウキしながら玄関を出るとなんと雨( ̄▽ ̄;)!!ガーン

汐留橋下流の砂浜に行こうと思っていたのにとたんに意気消沈して家に戻る。しばらくパソコンをしながら、雨でも高架下なら大丈夫だと、JR高架下に行ってみることにした。一度も行ったことがないので地図のサイトで道を確認してから出掛けたが、曲がるところを1本間違え、一方通行路に浸入してしまった。
到着時の高架下の様子
なんとか浪花橋にたどりつき橋を渡ったところに車をとめた。雨のせいか時間が早いせいか、釣り人は誰もいない。着いた時は水位が低く岸際は30センチもなく底が見えていたので、4.5mの竿でJRの高架下で5時過ぎに竿を出した。シモリ浮きのしかけはテナガエビ用の2.4mしかなかったので小型の玉ウキ(これも始め手長エビ釣りに使っていたもの)をつけた。

しかし、ミミズ入れておいた箱を見ると1匹しかいない(この前、実家で7〜8匹はつかまえて入れといたはずなのだが)。念のためと思って持ってきたソーセージはあるが・・・。

橋桁の周りに投入すると意外と水深がある。浮き下を調整しながら何箇所か探るが、玉ウキが沈んで見えなくなったり、錘が軽くて流されたりと、アタリを確認するどころではない。また、4.5mの竿では立てると高架下に当たってしまった。桁と桁の間では2回続けて根掛かりして針をなくした。上げ潮で浮き下の調整も頻繁にしなければならなかった。浮き下が2m以上になったところもあった。途中から餌はソーセージになってしまった・・・結局、小一時間ほど粘ってみたが、アタリもなくボウズに終わった・・・
帰り際の水位はこんな感じ
帰り際に1人常連風のおじさんが来た。入れ違いで竿を出すかたちになったが、中くらいの玉ウキを3連でつけていて浮き下も短い。ポイントも岸から近いところに入れている。結果までは見なかったので分からないが、どうも私とは全く違うようだ。

さて、これからが花見川のハゼのシーズンのはず。次回は事前に色々調べて、ちゃんと仕掛けも作って、のぞむこととしよう。

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2006年08月16日 花見川のハゼ釣り偵察行その2  

昨日の教訓から、会社でも昼休みはネットでハゼ釣りのお勉強。イメージトレーニングはバッチリ(かな・・・?)

夕べはお盆の最終日と言うことで、実家に送り火(夕飯?)のために寄った。姉が家族で来ていた。昼間は親戚も来ていたらしく、おかずにはお刺身(残り)もあった。食べきれずに残ったエビを見て、ハゼの餌に使えるかな?と持ち帰り冷凍。夜は3日分の洗濯をしたり、シモリの仕掛けを作ったりで寝た時には既に日付が変わっていた。明日は妻と子供達を迎えに行かなければならない。渋滞を避けたいので6時には出発しないと・・・
本日の餌はエビのお刺身?
朝4時に目覚しがなる。昨日セットしたままだったのだが、起きた時の気分と天気次第でまた花見川に偵察に行こうとも考えていた。あと1時間半ばかり寝ても半端なので起きることにした。

冷凍していたエビを取り出し、今日使う分を切る。釣りが出来る時間は1時間程度。10切れもあればいいかと思いながらも、期待は大きくその倍を切る。でもまだ半分以上は残っている。
玄関を出ると雨・・・( ̄▽ ̄;)!!ガーン・・・でもここまで来たら行くしかないでしょ

もしもいっぱい釣れちゃった時(?)のために、クーラーボックスに氷を入れて出陣。車でビリージョエルのCDを聞きながら、昼飯のおかずの天ぷらにするなら、大人子供合せて8人だと20匹は必要かな…なんて考えてしまう。昨日ネットでハゼの釣行文を読んでいたら、すっかり昨日のボウズは忘れて、釣れる気になっていた。
到着時の砂浜の様子
今日のポイントは汐留橋下流の砂浜、4時半到着。雨が降っていることも有りまだうす暗いが既に先客有り。でも人がいるということは釣れるのかなと期待を高める。ちょうど私がポイントにたどり着くころ1匹釣りあげていたが、ハゼではなかった。

