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秋の夜長に・・・

昨年、ホームページを開設してから早1年と7ヶ月が過ぎた。
それまでにも何度か作りたいなと思っていたがなかなか立ち上げができないでいた。
何がきっかけだったのだろう。
思うにやはり、我が家へ仲間入りをした愛犬「ハッピー」のことを書きたくて、というのが
本音だろうか。














しかし、元来欲張りなやしのみはあれもこれもと、そう、このmutterにしてもそうだが、
しぼることができないで今に至っている。
まあ、今回はそのことがテーマではないのだから、いいのだが・・・
しかし、ワンコのセクションがだんだん増えてきつつあるのは確かである。

BBSなるものを設けたのが昨年の9月か10月頃だったと思うが、いわゆる書き込みをしてくださる方の大半が
ワンコ飼いの方々である。
不思議なものでお話している内に、ああいうこともこういうことも今度書いてみたいなという思いが募り、
どうしてもワンコのページのみが回を重ねることに相成った。

そんな中で、今度はこういう素敵な書き込みをしてくださる方って、どんな方なんでしょうと、
メールのやりとりが始まり、次には是非お会いしてみたいと思うようになった。
今年の念頭のご挨拶で「では今年は是非お会いしましょう」とお約束し、ついに念願の方々に会うに至った。
昔のいわば文通のようなものであろうか。
そうして、お知り合いになってから1年が経った今、色んなことが分ってきた。
まず、その方が飼っているワンコとハッピーはなんと親戚さんだったということ。
そして、なんと、小学校が主人の母校と同じだったということ等々。
それらを知り得た時の驚きようはお互いに本当に驚いたものだ。
まあ、同じ関東に住んでいればありえることかもしれないが、確率的にはこんなにご縁があるのも
珍しいのではないのかと思う。













世の中に多くの人がいる中で、特にその人たちが愛し合ったり和合したりするのは、みなこの縁の
不思議な働きによる。
まさに「合縁奇縁」といえる。
もしくは「縁は異なもの味なもの」とも。
後者は特に男女関係に言われている諺のようだが・・・

人は大勢の人と接する中で、どのようにして親しくなり、それがどんなつながりに発展するのか?
昨日は、甥の結婚式であった。
夫婦にしてもしかり。
巡り合いの典型である。
よく「私達って赤い糸で結ばれていたんだわ!」ということもよく言う。
この世の不思議さは今もって解明されぬことが多い。
人が行動を起こす時、つまりいつ?どこで?なにを?どのように?してがいつも付き纏う。
この行動が一人の運命を変える事もあるわけで、例えば、今日のできごとでもそうだが、
イラクで人質となっていた香田証生さんの行方は、最悪の形で確認された。
武装グループは、単なる旅行者までをも、日本人だからという理由だけで、命を奪ったのだろうか。
今年1月、約1年滞在する予定でニュージーランドに渡ったのも「いろんなものを見てみたい」からだった
とのことだが、その後の、イスラエル、ヨルダンを経てイラクに入るとは、友人も家族も知らされていなかったらしい。















危険だからと通告されていたにもかかわらず、踏み入れたその土地で無残な姿になろうとは!
職業でやむを得ず危険な場所にいなければならない人と違い、選択肢はいくらでもあっただろうに、
その行為は自殺的行為であった。
でも、人は何かに押されるようにある行動を起こすことがある。
それが、いい方に向けばそれこそいいのであろうが、悪い方に風向きが変わったときに、招く行動心理には
計り知れぬものが潜んでいる。

先に述べた運命論にも通ずるところであるが、あの時こうしていれば、ああしなければということは間々ある。

やたら運の強い人がいる。
いやそれは運ではなく実力なのだと言われもする。
常に判断力を確かなものにするには、日頃の人生に対する真摯な態度が大事だということなのであろうか。
いや、それでも、惨い結末を迎えることは少なくない。
支離滅裂で申し訳ないが、では、何故?どうして?と問うてみてもいつまでも結論が出ぬ、
秋の夜長であった。

平成16年10月31日