先日新聞のコラム欄に、かなり皮肉たっぷりな面白い?言い回しに思わず拍手した。

手っ取り早くお金を作るにはどうすればいいのでしょう。
学生から尋ねられた明治期の経済学者、和田健三は答えた。
「猿の毛を抜きなさい」
猿(monkey)から毛(k)を抜けばお金(money)になる、と。
なるほどねえ、確かにねえ。
しかし、毛を抜かれた猿は黙ってはいない。

H氏もM氏もF氏も皆、欲に眩んだ結果はどう出たか?
テレビに出すぎた美容整形外科女医氏も、悪玉に狙われた。
毛を抜いてきれいに整形したかに見えても、そうは行かぬ。
根は深い。
取っても取っても生えてくる雑草の如くに、根強い。
釈放金に何億ものお金をポーンと出せる位に儲けたH氏やM氏。
M氏は宣った。
「儲けてはいけないのですか?」
真面目な顔で皆に問うた。
いいえ、儲けてもいいんですよ。
正当なやり方でならね。







分りきった言葉を聞きたいのだろうか?
じゃあーせーのっ!
「いけないよー!」
大なり小なり刑法、民法すれすれで免れている輩が如何に多いことか。
そう、生意気にも輩と言う言葉を使ってしまったが、そう言いたくなるほど、
「いい加減にせいっ!」と叫びたい心境だ。
株で儲けてはいけないと言っているのではない。
ある人は、机上の操作でいとも簡単に何千万もの利益を得てほくほく顔。
そして、ある人は1円でも多く稼ごうと、毎日汗水たらして営業し、また肉体労働に励んでいる。
こういう光景は資本主義の世の中にあっては自然な光景かもしれない。
しかし、 once more!
いいえ、儲けてもいいんですよ。
正当なやり方でならね。

F氏は、辞任はしない。
職責を全うしたいという。
名誉を放棄せず日銀の信頼回復を狙うのであろうが、果たしてそう上手く行くものか
疑問である。

折りしも、アメリカで2番目の資産家が全財産の85%を慈善事業に寄付をしたという
ニュースが今日流れた。
なんという違いか!

今年も早半年が過ぎようとしている。
景気回復の兆しが見えているという。
ボーナスシーズン突入だ。
汗水たらして得るボーナスの値段は如何ほどか?
コツコツと働いている庶民にとって、ささやかなプレゼントである。
使い道は如何に?
株でも買いますか?(笑)

平成18年6月30日

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