水位は低く、砂浜のスペースは十分だったので、隣りで竿をだした。2.4mの竿を使うこととした。水深1mくらいのところならこの長さで十分。さて、餌のエビの効果はいかに・・・期待は高まる。ちょっと薄く切りすぎてつけにくいものもあったので、次はもう少し厚めにスライスしよう。

ツツーとウキが動く。合せる!でも掛からず・・・。なかなか釣れない。「おっ」掛かったと思ったら、鯉かな、竿は弓なりにしなり、20秒程度でハリスが切れてしまった。鯉やボラの群れのほか、10〜15センチくらい魚が群れて泳いでいる。先に来ていた人に状況を聞くと、名前のわからない魚(群れの魚かな)が2匹だけでハゼは釣れていない様子。餌はアオイソメを使っているみたいだった。

私も制限時間が迫る。当初は5時半には切り上げる予定だったが、もう少し粘ってみる。でも針掛かりしたのはその後は、また大型魚らしい10秒間だけ・・・
先に来ていた人が10センチくらいのハゼを釣って戻ってきた。少し下流の京葉道路高架下で釣れたとのことで、その後、荷物を持って移動された。
魚はいっぱいいるんだけどなあ・・・
私は移動している時間がないので、テトラ周りに行ったり、砂浜の範囲で探るが、結果は得られず。
川にはいっぱい魚が群れていて、大きな魚に追われるのか小さい魚がいっせい逃げるようなナブラも随時見られた。しかし、ハゼは釣れず・・・

そういえば、手長エビの時も大型の鯉やボラが群れて回遊してくるときは、あまりいい結果ではなかった気がする。小型の生き物は大きな生き物が近づいて来たら、やっぱり逃げるかするんだろうなあ。

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2006年08月19日 花見川のハゼ釣り偵察行その3  

今朝も花見川へ。3度目の偵察となる。今日は手長エビで通った京葉道路下のポイントへ行くか、再び浪花橋とJR高架付近に行くか迷ったのだが、偵察と位置付けたので今まで竿を出していないポイントということ、前回砂浜で一緒に釣りをしていた人が、京葉道路下に移動し釣っていたのを見ていたことと、手長エビ釣りの時にもハゼが釣れていたので、こちらを選択。
到着時のポイントの様子
4時半過ぎに汐留橋到着。ルアーを投げている人が1人だけで、ハゼ釣りの人は他にいない様子。まだ時間が早いのか、時期が早いのか…京葉道路下のポイントに着くと、水位が低いこともあり、見慣れた杭が見えていた。しかしまずは、高架の桁周りを探ろうと思い、竿は4.5mを選択。4時45分頃に竿を出し、スーっとシモリウキが引き込まれて合わせると、プルルンっといきなり一投目でハゼをゲット。大きさは8センチくらい。

今季の初ハゼ幸先よく釣れ、気持ちも盛り上がる。今日はいけるんじゃん…エビ餌もいいんじゃない…のはずだったのだが…、3連続ボウズは免れただけで、その後が続かない。アタリすらない。他の桁周りや杭の周り、いろいろ探るがまるでダメ。干潮の時間は7時半頃のはずだが、潮も止まっている感じ

砂浜のポイントに移動するもアタリはなく、ちょっと予定より早いが6時過ぎに納竿して、帰りにJR高架下のポイントを状況視察することにした。

浪花橋とJR高架下付近にはこの時間でもそこそこ人がいる。もちろん皆さんハゼ釣りだ。家族連れもいる。男の子はちょい投げしてサビいて釣っていた。HARTにもやらせて見ようかな。隣りの延べ竿の女の子も釣っている。
良く拝見するHPの管理人BABAさんと掲示板常連の青童さんにお会いすることが出来た。ただ、少しお話をしただけで、竿を出す時間はなく私は帰宅…残念。。。
家族連れもいたし、この辺りは、ぼちぼち釣れているようで、最初からこちらに来ればよかったかな

