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燗問言(かんとうげん)

馬場酒店の表紙を飾ったコラム「燗問言(かんとうげん)」。このコーナーでは、バックナンバーがご覧いただけます。
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No.41,「雪見酒」

 南国生まれの南国育ちにとって「雪」への憧れはとてつもないものです。北の国から とか 雪国は というフレーズで始まるものは内容を伺わなくても「いいな〜」と目が輝きます。「雪を見に行こう」そして「雪見酒」なんて!と思いは膨らみます。酒屋のおかげで雪深い新潟の蔵元の情報をいただきます。「蔵開きにいらっしゃいませんか」というお誘いを何度か真剣に計画したこともありますがまだ果たせぬ夢です。そんな果たせぬ夢を持っている人に心憎いばかりのお酒が「蔵出し一番」。現在の流通経路をしてみれば実現可能なお酒になりました。雪の凍てつく蔵の中で育ったお酒を彷彿とさせます。まるで杜氏さん方の息の白さまで伝わるような思いがします。いつか必ずホントの雪見酒しましょうね。(2004/1/15)


No.42,「アロエの花」

 北風♪小僧の寒太郎♪ すでにこんなに大人になってしまうとさすがに大声で歌えませんが、気持ちを励ますには口ずさんでしまいます。もうこんなに大人になると、寒太郎でなく寒四郎なのかもしれない、と名声もある歌詞に理屈もこねたくなります。大寒です。文字とおり最も寒い日々を過ごしています。鹿児島は全国的にみると10度ほど差があるでしょうか。アロエの花に温度差を感じます。アロエは鉢植えで家庭栽培されています。いつも「純35%」を買われるお客様からアロエを5本いただきました。アロエで化粧水をつくります。こんなに大人?になっても心が動きます。その方のお顔をみたら、やっぱり試してみたくなります。それにしてもお酒の使い方は人様々です。(2004/1/22)


自家製アロエ化粧水レシピ
純720ml グリセリン200ml レモン2個 アロエ中5本 40日間そのまま置き材料を漉して使います。
体質等により、はれ・痒み・刺激等の異常が出ることも考えられますので、その際には直ちに使用を止め、皮膚専門医などへご相談ください。自己責任でおこなって下さい。


No.43,「雪の日」

 「必ずホントの雪見酒をしましょうね!」と何事も口に出して云ってみるものです。南国鹿児島を強調した矢先の雪でした。今朝(1/22)市街地の雪4cm積もった道路端を踏みしめながら、やたら足跡をつけました。あっ、いけない! こんなことしてられないのです。茨木から鹿児島の旅をされる127人。無事到着されるかしら。大丈夫! と口に出して云ってみます。鹿児島の気象マークは大雪。お迎えする側のドキドキは沸騰寸前です。雪見酒返上の宣誓も終えたころ無事、雪景色の霧島山中におられました。ようこそ鹿児島へ! 武骨ながらもあったかい薩摩隼人とお行儀のよい薩摩おごじょがお迎えします。翌23日はすっかり冬晴れの鹿児島湾を南下し指宿の旅へ。雪見酒返上が効いたのかな…(2004/1/29)


No.44,「川辺二日市」

 節分の日「川辺二日市」に出掛けました。今朝の南日本新聞<200年以上続く南薩の風物詩で県内三大市のひとつ>という記事に誘われたものでした。市街地から車で40分ほど走ります。この方角に明るい友人に道を訊きます。ある程度頭に入れた方角は南に行って東に向かう。今日は恵方が大事。東北東なんだけどな〜と思いながらも市の風に吹かれる楽しみが募ります。400もの出店を物珍しく見て回ります。行列が出来ているドーナツ売りと回転饅頭売りの店を横目に通り過ぎると鐘つきのあるお寺さんが印象的です。出店のテントもたなびくほどの寒風が吹いてきました。帰りの川辺峠は心なしか足早。恵方な一日に感謝です。お疲れさま しょうがを効かせた甘酒で一服しましょうか(2004/2/5)


No.45,「バレンタイン点描」

 かにかくにバレンタインといふ日かな 〜薫まどか〜 数年前まで輸入菓子を販売していたのでバレンタインが近づくと小さなチョコにラッピングをするのが楽しみでした。スイスチョコ・ベルギーチョコ・ハーシーチョコetc. 天文館のスナッククラブのママさんからの注文も頂いてチョコレート売りに変身しました。お客様のご要望と需要次第で変身できる事をこの時学んだような気がします。やはり酒屋は酒屋。かにかくにお酒を売ります。チョコレートに合うワイン・ラム・マディラ・シェリー・ブランディー・ポートなど2月に入ってから女の人が訊ねに訪れます。本気なんだな〜と違う事に気を取られます。あきらめない一途な女の人を応援します。貴女にはブルゴーニュの赤が似合いますよ。 ガンバ!(2004/2/12)


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