スキーとスノボー体験記 6/7
長野県 軽井沢プリンスホテルスキー場
- スキー年月日 平成16年1月10日から 2泊3日 4人
- 宿泊先 軽井沢プリンス・H(ゲレンデ前) 東館プリンスコテージCタイプ お勧め度★★
- 食 事 朝食は和洋BF付き。
- 交通手段 JR上野駅より長野新幹線で軽井沢駅まで65分(駅からシャトルバス2分又は歩8分)
- 総費用 JR+ホテルコテージ宿泊 2日(朝食付リフト券2日付き)36,400円×4人=145,600円。
レンタルスノボー 子供達2人×3日間6,000円=12,000円。
3日目のリフト券代 3、500円×4人=14,000円。
スノボー&スキー保険 大人1,200円15歳以下600円=4,200円。
上野までの往復交通費&土産&昼夕食(外食)&おやつ&医薬品
&スキーウエアー長男新調1着&ショートスキー妻新調1本&スキー小物類&衣料品類等で小計62,800円
計 240,000円
- 出来事 人工降雪機がフル回転するこの信州入り口軽井沢の【このスキー場】は晴天率70%とか。
それも1月のこの時期にここを選択した理由の1つだったが、今回はこれが大当たり、
大寒気団が日本海を覆い北陸から東北北海道に掛け大荒れの時期にここ軽井沢は3日間、朝から夕方まで全くの青空。
晴天率100%だった。風もほどんどなく寒さを感じないスキーは楽で快適だった。
雪質は確かに劣るが、シャーベット丈に成ることもなく、60cmの少ない降雪量表示も全く気にならない位のコース状態だった。
不満は、この冬唯一の3連休時期だったのでスキーヤーで場内は非常に混雑したこと。
リフト待ちも久しぶりに5分程度を毎回体験した。利用者はプリンスホテルの宿泊客だけでなく、近隣の蛍やペンションの宿泊者や日帰り客と雑多。利用者層はやはり家族連れが大半、後はカップルも多かった。
コースのルートは結構あるが全て幅が狭く、小さい子供達は周囲に気を配る事が出来ないのでたの滑降者と衝突をする事が多く、コース取り等の気使いが相当必要なゲレンデだった
これを予想し、我が家は今回初めてスキー&スノボー保険に加入した。
スノボー派になった長男のスピードが一昨年辺りから増し、事故に気配りが必要になったので安心料として加入した。
プリンスホテルは中軽井沢にスノボー専用のスキー場を持っているのでボーダーはそちらに行く人が多少は居たみたいだが、他のスキー場と比べてもスノボーの滑降者は少数派だった。
意外に多かったのが我が家もそうだがショートスキー派(スキーボードとも言う)。
それにしてもゲレンデは混んでいた。
交通アクセスがいいので他スキー場よりもやや高いリフト料金も問題にならないのかな?これだけ混雑したスキーは数年ぶりだ。
もう一つの不満は、人工降雪機が滑降コースの両サイドに数10メートル間隔で置かれていて、その機械的な姿がリゾートの雰囲気を嫌でも壊してしまった事。
写真を撮る時は、何時もフレームサイドが気になった。
ただそれでもこのスキー場は各コースからのアクセスが多彩で頂上からも数コースの滑降が可能だけでなく、
途中でも他コースへの移動が随時出来るレイアウトは充分にスキーを楽しめた。
我が家は夫婦がショートスキーで、子供達はスノボーを使用。
それぞれ滑降歴は夫婦は各々20才頃から、子供達も各々3才頃から毎年スキーには出かけているのでもうそれぞれが年季の入った滑り。
4人で同じシュプールを描きながら滑走した3日間。
長男は一段と腕を揚げ安定感充分、長女もほぼ今回でスノボーをマスターしたようで、夫の体力の不安も意外に有ったのか?
