2007年初春の傾向の中心は、もちろん2007年1月30日発売の新OS「Windows Vista」が挙げられます。
「Windows Vista」は従来のXPと比べて、マルチメディア機能強化とリモコン操作、ユーザーインターフェイスの変更、検索機能やセキュリティの強化が挙げられます。
ただその分、CPUやメモリ、グラフィック能力などの要求が高いものになっています。
モデルは用途に合わせた4つを用意。
1.「Microsoft Windows Vista Home Basic(ホームベーシック)」。
極力機能を廃止し、値段を抑えた家庭向け。機能縮小版で、Vistaの特徴であるウインドウ透明化機能「Aero(エアロ)」などが搭載されていません。
2.「Microsoft Windows Vista Home Premium(ホームプレミアム)」。
こだわる人の家庭向け。Vistaの特徴であるウインドウ透明化機能「Aero(エアロ)」を搭載。またマルチメディア機能が強化。
3.「Microsoft Windows Vista Business(ビジネス)」。
ビジネス向け。マルチメディア機能ではなく、セキュリティやコピー機能が強化されています。
4.「Microsoft Windows Vista Ultimate(アルティメット)」。
各エディションごとの特徴・機能を全て網羅した完全版。
あくまで最終評価版を使用した限りでは、画面表示にもたつきがあり、イライラする面があるかも。
透明化は確かに美しいのですが、速度を重視するならば少し様子を見るのも手かと。
実際に操作してみての感覚次第と言えます。
また2006年後半から、デジタルテレビチューナー搭載モデルのラインナップは充実しています。
しかし上位モデルと下位モデルで非常に中途半端なものも存在するということになり、購入する側としては目的にあったベストのパソコンを探すのは難しい印象を
受けます。またアナログを含めたTVチューナーとその録画などは機種ごとに大きく異なるため、特に注意が必要です。
買ってから後悔しないためには、やはり事前確認が大切です。このコーナーでは目的別でいくつかのタイプをピックアップします。購入を考えていらっしゃる方に少しでもお役に立てれば幸いです。
2011年7月24日に現在の地上波アナログテレビ放送が終了し、地上波デジタルテレビ放送(以下”地デジ”)に完全移行します。
すでに関東・近畿・中京では”地デジ”の放送はすでに始まっており、その他の地域でも準備が整い次第放送が開始されています。
地デジの利点は、「画質・音質の安定」「番組と情報のさらなる融合」「インターネットとの連携」などが挙げられます。以下にその利点をそれぞれ簡単に解説します。
「画質・音質」は、現在のアナログ放送では地域によって雑音がひどくて画像が2重になるなどの現象がありますが、地デジでは放送内容をデジタルデータ
化することでその現象をなくし、安定化できます。
「情報との融合」は、現在のアナログ放送形態では視聴者は放送局から一方的に番組を提供されて観ることしかできません。
しかし地デジになれば、字幕や関連情報なども同時に発信されるため、視聴者は関連情報などが欲しい時に
アクティブにそれを入手できるようになります。イメージとしては、インターネットのウェブサイトをイメージしてもらうと近いですね。
「インターネットとの連携」は、携帯電話やインターネットを使って、視聴者参加型番組などのテレゴング集計や懸賞応募などがよりスピーディーになるなどの利点があります。
放送をデジタル化することで携帯電話でも安定した放送データを受信することが可能になり、より身近に放送を楽しむことが出来ます。
これだけ利点の多い地デジですが、視聴するには「地上デジタル放送受信用のチューナー」が必要です。
これは「受信チューナー内蔵の機器」を購入するか「外部の受信チューナー機器」を購入して取り付ける2つの方法があります。
外部機器は別途購入しなければならないため、できれば内蔵のものを選びたいものです。
受信チューナー内蔵のテレビは比較的早く投入されましたが、パソコンへの搭載は遅れ、ようやく2005年冬にチューナー搭載モデルが
各社から発売されました。今回のラインナップではさらに対応機種がかなり増え、デジタルテレビ放送をHDDに録画することが可能なパソコンは、やはり魅力に感じます。