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2006年08月20・21日 エビでタイを釣る  

20日から2泊3日で安房小湊へ家族旅行。地魚料理自慢の旅館の前は漁港なのだ。

1日目、チェックイン後にフロントで聞くとアジが釣れるとのことだった。行ってみると数人いて、コマセ籠に浮きを付けてちょっと投げていた。でもあまり釣れていない様子。コマセが無いので集魚板を付けたサビキ仕掛けを1本セットして試したが釣れる気配無し…スペースは結構あったのでHARTに投げ釣りの練習をさせることにした。



付け替えるのが面倒だったので長いサビキ仕掛けのままだったが、なかなかどうして、そこそこ真っ直ぐ飛んで行く。たまに早く離し過ぎて真横に飛んだりしたが空いている釣り場なら大丈夫かな。今度ハゼ釣りでちょい投げ&サビいてやらせてみようかな。本人も投げの練習が楽しかったようで満足して旅館に戻った。



2日目はまず海水浴。近くに海水浴場は2箇所あって、遠い方でも歩いて10分程度らしいので朝の散歩を兼ねて偵察(偵察を兼ねた散歩)に行く。
漁港周りや磯遊びが出来そうなところに何故か釣り具屋、そして海水浴場と偵察して遠い方の城崎海岸に決めた。帰りに再び漁港によると昨日と同じところに家族連れで3人、バケツにはアジが1匹釣れていた。しばらくみていると、コマセにメジナの子供が寄っているのがわかった。やはり釣るならオキアミブロック買わないといけなそうだ。

ちょうど潮加減もよく手軽な磯場が続いていた。岩場にある潮だまりにはヤドカリやハゼの仲間がいて網で取ることが出来た。階段状に護岸されており、各段に隙間があったので、片側に網を仕掛け、棒を1mくらいの範囲を網の方向に動かすと、ハゼの仲間や小さな魚、エビ(イソスジエビかな)も良く取れた。エビは釣り餌に使えそうなので隙間と言う隙間を探りまくった。

全長が7cmくらいになる大き目のエビを皮をむいて海水で洗って食べてみると結構いける。はじめは
「エビは魚の餌だよ」と言っていたHARTも、1匹食べると「おいしいからもっと頂戴」と大き目のエビをどんどん食べてしまった。

捕まえた生き物はHARTが「飼いたい」というので、飼えそうな分だけクーラーボックスに入れ、エアレーションをして持ち帰ることにした。

ホテルに帰ってお風呂を済ませ、夕飯に備えて(?)軽めに遅めの昼食を済ませた。
午前中に採った生き物達からエビだけを持って目の前の漁港へ。あとは網も持参。まずは小さめのエビを1匹がけにしてへちに落とす。後は待つのみ…
「HART投げ釣りしたいなあ」
と言うので、昨日同様にサビキ仕掛けをつけてあげた。天秤も持ってきていたのだが、クーラーボックスのポケットに入れたまま、ホテルに生き物と置いてきてしまっていた。

なかなかアタリがない(?時々エビは食われていた…)ので場所を変えることにした。ただのか、殻だけになっていることが数回。だが朝に散歩した時に、排水の流れ口に魚が集まっている場所があったのだ。既にエビは残り4匹…

見える魚は小さかったのでエビは頭を落としてから尻尾だけ付けて見た。排水口は小さな市場みたいなところかららしく時々魚のミンチみたいな煙幕が出て来る。ここならコマセがなくてもサビキで釣れるかなと仕掛けを入れてみる。HARTには待つ釣りは退屈な様子。時々網を持ってカニを取ったりしているがやっぱり退屈なようで、
「やっぱり投げ釣りしたい」と言うので、サビキの一番下の針に餌を付けて投させた。

