馬場酒店
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燗問言(かんとうげん)

馬場酒店の表紙を飾ったコラム「燗問言(かんとうげん)」。このコーナーでは、バックナンバーがご覧いただけます。
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No.21,「桜島」

 鹿児島を舞台にするドラマを見ているとドキドキします。地元のお父さんでさえ使わない鹿児島弁を若い俳優さんがこれまた上手に話します。県外の方々と話す時は堂々と鹿児島弁だと分かる抑揚を使う事にしています。「『桜島』を飲みながら思い出して下さい」声にすると鹿児島弁。勿論美しい日本語に憧れるひとりでもあります。帰省を果たした人は生まれ育った言葉とその風景をしばらくはマイブームにすることでしょう。いつでもここにいるよ・・・桜島は揺るぎなき標となって人の心を掴んでいるようです。来年は長渕剛さんの桜島オールナイトコンサートが公式に決定!(今年8/16は市内球場で2万人を動員し手応え十分の人気です)(2003/8/21)

No.22,「小鹿」

 「名の無きもの無し」動植物自然をこよなく大切にされている人々の合言葉です。その名を知る又は名を授けることが仲良しになるコツかもしれません。偶然に見知らぬ場所で「我が名」を見つけたとしたらいかがなものでしょうか。山形市内にお住まいの小鹿様。芋焼酎が現在のように全国に知られていない頃ご旅行で当店に立ち寄られました。「小鹿」を見つけたのです。その時のお土産に留まらず季節のご挨拶に 山形名物芋煮会に 毎年ご愛顧下さいます。オリジナルラベルを作るのとは異なる楽しさ 人とお酒が出会う楽しさを教えていただいています。何らかの形で私共酒屋がその橋渡しを担うことが出来れば幸いです(2003/8/28)

山形の小鹿充重様 ホームページ「バンビのホームページ」
http://www5.ocn.ne.jp/~banbi/

No.23,「葡萄の絵手紙をいただきました。」

 新酒の季節です。すでに2003年11月20日木曜日・フランスより到着の「ボージョレー・ヌーヴォー」の予約注文を了えるところです。毎年樽ヌーヴォーを祝う方々にとってこの予約は外せません。善いときも悪いときもそれなりに"祝う"ことが新酒の醍醐味ではないでしょうか。国産の葡萄も収穫を迎えます。鹿児島市内より30分ほどの溝辺町 はぎいわ農園 では一房ずつ袋掛けのたわわな巨峰を手摘みができます。鹿児島にはワイナリーはありませんが完熟した糖度の高い葡萄がまさに珠玉に思えます。手摘みに夢中で写真を撮ることを怠っていましたら、手土産に伺った方からその葡萄の絵手紙をいただきました。果皮を煮出した葡萄色。新酒の色です…(2003/9/4)

No.24,「樽酒」

 親しい方々から祝福される心地よい結婚披露宴に出席させていただきました。お酒好きな人のために用意して下さった「樽酒」が若い二人の心使いに思えます。「ありがとう」「おめでとう」優しい言葉に包まれます。確かな出発点がお二人を支えていくことでしょう。1斗樽18L 2斗樽36L 4斗樽72L 独自の樽の容量があり知っておくと便利です。鏡割りは開け方・小道具に準備が必要ですので ここは酒屋にお任せ下さい。一つのお酒を大勢で分かち合う嬉しい時に思い出して下さい。
 おすすめは時間をたっぷり使って取り寄せる新潟の銘酒吉乃川の旨い樽酒です。(2003/9/11)

No.25,「お赤飯」

 わが家の「敬老の日」の定番はお赤飯&茶碗蒸し。大小の蒸し器が活躍します。好物を丁寧に作ります。いつもは20分でごはん!と超スピードが問われる日々を過ごしている我が身にとっては何となくゆっくりと時間が流れます。お赤飯はもち米に一握りのうるち米を混ぜて小豆一番煮水でさし水を幾度も重ねながらきれいな小豆色を出します。茶碗蒸しはとろんと柔らかいのがわが家流。梅干をのせて後味さわやかにします。ワイン好きな米寿母は欠かさずグラス一杯の晩酌。年々グラスの大きさが小さくなりますが好物を楽しみにする剛毅さが有難いのです。ワインなら何でも好き!という粋な翁媼に味わい深いボルドーの赤2000年をおすすめします。(2003/9/18)

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