その中でもおすすめの機種をここでは挙げていきたいと思います。
<デスクトップ>
実勢価格帯は23万円から42万円と非搭載モデルと比べると割高ですが、性能もそれなりに向上しているものも多いので
お得感があるものも多く、各社このラインに力を入れているのがわかります。
<ノート>
地デジ対応モデルで有名なのは東芝のCOSMIO(コスミオ)シリーズです。いち早く対応してきた東芝は見事に先を進んでいます。
その他のメーカーのものも選択肢は少ないものの、選んで損はなさそうなラインアップです。
TV機能を持つパソコンの価格帯はデスクトップの液晶一体型で\170,000〜、本体・ディスプレイ分離型デスクトップと据え置き型ノートが\180,000〜、モバイルノート\230,000が
あたりからラインナップされています。
ここで注意が必要なのは、録画をいくつまで同時に実施したいのか。
1つまでであればそれなりに安くなりますが、数が増えればそれだけ価格も上がるためです。それほど必要でなければ最低限の数にしておいた方が損は少ないので
事前に決めておくといいでしょう。
また液晶ディスプレイの大きさも価格に直接影響してくるので、注意が必要です。
<デスクトップ>
さすがにアナログ放送の終了があるので先細りの傾向がありますが、まだ期間が残っていることを考えてると、選択の余地ありです。
また搭載されていないパソコンにTVチューナーボードを増設するのも手です。
<据え置きノート>
ノートパソコンではテレビ対応モデル投入の強化に各メーカーの差があります。
正直選択肢はそれほど多くないですが、やはりここでも最も多く投入している東芝の力の入れようが伝わってきます。
<モバイルノート>
残念ながらアナログテレビ対応のモバイルノートはそれほど多くありません。TVを楽しむことを前提にすると画面サイズが大きめでないと厳しいと思われます。
3Dゲームを快適にプレイする上で「CPU」「メモリ」「グラフィック能力」はかなり大きなウェイトを占めます。(場合によってはサウンドボードも)
残念ながら、店頭で発売されているメーカー製だと正直グラフィック能力に不安が残ります。強化されているものでも発売されているグラフィックボード
の中堅辺りに位置するものくらいです。そういう意味では、各メーカーのBTOやショップブランドPCを利用した方が効率的です。
メーカーのBTOやショップブランドPCには、特定のゲーム推奨環境で構成されたモデルも多数用意されていて、
やりたいゲームがあるのならばその推奨モデルを選ぶ方が楽な上に確実です。
メーカーでは
デルや
Gateway、
マウスコンピューター
あたりが力を入れており、購入時から快適性を期待できるのはやはり便利。
ショップブランドPCは他のページで紹介していますのでショップブランドPCを買う!をご参考ください。
ある程度PCに詳しい方は、格安のメーカー製パソコンを購入してグラフィックボードを増設するという方法もアリです。
そういうことであれば、eMachinesのAthlon64モデルかPentium4モデルが選択肢の筆頭になるかと思います。
ただしこれらは単品で液晶ディスプレイは別売のケースが多いので注意してください。
基本的にはショップブランドPCが安さでは秀でていますが、イーマシーンズやマウスコンピュータ、SHARPあたりもそれと同等もしくはそれ以上に安いモデルを積極的に投入しています。 メーカー直販サイトでパーツを追加したり、外したりで安く済ませられることも!オンラインキャンペーンもチェックしたいところです。
欲しいパソコンを見つけたら、ぜひ少しでも安く購入したいもの。
特にオンラインショップでは店舗がない分、価格を安く販売しているところも多いのでオススメです。
・メーカー直販サイト:オリジナルモデルやオンラインキャンペーンも多いです。
・激安オンラインショップ紹介:驚くほど安いお店も多いです。
・店頭では、10%以上のポイント還元を実施しているジョーシンなどの大型家電量販店もおすすめです。
以上で今回の「おすすめパソコン購入ガイド」を終わります。
ぜひご自分が満足のいくパソコンを安く入手してください。これらのページで何かの参考になれば幸いです。
過去の記事「おすすめパソコン購入ガイド2006春」もどうぞ。
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