馬場酒店の表紙を飾ったコラム「燗問言（かんとうげん）」。このコーナーでは、バックナンバーがご覧いただけます。

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2011年.No.1,「福は内　鬼は外」

事のはじまりは「スィーツ」。
幾つになっても　気の置けない女ともだちと集まれば取りとめもなく話が尽きない。メールではこうもゆかない。取りとめもないようだが　その中からしっかり情報をキャッチして次に繋げる力を持っている。

昨年９月のこと。食事の後のデザートから話題が「スィーツ」に及ぶと「毎年　節分は南洲寺にお参りにゆくの。そこの振る舞い『ぜんざい』が美味しいのよ」　その４ヶ月後の先日　「ねぇ　あの話どうなった？」
あの話・・・・そう　みんなで『ぜんざい』食べにゆく話・・・・
恐るべし「スィーツ」の底力！断っておくが　事の終わりは「節分」　追儺寺に詣でることである。一緒に厄を落としましょう。

それにしても　最近甘いワインのお客様が多くなった。それも　貴腐ワイン・アイスワイン・遅摘みワインのカテゴリーである。辛口志向の流れに一石を投じる感がある。極甘ワインは「スィーツ」と合わせると　これまた甘美な世界に浸れるそうな・・

えっ　ぜんざいと合うのぉ？　愛のチョコレートと合うのぉ？
はい　お試しあれ！　 (2011/2/2)

2011年.No.2,「鹿児島に咲いた。さくら、咲いた」

句読点に気を使ったキャッチコピーに久しぶりにお目にかかりました。広告づくりのうまさには定評のある薩摩酒造。

新発売「さくら白波」は　山陽・九州新幹線全線開通に合わせたに違いないけど　そうじゃないように思わせてくれます。こんな風にアピールできないものかしら・・

開通の3月12日を機に鹿児島中央駅周辺は人の行き交う場所として知られるようにはなりますが　果たして歩をゆるめじっくりと散策して下さるかは大きな宿題なのです。とってつけたような・・とりあえず・・ではなく　完成度の高い商品や　それを作り上げる心意気だったり　お客さまをお迎えするには　右往左往しながら私共の努力が問われることになります。
さぁ　きばいもそ！

　 ⇒ 九州新幹線開通のCM（JR九州テレビCMライブラリー）
　　　（九州新幹線全線開業　祝！九州縦断ウェーブCM色々）

　 ⇒ 祝！九州　九州新幹線全線開業CM　特別篇（YouTube）
　　　（動画を見た沢山の方からコメントが寄せられています）

　 (2011/3/15)

2011年.No.3,「花かごしま2011　吉野公園」

今　第28回全国都市緑化かごしまフェアが開催されています

＞＞http://www.pref.kagoshima.jp/ryokka/

メイン会場の吉野公園は市街地よりバスで３０分ほど行く高台にあり桜島の眺望場所でもあります。新幹線からいらしても鹿児島中央駅（東８番バスのりば）から無料シャトルバスが運行されているので気軽に散策できるのではないでしょうか。手入れの行き届いた花々はきっと心を癒してくれるはずです。風薫る　この季節・・・
少しずつ　ゆっくりでいいから自然への扉を開いてゆきましょうね

さて　お酒の話になりますが　先日「芋焼酎の香りのセミナー」に参加。
芋の香り成分を研究している大口酒造。原料用芋品種「大地の恵み（ダイチノメグミ）」から醸造された焼酎は確かに　ライチや果実の香りがして驚きました。まだ商品化はありませんが芋焼酎の可能性が広がったように思います。　人の暮らしを豊かにするお酒をお届けしたいものです

(2011/4/24)

2011年.No.4,「結婚披露宴のお引き出物」

６月は婚礼の季節。

花嫁をより美しく　花婿をより誇らしく見せてくれる「島津雨」が梅雨をハレにします。　なので　梅雨６月の披露宴スピーチでは雨降って地固まる！　に加えて　誠にめでたき「島津雨」！が鹿児島の常套句。自然のリスクに屈しない薩摩のお殿様の教えでもあるようです。

数ヶ月前から　ご相談をお受けしていたワインのお引き出物。
① ワインを決める　②メッセージカードを作る　
そして　③ラッピングを１本１本心を込めて仕上げる
１２０本もなんのその。多かろうが少なかろうが　人と人の顔が見える酒屋のお仕事は張り合いがあります。ありがとうございました

お二人のキモチの届く披露宴でありますように・・・・　 (2011/6/3)

2011年.No.5,「御中元」

鹿児島のお中元は８月に入ってからが繁忙期！盆見舞いの意味合いでしたのが　最近では暑中見舞いでなさる方々が増えているようです。
もっとも　熊本県出自のお客様は７月が「盆」だそうですが・・御中元の時季はお国柄をも反映します。

北も南も猛暑の日本。真夏はこれからです。
どうぞどうぞ　お大事にお過ごし下さい

今まであったモノがなくなる・・・大手ビール会社のギフトセットにしても一つ一つ問い合わせをしてお受けする状況です。「いつものように」の合言葉にも安請負できないのが　この夏！　それをひしと感じながらもモノを省みる良い機会と捉えるべきかもしれません。
御中元をする心使いは善いものです。
奄美出身同志の中孝介＋元ちとせ＝お中元　というユニットは
その心地良さからも命名されたのかしら？

酒屋は心を込めて　お届けします　 (2011/7/16)