どんな味かなあ？
早く夕飯、食べたいなあ。
それからというもの、僕はままの後ばかりくっついて回った。
ままは忙しそうに動き回るから、僕は危うく踏まれそうになったよ。
おおっ、危ないあぶない！
用心ようじん!
なにせ、ままは機関車みたいだからって、パパはよく
言ってるけれで、どいうことか今僕ははっきり分かったよ。
まま、静かに歩いて、お願いだから。
うーん、おいしいよお〜
デザートといっても、ほんの少ししかいつもは貰えない。
だけど今日は特別サービスだって！
二枚も食べちゃった。
やっぱり、「お預けの」後って、いいことがあるんだね。
みんなも今頃。。。
今年のお誕生日のお祝いは特別偏だった。
平成１６年６月２８日の月曜日
僕は突然思い出した。
６月２５日にお誕生日のお祝いの「お預け」をくったことを。
ままはきっと忘れてる。
なんてあきらめてたら、ままは夜お仕事から帰ってきてから、僕を呼んだ。
もうすっかり忘れていた僕は、「な〜に？」と首を傾げ乍ら、ままを見つめた。
そうすると、ままは急に僕を抱きしめ、｢ハッピー、ごめんね。
本当は昨日渡そうと思ってたのにねえ、忘れちゃってて・・・」
そして、紙袋の中からナニヤラ見たことのある包みを出して、
「はい、これ、ハッピーのお誕生日のお祝いよ。」と僕に見せた。
「あっ、これって昨日皆に渡していたプレゼントと一緒だ！♪
ヾ(＠~▽~＠)ノわぁいみんなと一緒だ！♪
嬉しいなあ♪お揃いのバンダナだ！
そして、おやつもあるぞ。
えっ、おからササミ？
そんなの、今まで食べたことないよ、まま？
僕はままをじーっと見つめた。
｢ハッピー、なんだろうねえ、おからって。
それはね、ハッピー、畑のお肉みたいなものよ。
身体にいい蛋白質と植物繊維が入ってるのよ。
今日のデザートはこれにしようっか！」
いつものデザートは「お○わりくん」といってササミやビーフ
のスモーク風味のフレーバーなんだけど、やったー！
今日はおからササミなんだね。
「お○わりくん」も勿論好きだけど、時々は違ったものを食べたいんだよね。
