いわゆる小説なる本を初めて真剣に読み出したのはいつごろのことだろう。
小学校の4年生位迄は”なかよし””少女”等の漫画雑誌を付録目当てによく買っていた記憶がある。
小学校高学年になると”学習”というちょつとお勉強のお助けマン的存在の月刊雑誌を読み始めた。
初めて文章らしきものに接し、本の面白味というものが少し分りだし、図書館通いが始まったのは
この頃だろうか。
中でも偉人伝や民話が好きであった。
中学に入ってからは、今でも印象的に記憶に残っているのが
ジードの”狭き門”やヘッセの”車輪の下”等である。
中学生といえば、思春期真っ只中。
”人間ってなんだろう”としきりに思うようになり、亀井勝一郎の、今思えばいわゆる哲学書?らしきものもたくさん読んだ。
これらが、反抗期の時期に心を支えてくれたのは確かである。
思えば、中学卒業の時のサイン帳に担任の先生が
「文学少女もテストはテスト、厳しい世の中」というメッセージを残してくださるほど、本が好きになっていた。
さて、高校に入ると日本文学全集、世界文学全集を隈なく一通りは制覇?した。
何これ?という意味不明のものも多々ありはしたが、一応目を通したというだけで、
自己満足の何者でもなかったのだが、、、
短大に入ると、今度はいわゆる大衆作家、流行作家の作品に走った。
社会人になってからは、ジャンルにこだわることなく、ハウツーものから、ノンフィクション、推理小説、海外サスペンスまで、
幅広く読み始め、この傾向はつい最近まで続いた。
この4.5年は海外の翻訳ものが多くなってきている。
中世のヨーロッパを舞台にしたものが特に好きである。
この世とかけ離れた世界にいりびたり。。。
ドラマチックで楽しく、明るい気分にしてくれるわたしの本棚。
ああ、あなたたちはわたしの宝物。
”わたしの本棚”
実はこれは、高校の頃放送部にいたのですが、毎週木曜日の私の担当タイトルだったんですよ。
秋の夜長になつかしさの調べに乗って、ついついぺらぺらおしゃべりした”わたしの本棚”でした。