全日たっぷり4人で絡み合いながら、はぐれた時は各自の携帯で連絡を取り合って待ち合わせ、マッタリしました。
- お勧め
◇ 宿泊ホテルのコテージ。 お勧め度 ★★★
スキー場内に点在するプリンスホテルのコテージ群。
コテージの立地は、本館ともスキー場ともそして各リフトとも徒歩でのアクセス圏で抜群に利便性が良い。
ゲレンデから疲れて帰ってきて本館のロビーやエレベーターを重装備で通過してからやっと自分の部屋に入るのではなく、
コテージなら靴のバックルを緩めてから2分でリビングとベッドに倒れ込めるので最高。
それでいてプライバシーも充分に保てる室内の空間と各コテージ同士の間隔の広さ。
そして宿泊者以外は入り込めないような動線設定の遊歩道は静かな居住感を満喫させてくれる。
なんかは嵌りそうな素晴らしさだった
コテージは数種あるが我が家は東館のCタイプ。4人用を利用。
東館は西館のコテージより少し割安だった。
もちろん本館内の通常ルームはあるがこちらは更に高い。
コテージは外観から受ける簡易なイメージー以上に内部は丁重な造り。別荘気分で使用できる。
2重のカーテンとさらには日除けがあるので他コテージからの視線を遮断。
ベッドルーム2人用が2部屋とリビングルーム1部屋、完全に区切られているので使い勝手もいい。
さらに全室に通常の暖房以外にも床暖房が設けられており居心地も好い。もう1区画がキッチンと洗面所。トイレは水洗。
空の冷蔵庫や電気ポットは昼食や休憩タイムの利用価値大。
残念なのはバスタブ。通常の安価なホテルと全く同じなのでやや狭い。
後はスキー置き場は入口外横に鍵のかかった専用設備があるのだが、スノボー用のが無いので不用心。
室内に仕舞ってしまうしかない。出来たら室内に小物の乾燥を兼ねた置き場が欲しい。
特筆はアーリーチェックインが無料で出来たこと。
初日は9時にはホテルフロントで仮のチェックインが出来たので、荷物を預け更衣室で着替えて正規の3時頃のチェックインまでスキー場で過ごそうかと思っていたが
「よろしければ、ベルサービスは有りませんが宿泊予定の部屋がすぐに御利用できます」とのフロントの提案に「お願いします」と部屋(コテージ)に入ることが出来た。
着替えの手間や、荷物の詰め替え&移動の煩わしさが回避でき、そして休息の時間もたっぷりと自由に取り、
昼食もコテージに戻ってゆっくり過ごせ、まるまる3日間コテージをたっぷりと利用できた事。
経験した方は分かるだろうがスキー1日目のチェックイン時の移動は結構時間と気持ちの面でも大変な浪費なんですよね。
ここでいうところのベルサービスとは入室時の部屋までの荷物の運搬だけでなく、
本館から出て、林立する林の中に点在するコテージ群をぬって
自分達の宿泊コテージ迄を、凍結した専用の歩道を荷物を持って移動するのだが
この移動の疲労を避ける為にチェックイン&チェックアウト時に専用バスシャトルで宿泊ロッジに迎えに来てくれて、荷物を専用の預け所に届けてくれる
宿泊者は本館ロビーに案内してくれるサービス。
もちろん無料。
我が家はチェックアウト時に利用。重い荷物を持たずに移動できたので助かった。
◇ やはり宿泊ホテルの軽井沢プリンス・H。 お薦め度 ★★★
JR軽井沢駅南口から歩8分又はシャトルバス2分,それでいてゲレンデ前宿でも有る最高の立地。
冬期のホテル本館は西館と東館のみだがシャトルバスで移動可能。ホテルとゲレンデサイド内にコテージが点在。
駅からホテル迄の空間は一大ショッピングエリアのプリンスSPと化していてアフタースキーの時間もたっぷりと味わえる環境。
ホテルの接客サービスももちろん一流、驚いたのはスキー場内の各係員もホテル並の丁重な案内。これにはビックリ。リッチな体験をした3日間でした。
コテージのリビングルームでくつろいでいる時に、子供達に「もうこの設定では来れないかも?
海外旅行に行くくらい費用がかかりすぎるから我が家ではもう無理かな?
好きな人が出来たらここに来れるようなヒトだと好いね。子供達には小さい頃から水泳とスキーは体験させておきな
。家庭をもって子供が出来てもここを利用できるんだったら父さん達も連れてきて貰わなくちゃ。3代で滑降しよう。
その為には・・・」
最終部分・・・・は定番のお小言なので子供達が聞いていたのか疑問?
