遍路用品の使用者区分別「評価一覧表

歩き遍路さんに向く用品か、札所巡り(自動車利用)遍路さんに向く用品かを区分し、必要度をで体験からしました。

    独断評価 =最適と判断します  ◎=優れている  ○=良好  △=あれば便利です  ▼=持たなくても困らない ×=適さない・お奨めしない
大区分 中分類

歩き遍路さん

札所巡りさん
自動車遍路

   概略の説明

白 衣 袖付き白衣 歩き遍路には袖付白衣が優れています。外見も整い、日焼けや虫予防にも優れています。
袖無し白衣 × 自動車利用の札所巡り用白衣に適する。リュックを背負うと白衣の外見が崩れてだらしなく映ります×
わげさ 文字織り込み 着用すれば、遍路装束がすっきりと整います。
印刷・金文字 上品で、綺麗なわげさです。
金襴のわげさ 落ちつきの中に華やかさを醸し出す優れもの。
へんろ笠 竹笠(大)47cm  × 日除けや雨具にも使える優れ物、お遍路さんの必需品です。笠紐を使い便利の良いように自分で付け換えます。大きいサイズの笠が歩き遍路さんには向いています。自動車遍路さんには少し邪魔と思います。
要補強・紐交換
竹笠(並)39cm  ×
金剛杖 杖   車のトランクに収納できる長さ(130cm)です。
金剛杖の自作をお奨めします。
地 図 歩き遍路専用地図 歩き遍路必携地図。宿情報に優れる。
さんや袋 字入・撥水
撥水防水とは違います。

背負い方を工夫すれば
歩き遍路さんは「さんや袋」の背負い方に工夫が必要です。
金襴模様 × 華やかさを醸し出します。
金襴製品 数珠入・わげさ等 落ちつきの中に華やかさを醸し出す優れもの。
賽銭袋 小銭入れ × × お接待されることもあります。
念 珠 本連・真言仕立 一般には数珠、真言では念珠といいます。
片手念珠 女性向グッズです。
持鈴 やすらぎグッズ、鈴の音に癒されます。
線香ローソク入 花つつみ  線香などが折れたり、バラケたりしないようにする便利グッズです。
要改良・紐交換
巡拝パック × 納札も収納できます。
巡拝の友 × 線香・ローソク・納札・ライター・ペン・経本・お賽銭を収納できます。
和手拭い
タオル
和手拭い 頭に巻いて使います。優れものです。
タオル タオルを首に掛けるのが便利です。
手甲脚絆 手甲 女性のお遍路さんの品格や清純さが格段にアップします。
脚絆
納経用品類 御朱印用判取白衣
経帷子 )

「掛軸」には雨対策が必要です⇒防水対策には体験上、製図用防水保管筒(内径寸法=60mm)が安心です。
判取白衣です。一人に1枚を準備します。
納経帳 納経の証、墨書朱印を頂戴する御帳面です。
掛 軸 
雨対策必要
四国八十八ヶ所用 *雨に濡れる⇒自動車巡拝時が
納 札 必携です。事前に記載し準備しておきます。
遍路靴は800~1000km程度で
損耗します。
+1cm以上大きいサイズ、幅広(4E)、甲高、厚底、防水透湿素材の靴を選ぶこと。 動き易く軽いもの.
スニーカー等。
成否を左右します。
靴店のセールストークに惑わされないこと
雨 具 雨具は冬場の防寒具にも
代用できます。
しっかりした雨具は必需品です。 笠や簡単な雨具でOK. 歩き遍路さんは存在が判り易い色柄で、なるだけ軽いもの。そしてセパレート型にはリュックカバー、ポンチョ型とレインコート型はズボンをセットで準備する。

  独断評価 =最適と判断します  =優れています  ○=良好  △=あれば便利です  ▼=持たなくても困らない  ×=適さない・お奨めしない


歩き遍路さんへの独断アドバイス ⇒ 遍路用品販売店の店員さんは「歩き遍路の経験のないズブの素人」さんです。 ⇒ 聞きかじりの知識だけなので、当てにしないことです。

知ったかぶり店員達の無責任トークに惑わされないようにしてください。  か◎の遍路用品をご自分の判断と責任でお選びください。 ⇒ 歩き遍路さんにとって「有れば便利」そうなモノは余分で無駄な荷物になります。

お坊さんは「僧侶」という職業知識は豊富ですが、実際に「歩き遍路」修行を体験し経験を重ねている方はほとんどいません。 ⇒ 形式外見に執着した上滑りのアドバイスになりがちです。

中国産等の外国製遍路用品が大半となっています。 中国産品等は必然的に品質が悪化材料の粗悪化加工の手抜き品質低下)してゆきますので留意してください。 実用性を持ち、耐久力も兼ね備えた遍路用品類は ほとんど入手できない状態です。 店舗等で入手される場合は 自分の目で確認してから購入されることを奨めともにますし、加えて使用途中に御自身で補修・補強処置されることをお奨めします。→粗悪化の顕著な用品には「さんや袋」や「へんろ笠」があります。
 

 お遍路用品の購入サイト   https://jikishin88.jp/modules/pico_goods/goods.html         

遍路用品準備のポイント

歩き遍路さん四国の山野「修行の路」1,200kmを徒歩で巡ります。 必要最低限に抑えること有れば便利な物を持たないことです。 無ければ困る物の他は、全て余分な荷物です。 リュックを背負うのは自分、荷物の重さに苦労するのも自分自身、歩き遍路さんは修行の路を往くのです。 ◎以外は携帯しなくても不自由しません。 ⇒ 僧侶のモノマネ等は全く不要です。 ⇔ 形式外見だけの物品は全て余分な荷物です

札所巡りさんや団体さん札所(寺院)を自動車で巡る旅行ですから、外見装飾グッズや遍路装束などお好みに応じて準備されてください。 見栄え用装束や便利グッズなども自動車・バ ス・タクシーで運搬できますので気楽です。 ただし、車内で嵩張る「へんろ笠」・「金剛杖」・「雨合羽」等は持参しない方が良いように感じます。

お遍路用品を提供する側の悩みです。 御縁の繋がる方に提供する用品ですから、お渡しする前に全品の検査を行い使い便利の良き様に手直し等に注力しているのですが、中国等外国からの輸入割合が増加するにつれて遍路用品全体の「品質低下」が表面化しています。 具体的には素材や材質の粗悪化そして加工の手抜きなどです。 「お願い」:お遍路用品を調達される場合には、貴方自身が販売店の取扱姿勢にも注意を払うとともに ご自身手直し補強処置を行ってください。⇔仕入商品を検査もせずにそのままで陳列している販売店等は避けられた方が賢明です。

 昔と変わらぬ本物の「歩き遍路」に関心のある方はこちらをご覧ください。⇒ お四国センター 直心(じきしん)

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