置き竿の先が揺れている。アタリだ!合わせを入れるが空振り…しかも3回連続…野球なら空振り三振で交代だな(^-^;
「早過ぎるんじゃないの、10回くらい待って見れば」
とHARTが言う。餌は着いているので小さな餌取りが突いているのかな。ついに餌も取られたので今度は尻尾をさらに2つに切って小さくつけた。またアタリが竿先を揺らしている。でも今度は一度大きく引き込んだのでそこで合わせると待望のヒット。上がってきたのは6センチくらいのシマダイだった。
「シマチャンが釣れるとは思わなかったね」
とにかく釣れたのでHARTも私も大喜び。去年、江ノ島に行った時潮だまりでシマダイを捕まえて持ち帰り飼っていたので愛着のある魚なのだ。

これで流れが変わったのか次はすぐにフグが釣れた。さて残るエビはあと1匹。今までは頭を捨てていたが試しに頭だけを餌にしてみた。するとすぐにアタリ!(頭を捨てていて勿体なかったなあ)。竿を持って少し待つとブルルルッ。合わせると今までき無い強い引き。20センチくらいのベラが釣れた。

残る餌はエビの尻尾一切れのみ。名残惜しく3分割して使ったが次は続かず…。
私的には満足だが、HARTはまだ釣れない。でも投げ釣りの練習(?)も楽しいみたいで、まだ帰らないとのこと。

「ヤドカリを捕まえて餌にしようか」
「えっヤドカリが餌になるの?」と竿をおいて網を片手にヤドカリ探し。
「はいヤドカリ一丁あがり」と早速捕まえて来た。
「これは普通の貝だ」と海に戻していたので
「貝でも大丈夫だよ」と教えると次々と持ってきた。

石で殻を割り中身をだして針に付けた。
「HARTのにも餌を付けて〜」と言うので、下から3つ目まで付けてあげた。投げるのも随分うまくなったようだ。

ヤドカリ餌ではフグが釣れ、HARTの仕掛けにはカニが付いてきた。食べたのは貝餌だった。夕飯が6時間からなので5時過ぎに撤収。シマチャンはHARTが飼うと言うので持ち帰り。
自己調達した餌での釣りはとても充実感のあるものだった。

関連記事 [HR]夏休みの家族旅行(安房小湊編)
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2006年08月27日 突堤か花見川か  

今朝は4時15分起床
夕べから、花見川に行くか(まだ満足にハゼが釣れていないし)、検見川浜突堤に行くか(満潮が6時半頃だし今月まだ行っていないし)悩み、寝ながら考えることにしたけど起きてもきまらず、何となく突堤に行くことに決めたのですが・・・

情報と餌を得るために、国道357号(旧14号)のフィッシング稲毛に寄って聞くと、
「ハゼが中心かな・・・ハゼも数を釣るなら川かな・・・うーん」
「サビキはどうですか」
「サッパなら暑い間は釣れるけど」
「アジなんて無理ですか」
「アジはいないね」

う〜む・・・昨日、ミミズを調達していたこともあり、行き先を花見川の浪花橋に変更。5時10分頃に到着。橋からJR高架を見て右側には釣り人無し。左側にはそこそこ人はいた。少しすると、常連風の方や家族連れも増えてきた。やはり8月最後の日曜日。これからこの辺りも賑わうのだろう。

右側のJR高架より少し下流側で竿を出してみた。するとすぐに、アタリがあり、今回も幸先よく1匹目GET。前回も1匹目は一投目だった。しかし・・・悪夢は続く。。。
前回同様に後が続かず。

今にして思えば、分かっていたことだが、ちょうど満潮の時間帯。周りもさほど釣れていない。潮加減は重要な要素。特に花見川ではそうなのかもしれない。釣り雑誌などでは『満潮時間帯をはさんで・・・』と書いてあるポイントもあるくらいだし。

試しにちょい投げ&サビいてみることにした。延べ竿に当たりは無いし、今度HARTをつれて来る時にやらせようかと思っているので下見のつもりで。私は釣れなかったが私の下流側の隣の人は、ちょい投げして釣れていたので、時合さえ合えば面白そうだ。もっとも時合の時は延べ竿で手返し良く釣った方が釣果は伸びるのだろうが・・・