- 食事
朝食はもちろんホテル東館本館でのBFだが、昼食&夕食もホテルを利用すると大変な出費。
確かにホテル本館での食事はプリンス系の名に恥じない質とサービスを享受できることは朝食でよく解ったが、
フロントに掲示してある昼食&夕食のメニュー表に記載されている料金を見ると唖然としてしまう値段。
サ&税込みで4,000円〜6,500円。
我が家のように常に×4人ならなおさらサイフの中身と相談しても足を引いてしまう。
そこで倹約の為、昼食は1&2日目ともカップ麺&パンを購入しコテージ内に戻っての食事
といってもゲレンデからはその方がずっと近いので便利、それで安価に気兼ねせずに済まし、食後は休憩を兼ね昼寝もして余裕のスキー。
結局ゲレンデサイドレストラン&休憩所を全く利用しなかった。ゲレンデから一気に下まで滑ってコテージへ戻りまず休憩。
コテージがゲレンデに近いので休憩までのアクセスが容易故の行動
夕食は1&2日とも軽井沢駅北口の飲食店に散歩がてら出かけた。
南口にあるホテルからは10分ほどの散歩距離の範囲。
避暑地軽井沢の中心まで直ぐだなんて、スキー場に居るとは思えない利便性。
これは好いと4人で雑談しながらの散策。途中のプリンスのショッピング街が賑やか
1日目は徒歩で直接駅まで、
2日目はホテルのシャトルバス乗り継ぎ利用でプリンス西館迄一度足を伸ばして買い物、その雰囲気を感じてから駅までさらに乗り換えバスで移動。
軽井沢駅北口に着いてからの夕食1日目は、
別荘族には結構有名な【サンジェルマン】で和牛のステーキ2,500円とタンシチュー2,200円。
この店は人気店らしく我が家が着席した18時過ぎは我が家だけだったのに、その後続々と客が入って満席。翌日もこの店の前を通ったら、やはり満席だった。北口には珍しい人気の店。
確かに売りのタンシチューは大きく柔らかく「美味かった」で家族4人の評価が一致した。
2日目は同じ北口の有名店【腸詰屋】を予定していたが旧軽本店以外は冬期休業とのこと。
しかたなく探し回ってその近所のトンカツ【和太郎】によってみた。
メニューからトンカツ1,100円と大阪風お好み焼き700円を選び頂いた。
このお店大阪出身の御夫婦だけで営業している店だったが、話し好きで気さくなご夫婦。
食中、食後に話し込んで夜の軽井沢の違った一面が体験できた。
帰宅日の3日目は
昼食抜きで思いっきり滑り、帰り支度を済ませて15時過ぎに同じく北口の老舗蕎麦屋【高美亭】で遅い昼食。
プリンス・Hのある軽井沢駅南口と違って、
冬場の北口は寂れ気味で行き交う人の姿が極端に少なかったが、それも又、風情があっていいと思い、土産物などもプリンスSCで無く北口の土産店を積極的に利用した。
お店の人達もこちらから話かけると易しい表情を向けてくれ、ゆったりとした楽しい食事タイムを持てた3日間だった。
- 不 満 ほぼ満足満点だが、今年唯一の3連休時期で価格が最高設定時期だった事が・・・・。
雪が人口雪で粗目。
スキーヤーが多く、ゲレンデが混雑
- 追 記 @ 長女のウエアーはここ10年間、何時も兄のお下がり。我が家のスキー歴の写真の変遷を見れば一目瞭然。
毎度の事ながら、不満を言わず嫌がることもなく着てくれる長女には親として感謝。でも御覧の通り今年はつんつるてん状態。
思春期の時期、来年はお下がりでなく、新品を(安く)調達して着せてあげたいと思う夫婦。
A 軽井沢プリンススキー場は《安・近・華》の《安》が問題だが、《近・華》は問題なくベスト。又行きたいスキー場上位候補
問題は《高》。
我が家の家計を考えたら、この正月並の高価格設定の連休時期にはもう無理。なにしろ近場の海外旅行並の予算が必要だったので・・・・。
かといって高校生や中学生になった子供達に「平日学校を休め」とはもう言えない親のエゴイズム。
これでもこの宿泊内容は、今回いろいろな使用を収集した中で他会社の同様ツアーや自らが行うHOTEL&JR直接予約
との価格比較でも一番安かったプランなんだけど・・・
ただ「スキーは年一度くらいは必ず行きたいが、寒い&遠い&不便&ゲレンデから宿まで移動するのはイヤ!。 さらに宿は一流でなきゃ〜」と
ここ最近は、無い物ねだり&わがまま傾向の我が家のスキープラン。
是までこの方針で行き先のスキー場を決めてきた夫婦には、今回のこの利便性(東京から1時間ちょっとでゲレンデ)は捨てがたい魅力であることは確か。
「出来たら、来年以降は、初滑りか春スキーの安価設定の1泊ででも来たいな。」と話し合ったコテージ内の夫婦の会話でした。
総合評価 ★ ★ ★