馬場酒店の表紙を飾ったコラム「燗問言（かんとうげん）」。このコーナーでは、バックナンバーがご覧いただけます。 前へ　/　燗問言　/　次へ 2014年.No.2,「大いなる義理とて愛のチョコレート　堀口星眠」 2月2日の最高気温２４度！この冬はじめてコートを脱ぎ近くの共研公園まで歩いてみました。まだまだ寒いはず・・・ですが今年の春は駆け足でやって来そうです。二月は「逃げる」をもじって早く過ぎる感があります。節分の恵方巻きを東北東にかじり　立春のあたたかさを恋い　　聖バレンタインの愛をささやきます 甘いことばかりも言っていられませんが　いいじゃぁありませんか？愛の乾杯！が日々のチカラになりますから・・ 酒屋のホットワインは　ドイツのトップブランド「シュテルンターラー・グリューワイン」でぬる燗にしていただくと風邪対策によいようです。まだまだ燗酒も活躍します。「極上吉乃川・純米酒」は一押し。「南之方」に?(しどみ)の実を昨秋浸け込んだマイ焼酎をお湯割りで・・・しゅんしゅんと滾ったお湯で割りましょう。愛はアツい！ 　 (2014/2/4) 2014年.No.3,「読みにくき電算文字や決算期　　島崎秀風」 青色吐息の3月・・・4月の消費税８％が待ち受けているので尚更です。 この時季　何かをしなければならないのに何から手を付けていいかソワソワ・ウロウロおまけにジタバタ　焦点が定まるまで何と葛藤！のありますことやら。　決算期には何かしら人間的なものを感じてしまいます。 次のステップへの架け橋かなぁ〜なぁんて・・・ 〜馬場酒店　３月１２日より〜 ☆☆☆カード決済☆☆☆ができるようになりました 上記掲載の種類のカードはどれでも使えますので ご来店の際ご利用下さいますようお願い申し上げます 桃色吐息の明日に向かって進もうじゃありませんか！！ 　 (2014/3/9) 2014年.No.4,「かつて子に植ゑし木さがす緑の日　谷迪子」 店先の　エバーフレッシュに黄色いふわふわな花が咲きました。昨年は咲いてくれなかったので嬉しいニュースです。そのほかにも淡いピンクのカランコエ。頂き物の濃いピンクの胡蝶蘭。そして父譲りのえびね蘭も見ごろ。鉢ポトスの緑もこれらの花を引き立てています。商いの心意気のように思うので店先の植物の手入れは欠かせません。 お好きな方が「植物は手入れをしただけ裏切らないものね」と話しかけて下さいます。「裏切らない・・」そう繰り返しつぶやいて　あらためて小さな花を眺めます。　日々のチカラなのかもしれません。どれでも使えますので ご来店の際ご利用下さいますようお願い申し上げます さぁ　お客様をお迎えしましょ いらっしゃいませ！　 (2014/4/11) 2014年.No.5,「麦秋やゴッホ自画像眼澄む　弓削久子」 麦の穂が黄金に色づくこの季節。 新幹線の車窓からは麦畑がみごとに眺められます。 句会に参加しているおかげで　あぁ〜麦の秋だなぁと　のほほん　と思えます。絵画に造詣の深い友からは「ゴッホの絵を思いだすわ」と思いもかけない話で盛り上がります。腹心の友でありながら興味関心も別々・・けど　必ずやいつかどこかでリンクするようです。自分の出会った道を深めてゆけばいいのですね。 上句はその友人の句ではありませんが　「麦の秋」と「ゴッホ」を詠んだ人が他にいらっしゃる！ということが嬉しい。そして偶然にも見つけたことに不思議な縁を感じるのです。酒屋の　〜和飲の文化を求めて〜　という心意気！はこのそれぞれの　「文化」のリンクするところの強い憧れがあるのかもしれません。 そんなことを　燗問言してみたい今日この頃・・です そうそう　　冷えた麦酒で乾杯！　 (2014/5/12) 2014年.No.6,「あま酒の　地獄もちかし　箱根山　　　蕪村」 「甘酒」が夏の飲み物と知ったのは歳時記を開いた時。　蕪村の時代ですから江戸中期にはれっきと庶民の食文化として根付いていたのでしょうが　ここ鹿児島では「あま酒」が夏に飲まれるなんてピンときません。しかし関西方面は違います。　「えっ！どうしてないの？」というぐらい当たり前のようです。ノンアルコールで滋養強壮飲料としても親しまれています。最近「塩麹」でも馴染みの深いコウジ菌のチカラが見直されてきたおかげで問い合わせも多くなりました。冷たい「あまさけ」は爽やかな甘みでのど越しスッキリ！温かい「あまさけ」は甘さと香りが際立ちこれまたホッコリ！暑気払いには　ナンチャ〜ナラン飲み物になります。夏の盛りの楽しみになりますよぉ〜 酒造りに欠かせない「麹」だけでつくった　新潟県南魚沼市・八海醸造の 「あまさけ」入荷！です＜825ｇ　￥864（税込）　＞ ぜひ　酒屋の「あまさけ」をご笑味ください　 (2014/7/4) 前へ　/　燗問言　/　次へ Copyright(c) BABA SAKETEN All Rights Reserved.