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馬場酒店の表紙を飾ったコラム「燗問言(かんとうげん)」。このコーナーでは、バックナンバーがご覧いただけます。 |
九州新幹線「つばめ」開通まで1ヶ月足らずとなりました。建築も人の動きもどんどん前に歩きはじめているようです。今は立ち止まるわけにはゆかないのでしょうけど、この速さは競歩なみです。少々息を整えて「つばめ」を迎えたいものです。愛知県にお住まいの方からお問い合わせを頂いた九州新幹線記念ラベルビール。市内の居酒屋さんも何となく興味が薄かったので、積極的にご案内していなかったのですが、改めてみると「今が旬」のお酒です。ビールひとつで、旬な感覚に出会える嬉しさを見逃していたのかもしれません。私共が気付かされたお問い合わせでした。ありがとうございます! H・K様・・(2004/2/19)
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「宿翁」<しゅくおう>は今年2月に全国の特約店に出荷された万膳酒造の芋焼酎です。平成13年度の醸造が最期の宿里利幸(やどりとしゆき)杜氏の遺作焼酎。醸造場の根っこにある心意気の重さを届けられた感があります。そこに込められているのは現在の焼酎の売り買いに対する造り手の切なるメッセージと私共は受け取っています。「桜が咲くころにおいしくなる・・」という杜氏の呟きは一朝一夕にして焼酎造りが出来ぬことを物語ります。この杜氏は造りながらどんな人が飲んでくれるのだろうか?と思いを馳せたのであろう。命を繋いだ焼酎をぞんざいに売ることができましょうか。万にひとつのこの様な芋焼酎があってもよいと思います。(2004/3/4・新幹線開業まで9日)
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九州新幹線「つばめ」の開業が、いよいよあさってになりました。駅前広場のテントの設営が進みます。県内の市町村は「わが町、わが村」を紹介するとともに、訪れる方々にあたたかいもてなしをしたいと、今から準備に余念がありません。一番街商店街は、3月14日(日)午後2時より「ちくりん大鍋 千食おもてなし会」をアーケード内で行います。薩摩郡宮之城町は、竹林の町にふさわしく「ちくりん村」の名で、町おこし活動をしています。わたしたちは「ちくりん村」と協賛で、遠方よりお越しの皆様をお待ちしたいと思います。さて鍋の中身は…、というと、これが川内川で獲れる山太郎蟹が入っている滋味溢れる味噌汁。焼酎の肴に何が無くても薩摩の味噌汁があれば…と云うそこのあなた! この日は宮之城の焼酎で祝杯です。鹿児島中央駅を拠点にふらり旅人になってみませんか? 春が来ましたよ。(2004/3/11・新幹線開業まで2日)
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No.50,「Amutas」(アミュタス)
「つばめ」開業で、お互いの肩が触れ合うほどの混雑をみせた鹿児島中央駅も、一息ついています。2階の改札から右に折れ、東口の正面階段へ。みどりの窓口の横に、期間限定の焼酎専門ショットバー「Amutas」(アミュタス)があります。三段棚に鹿児島県産焼酎が並ぶと圧巻です。そしてよくぞ集めた!と拍手。店長さんに挨拶をしていると、隣で「手に入りにくい焼酎はどれですか」と云う問いが聞こえます。「ここでは一升瓶に限っているので本来の焼酎の銘はこの3倍ほどになるでしょうか…。」 鹿児島をゆっくり旅してご自分だけの「手に入りにくい」焼酎に出会っていただきたいものです。こっそりお教えしましょう。その秘訣は地元の人と親しくなることです。お酒はそのためにあると思いませんか?(2004/3/18)
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