結局、帰り際に1匹追加しただけで納竿。あ〜ハゼが食べたい・・・

とりあえず、前回と比較すれば2倍の釣果。出足がよければもう少しは釣れたのかな。潮位とポイントとその他もろもろ、ハゼ釣りは奥が深そうだ。

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2006年08月28日 夏休みの最後はハゼ釣りで  

夕べは、SATSを先に寝かすために私とSATSは先に2階の寝室へ。そのまま私も寝てしまうことがよくあるからだろう。HARTから、私に置き手紙があった。
『あしたはつりならどこでもいくからおこして。かわでもいくよ。』

息子の気持ちを酌んで、早起きして、養老川河口にハゼ釣りに行くことした。時間と潮加減によっては、川遊びも出来るように網とブクブクとバケツも用意した。

昨夜は、場所探しや準備で1時前に寝たのだが、HARTが夜中2時頃に咳で起きてしまい、私も予定より30分以上も寝坊。HARTは6時に起こしてと言っていたが、出来るだけ寝かせてあげようと6時半過ぎに起こした。7時ちょっと前に家を出発。途中コンビニで朝食を調達。平日は道路も混んでいて、養老川河口到着は8時ちょっと前だった。
車横付けで便利なのだが・・・
ここは車がすぐ近くにとめられるので非常に便利。まだ満潮を過ぎたばかりで川幅も広いままだ。昔舟溜まりだったポイントで数人竿を出していた。人がいるところの近くの方が釣れるかなと少し広めに間隔があいていたところに割り入って竿を出す。

HARTは投げ釣りをしたいと言うので、まずはこちらの仕掛けからセット。ちょうど餌のミミズがつけ終わった頃、隣りで釣りをしていたおじさんが
「これからやるの?餌が余ったからあげるよ」とたくさんのアオイソメをいただいた。話を聞くと、ハゼは全然ダメだったらしい。
「今は満潮ですしね〜」
「いや、満潮は関係ねえよ。夜中の2時から釣ってんだから。餌は何持ってきたの?」
「ミミズです」
「ミミズの方が案外いいかもしんねえな。イソメで駄目でもミミズにばっかりかかることもあっから」
よくよく聞くと今年はここのハゼはよくないねとも・・・(えっそうなの?)

ちょうどHARTが投げるのを見て
「ほう、そんだけ投げられれば立派なもんだ。7歳くらいか?」
「ええ、来月で7歳です。」
きっと同じくらいのお孫さんがいるのだろうか。HARTもこの前の練習の成果か、この時はうまく投げられた。最後に「頑張ってね〜」と言い残して帰っていった。とにかく沢山のイソメをいただきました。ありがとうございます。m(_"_)m
ぼちぼち切り上げるか
私は4.5mの延べ竿に花見川でも使っているシモリ仕掛けにアオイソメをつけて投入。ウキが全て沈んでしまうと言うことは、水深は1.5m以上。あげると小さなカニがついてきた。

潮位はまだまだ高く、餌もカニにとられるだけで、ハゼのアタリらしきものはなし。少し場所を変えてみるが、もっと水深も流れもあり、しかも風が出て来て水面が波打っていてシモリ仕掛けでは釣りにならない。もうすぐ9時。今なら他のところへ行くことも可能だ。

「花見川に行こうか」
「え〜、HART、干潮になったら遊びたかったのにな」
「ここじゃ釣れそうもないし、川遊びは今度また干潮の時に来よう。それに花見川なら家から近いからぎりぎりまで出来るよ」
「じゃあ12時までやるからね」
後ろ姿が絵になる?
車を走らせ花見川へ向かう。家のすぐ近くを通り過ぎてやってきたのは、汐留橋下流の砂浜。10時到着。平日なのに既に数組の親子連れやベテランさんがポイントに入っている。鯉のブッコミを仕掛けている人もいる。HARTには人が多いから投げ釣りは無しねと言っておいた。

