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天高く馬肥ゆる秋

このところ、秋雨前線、台風の停滞と実に雨が多い。
秋はやたら雨が多い。
なのに、何故「天高く馬肥ゆる秋」と言うのだろう?
主人曰く、雨で洗われて、空中の汚物が落ちる。
だから、澄み渡った空を覗けるのだそうだ。
じゃあ、春だって雨が多いじゃないのと私。
それはね、帰ってから教えてあげるから、今は時間がないでしょう」
9月27日、朝の慌しい出勤前の会話である。

たまにしか晴れないから敢て「天高く・・・」なんて言われているんだとも・・・?
ふうーん。この年になってもまだまだ分らない事ばかり。
当然知っていても良いことでしょう、そんなこと!と思われる向きもあることでしょう。
それがそれが、常識的なことでさえ、「あら、そうだったのー。今まで知らなかったわ」という事が
多いのに我ながら驚く。
そのくせ、皆が知らないことをたまたま知っていたりすると、内心
「あら、私も捨てたもんじゃないじゃないわ」と得意満面飛び跳ねていたりする。

逆に、普段常識はずれなことばかりを言ってる人が、ある日誰も分らなかったことを
「・・・こういうことじゃないかしら」とすんなり答えを出されたりすると、ああ!一事が万事という言葉は
撤退させなければと反省するのである。

TV番組を見ていても、えっ、あの人があんな事を!と驚くことが間々ある。
しかし、TVの場合は「やらせ」もかなりあるというから、一概には言えないのだが・・・
概して、お笑い芸人は頭の回転が速く、また物識りも多いように見受けられる。

「○○とかけて○○と解く」なんて言われても、咄嗟に出て来ないのが凡人。
しかし、落語家を初めとして、人を笑わせる、いわゆるお笑い芸人と呼ばれる人の
なんと素晴らしい気の効いた回答を出すことか!
いつも感心してしまう。
一方、やしのみはそれこそ「蛍光灯」と呼ばれる部類に入るから、「わーっ!すごい!」と
余計尊敬の眼で見つめてしまう。

余談はさておき、帰るなりやしのみ公認雑学博士に聞いてみた。

「大気圏の問題なんだよ」

それは私だって分るわ・・・

「地球の軸ってのは少し曲がっていて、ちょっと斜めになっているんだ。」

それも分ってるって!

「春は下から光が当たり、距離が短かくて、秋はその逆で長い。そういうことなんだ。」

ふうん、なんだかよく分らないわ・・・本当かなあ?

「しかも、空気が膨張する為、四季の中では実は夏が最も高い。そして、冬が一番低い。
しかし、何故秋の空が一番高いと言われるかというと、湿気が多いかどうかが問題なんだ。
夏が湿気が多いと言うのは知ってるよね。」

うん!

「秋は中国大陸から乾燥した空気がやってくるんだ。
そして、澄み渡って視界も良くなり、空が高いように見えるというわけさ。
秋は一番きれいな大気に覆われているということなのさ。
朝も言ったけど、台風や秋の長雨のお蔭で、空中は洗われ、逆に地面の方は湿っているし、
ちりやゴミが立ちにくくなっている。
だから、秋は「天高く馬肥ゆる秋」という諺があるんだよ。
ちなみに、中国からこの諺は渡ってきたらしいよ。」

と言うことらしい。
なるほどね。しかし、それって本当?

実は、以前より主人の兄弟会でも話題に上る、悪しき行いがある。
やんぼう、にんぼう、とんぼうの三兄弟は、その中でもやんぼう、にんぼうはケロッと、ツラーッと
嘘を言って騙し、喜んでいる節がある。
これまでも、我らお嫁さんは何度となく真に受けた話の内容を外でトウトウとしゃべった後に
「あらっ、そんなの嘘よ」と言われ、ガクンと項垂れた経験が何度もあるのである。
しかし、分っていながら騙されてしまうから、手に負えない。
義兄嫁が「ねえ、○○さん、困っちゃうわよねえ、この二人には」って愚痴をこぼし、二人して
ブースカ言って終わり。
今回のこの話は大丈夫だろうか?
面白がるのもいい加減にしろーっ!
あらっ、はしたなかったかしらん?
どうぞ、皆様話を半分にお聞きなさる事を推奨いたします。

でも、やっぱり心配だから、向きになって調べてみた。
雑学博士に脱帽です。
それが、概ね、合っていたのである。
たまにはこいうこともあり?
ちょっと見直した我が旦那様であった。

因みに、今日8月31日は台風一過、「天高く馬肥ゆる秋」そのもの。
真っ青な空の素晴らしい秋晴れな〜り。

平成16年9月30日