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色の世界のちょっとしたお話
色と言う漢字の由来は?
上の「ク」の意味はかがんだ人を、下の「巴」は膝を折って座っている人を表しています。
男女の関係を表す意味深い文字です。
また、その持つ意味は「色」を含む熟語や表現を見ればもっともっと興味深くなります。
「才色兼備」 「十人十色」 「色即是空」とか 「異色の存在」 「顔色を伺う」 「色っぽい」
「色好い返事」とか 「美」、「性格」「「ものの姿」などいろいろ意味に使われます。
虹の色は数えられますか?
色は無段階で無限に変化するアナログ世界です。
色は階段というより斜面のようにナダラカに変化していきます。
虹は七色だけでなく、赤・橙・黄・緑・青・藍・紫 以外にもたくさんあります。
ちなみに虹のようなスペクトル色を発見したのは、ニュートンであ〜る。
色を記号で表す、伝える方法は?
色を文字や数字で表すことができます。
塗料の世界では、ニットッコウ(日本塗料工業会)の見本帳の色番号が一般的です。
でも、その文字や数字から創り出した色は元の色と同じではありません。
色を創る顔料と染料
顔料は塗料などに使用する色の素。水や油に溶けない。地の色を覆い隠します。塗料の機能の一つ「保護」もこの隠ぺい性のおかげです。
<顔料って言えば; 絵の具、弁柄(茶色)、酸化チタン(白色)、カーボン(黒色)>
染料はインクなどに使用する色の素。一般的には水や油に溶けます。地の色が透けて、重ねり合って鮮やかに発色します。多くの染料は、紫外線により分解します。
<染料って言えば; 万年筆、週刊誌などの印刷物>

色は三色で作れる?
印刷物やテレビなどは三原色を活用して色を表現しています。
例えば インクジェットインクはシアン・マゼンダ・イエローですべてを使うと黒になります。
テレビなどの光の三原色は赤・緑・青ですべて使うと白になります。

でも色を表現できる限界があり、自然の色を表現することは神業です。
色を混ぜて色を創る(調色する)のは神業?
学校で美術の時間に絵の具で色を作った経験があると思います。木を描く時、黄色と
青色を混ぜて緑を作ります。その緑と木の自然の緑とは近くて遠い色でなかったですか?
自動車の修理工場では、いつも調色して傷ついた車を新車のように復元してます。
調色(自動車板金塗装工場向け)の専門的なサイト >>>> 「調色道場」
色の名前ってワカリマスカ?
色の名前にはカタカナが多く使われています。和名(日本の伝統色)は読めないかも!
 薔薇色 茜色 臙脂色 緋色 猩猩緋 蒲公英色 紫苑色 竜胆色 
 杜若色 利休鼠 憲房色 漆黒 勿忘草色 瓶覗
日本塗料商業組合の仲間がURLで紹介していますので、興味のある方は
訪問してください。鹿児島市の「川崎塗料店」さんのURLへ 
他にも和名についてのすばらしいサイトがありますは ページ「教室」に掲載しました。
    
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