良く拝見するHPの管理人BABAさんの釣行記では前日この砂浜で2時間で60匹以上釣れたとのこと。時間帯もほぼ同じ。多少の潮位のずれはあっても、たとえ我がしろうと親子でもそこそこ釣れるだろうと勝手に考える。ただHPの写真でみたポイントと思わしきところにはブッコミ釣り師が竿を2本出していた。手前には2親子、とりあえずその間で竿を出した。まもなく1人来て、我が家とブッコミ釣り師の間に入った。
ブッコミ釣り師さんの手前で釣りました
なかなかアタリが無い。両脇では時々釣れているがとても1時間に30匹も釣れるペースではない。するとHARTが
「餌を持って行くのが見えるよ」と言っている。水際1mくらいの浅いところである。かなり浅いところにいるのだと思い狙うがアタリ無し。
「あっ引いているじゃん、ほらっ」と脇からHARTの竿を立てるが掛からず。
「まだ早すぎるの!いいからお父さんは触らないで!!」
(は〜い)

HARTとブッコミ釣り師の間に入った人はポツリポツリとあげているので。ブッコミ釣り師の下流側に移動してみる。先ほどのところに比べると遠浅な感じだ。しかし、1投目からウキが動いた。空振りに終わるもアタリがあったことで俄然、気合も入る、よ〜しっと思いきや
「お父さ〜ん、エサなくなったよ」
とHARTに呼ばれ、またブッコミ釣り師の後ろを移動。これを2〜3回繰り返しただろうか。HARTの餌付けに戻る際、面倒なので置き竿のままにして戻るの本日の1匹目が釣れていた。でも針が飲み込まれる(そりゃそうだわなあ)。既に竿を出してから1時間近くが経過していた。
カヌーがやってきました。河口まで行って戻ってきたそうです
とりあえず1匹目も釣れたし、HARTも荷物も移動させる。ポイントを変えてからはそこそこのペースで釣れ出した。しかし、HARTの仕掛けにはなかなか掛かってくれない。そのうち、「さっきの所に戻る」と行ってしまった。しばらくして戻ってきたが、水の中に入って遊んだりHARTなりに気分転換をしている様子。

入れればまずアタリのあるポイントを見つけ、徐々に数を増やして行く。でもHARTはまだ釣れない。私が釣っていたポイントにHARTの仕掛けを入れさせる。竿が短いので足は水の中。夏の終わりに近づき、首タオルをして、川に入りこんでハゼを釣る。ああ夏の風物詩!と無理やり感傷に浸ってみる。
やった〜、ハゼが釣れたよ
そしてついにHARTの竿にハゼが掛かってくれた。型もいい。針は少し飲み込まれているがそんなことはどうでもよい。HARTも一気にやる気が増して、餌も自分でつけるようになった。
HARTが餌をつけている間に、ポイントに割り込み、釣果を伸ばす私。HARTが戻ってきたので、横にサビきながら移動すると、竿先にブルブルっとハゼのアタリ。ちょうど脈釣り状態と同じで、こちらも趣きがあって感触が楽しい。HARTの2匹目は、自分で餌をつけ、自分でポイントに仕掛けを入れ、自分で釣り上げてきた。おそらく本日一番の大物に嬉しそうだった。

へへ〜、大きいでしょもうすぐ12時。もう帰る時間だが、「もう1匹釣るまで帰らない」とHARTが言うのでもう少し粘る。 私はすぐに1匹追加して撤収。HARTも頑張っていたが時間もギリギリで
「じゃあお父さんやってみて」

ポイントの少し先に仕掛けを入れ、ちょっと手前にサビいたところで待つとすぐにアタリがあり、「ほらっ」と最後の1匹を上手く釣ることが出来ました。

息子と2人で21匹。今年の初のお持ち帰りとなったハゼはから揚げにして、夕飯前の家族のつまみとなりました。

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