このところ、残業続きで心身共にマイッテイル。
電車の中で書類を広げているいる人を見て、何もこんな場所でまで仕事をしなくともなんて、
ひとごとのように思っていたのに、まさか自分に降り懸かってこようとは・・・
この1週間は特に時間との戦いだった。
昼食を落ち着いて食べる暇もなく・・・
好きな本も読む暇もなく・・・
今日で、やっとなんとか落ち着いたものの、今度は子会社の方の決算ときている。
まあ、不平をだらだら言って見ても始まらないのだが・・・
少し風邪気味で体調も崩しつつあるから、こちらの方は大事を取らなければね。
と言いながらも、今こうして、mutterを書き綴っている。
月に一度はと決めた以上、やはり自分への宿題だ。

やっと帰りの電車の中で久し振りの本を読むことができた。
うとうとしながらではあるが・・・
なんだか・・・が多い文だこと。
モノ思う年頃でもあるまいしね。(笑)

曽野綾子の「中年以降」というタイトルだ。
笑っちゃうでしょう?
私が選んだ本ではなく、会社の方が「是非読んで見て」と渡された本だ。
まあ、年齢が同じ位なので、共通項があるのでは?とのお勧めであろう。

平成19年1月31日

スルメのような人

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いわば、エッセイである。
エッセイを読むのは久し振りである。
当然ながら、ふむふむなるほど・・・と思うこともあれば、えーっ!そんなこと!と反感を覚える
意見もある。

しかし、最終章で氏は「中年以降に最も大切な要素」についてこうふれていた。
数ある中で一番大切なものは何かと言ったら、それは「徳のある人になる」ことだろうと。
氏はキリスト教信者であるから、文章の折々に宗教的且つ哲学的な内容が見られるのではあるが、
この最終章で述べられた文の中で、ひときわ心を揺さぶられたのが以下の詩である。

「人間を止めない人」

伸びたパーマの根っこから、
染め残した白髪が無残に伸びているから。

ああ、あの人は女を止めたのだな。
だから灰色の枯葉模様のぽりえすてるのちぢみのブラウスを着て、
だから丈の短いズボンをはいて、
だからくたびれた靴を内股にして、
座っているのだな。

ところが突然、赤子を胸におぶった若い女が
ちょっと離れたところに向こう向きに立ったのに、
無関係のはずの女を止めた人が、
つっと立って行って若い女に席を譲った。

女を止めても、人間を止めてはいない人。

ドキッ!ドキッ!
魂のお洒落をあなたはしているか!自分に問うてみた。
自信がないな。
中年以降、外見は衰えるばかりである。
急坂を下るかのごとく、放っておくと、太鼓腹、二重顎、皺、白髪、禿げ、身体各部のたるみ、
ぱっちりしていた眼も瞼が下がって小さくなる。

まだないか?あげつらって見るとワンサカ出てくる出てくる。
そんな中、光り輝いて見えるのが徳なのである。

そうそう、そうなのよね。
しかし、徳というものは一挙にして生れるわけじゃあない。
中年以降じゃあ間に合わないでしょう?
いやいや、いくつまで生きるのかは神のみぞ知る!ではあるが、今からでも
遅くないでしょう。
この1月20日でお蔭様でひとつまた歳を重ねた。
徳の「と」の字もない現在の私ではあるが、このお蔭様でという感謝の気持ちだけは
大事にしたいと思っている。
そう、歳を取るのは年寄りになるだけではない。
様々な世界をそれだけ見つめることができたわけで、幸いにしろ不幸にしろ
多くの人と出会い、粋も痒いも痛いも色んな経験をすることができたわけで、
なんの大きなこともやれないけれど、この「有難い」という心だけは持ち続けたいなと
そう思っている。

目標は「スルメのような人」
スルメって、噛めば噛むほど味が出るでしょう。
目標は遠い彼方ではあるが、努力だけは続けよう。
継続は力なり!
大層なことを言ってしまった。
ここは有言実行、もう後には退けないわね。(笑)

「少年よ大志を抱け」ならぬ、「老年よ大志を抱け」である。
まだまだ、やることがいっぱいだ。
世の中捨てたものじゃあない。
この1年も希望を持って日を重ねよう。

ああー、疲れた・・・
もう、寝なければ・・・
しかし、今日は・・・が多いことだ。
独り言もいいかげんにしろー!だね。
本年もどうぞよろしくぅ~♪