最終更新日:2007/2/7


ポタリング日記(コース案内)




2005年6月30日(木)  奥尻島一周ポタリング初日(奥尻港から神威脇まで)

05.06.30 鍋釣岩

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東日本海フェリー − 江差港〜奥尻港(二等運賃 2,100円)
 
 
江差港−(フェリー輪行)−奥尻港−鍋釣岩−うにまる公園−赤石漁港−長浜海岸−松江漁港−初松前−望海橋−青苗漁港−奥尻島津波館−青苗岬−青苗岬灯台−米岡−奥尻空港−千畳浜海岸−藻内−ホヤ石海岸−モッ立岩−神威岩・カブト岩−北追岬公園−奥尻湯ノ浜温泉ホテル緑館
 
 
今日は3泊した函館から奥尻島へ渡る日です。奥尻島へのアクセスは函館空港から飛行機で行くか江差港または瀬棚港から出航している東日本海フェリーを利用することになります。フェリーは夏の期間、どちらの航路も一日2便。どちらの港も函館からは遠く、江差港へは約2時間、瀬棚港までは約3時間半の移動時間が必要。函館に滞在していたので江差港から乗船するのが一番良いのですが、フェリーのダイヤが不便で朝の7時と昼の13時出航の2便となっているのです。出来るだけ奥尻島に滞在したいという理由から朝7時出航のフェリーに乗船することにします。そうなると函館市内のホテルを早朝にチェックアウトしなければなりませんね。当日は眠い目をこすりながらも午前4時に起床。5時前にホテルをチェックアウトして国道227号・中山峠越えというルートで午前6時半頃に江差港へ着きました。江差港にはマイカーを港に置いて奥尻島へ渡る人たちのための無料駐車場があります。収容台数は50台ほどで予想していたより混雑していました。何とか駐車できたものの夏のピーク時は駐車できないかもしれませんね。特に管理されている駐車場ではないので、フェリーを利用しない釣り客や港周辺の住民が駐車していていつも満車に近いことも考えられそうです。
 さて、フェリーは定刻ぴったりの午前7時に江差港を出航。朝早い便ということもあり乗船客は少なく、二等カーペット式船室も空いていました。せっかくの船旅ということで私たちは甲板の椅子席に座り潮風を感じながら過ごしました。奥尻島へ渡るフェリーは稚内〜利尻・礼文航路と同じ東日本海フェリーが運行しているので船の形式も利尻・礼文航路と同じ仕様。2年前に訪れた利尻島や礼文島を思い出しました。あちらの航路は時間を問わず夏の期間は大混雑です。フェリーは2時間10分で奥尻港へ到着。輪行カバーを外して直ぐにポタリングを開始。今日は島の反対側にある神威脇まで約35km走る予定。単に走るだけなら特に問題ない距離ですが、あちこち観光スポットに立ち寄るのでゆっくりはしていられません。島を一周する道道39号を走って島の最南端にある青苗にはお昼過ぎに到着。青苗の寿司屋さんで新鮮なウニ丼を食べて腹ごしらえ。それから、奥尻島津波館をじっくり見学しました。1993年7月12日午後10時17分に北海道南西沖でマグニチュード7.8という地震が発生。その数分後に、かつてない速さで数十メートルという高さの津波が島の集落を一瞬のうちに飲み込んでいきました。奥尻島は震源地に近いこともあり地震による崖崩れや津波による家屋の流失や火災で200人以上の人が犠牲。また、集落の建物は震災で壊滅的被害を被りました。奥尻島津波館では震災直後の島の姿、復興へ向けた島の人々の暮らしなど3D映像などを通して知ることができました。奥尻島を訪れることがあれば、ぜひ足を運んで震災という事実に直面して風化することなく心の片隅にいつまでもいつまでも置いておきたいものです。12年経った今、奥尻島は完全復興を遂げ、震災の傷跡も少なくなり島の人々は力強く、そして優しい時間を過ごしています。
 午後からは島の西海岸を北上。奇岩が立ち並ぶ海岸線は東海岸とは風景も雰囲気もがらっと変わります。車の通行量も激減するので海を眺めながらのんびりペダルを漕げる道でもありますね。宿には午後4時半頃に到着。奥尻島の宿は奮発して島で一番立派なホテルを予約してあります。高いだけあって食事、景色、温泉と全て満足でき至福のひとときを過ごせました。
 
 
使用自転車 Brompton(走行距離 35.7km)
 
■■■ 宿泊先 ■■■
 
奥尻湯ノ浜温泉ホテル緑館 (JTB支店窓口で予約)
和室一泊二食料金、12,600円(ひとり分)


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