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僕はパパがだ〜い好き♪
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今日は平成16年4月15日の木曜日。

朝起きたら左目がなんだか変だ。
いつもの倍くらいめやにが付いているようだ。
昨日も実は、朝起きたらすぐに、パパが目やにを取って
くれたんだけど、眼に触ってとても痛かった。
あ〜あ、またあれをやられるのかと思うと、僕は途端に元気が
なくなった。
顔を背けるとだめだよって、前を向かされる。
僕はもう一度抵抗して顔を背ける。
何度かそれを繰り返した。パパと僕の根競べになった。
本当はいけないことだって心の中では分かってるけど、
つい我儘が出てしまった。
結局パパがあきらめて、朝病院へ行った時に先生に取って
もらうことになった。
僕はキャンキャン言うばかりで、もどかしく、ウウーン
ウウーンもうっ!ていう感じでかなりの間首を振り続けた。
ハッピーがヒスを起こした!
って、パパやままは心配した。
そうして、こんな話が僕の耳に聞こえてきた。
「しょうがないよね、今まで病院でいっぱい我慢してたん
だからね、すごく神妙にしてたものね。
お家に帰ってきてほっとして、我儘が出ちゃったのね」って。
そうか?そうかもね、って僕も思った。
きっと、我儘が出てきたんだって。
ちょっと反省した。
今度からもうやめようって。
僕が注意して食べればいいし、歩く時も気をつけて歩けば
いいんだよね。
カラーを付けてるってこと、つい忘れてしまうからきっと
いけないんだ。そうだ、そうだ!
僕は妙に納得した。
平成成16年4月16日の金曜日。

う〜ん、やっぱりお家っていいなあ。
1日朝晩15分のお散歩以外はケージの中だったから、
隅っこの方で僕は固まっていたけれど、今は
いつでもどこでも眠れるし、第一パパとままのお顔が見られるし、
本当に早く退院できてよかったな。
でもね、ちょっとだけいやなことがあるんだ。
ご飯を食べる時とか、こちらからあちらへと移動する時とか、
とにかくエリザベスカラー(ヒサって言ってたけど、なんと
この言葉はやしのみままの造語だったんだってさ)が
当たって、そうすると首が痛いんだ。
僕はもう我慢ができなくて、首を左右にイヤイヤとちょっと
ヒステリックに何度も首を振りながらキャンキャン泣いたんだ。
そうしたら、パパやままは、そんな僕を初めて見たものだから、
もう、びっくりして、「ハッピーどうしたの?どうしたの?」って
何度も僕の顔を覗いて聞いた。
そして、病院では??
だめだ!我慢できないよ〜!いたいよ〜!かんべんしてよ〜!
僕はダメだった。
入院してる時には我慢できたのに、パパがそばにいるから
なのだろうか?
全身で抵抗してしまった。
でも、めやにを取らないと、瞼と瞼を縫い合わせているから、
目薬を注しても入っていかない。
先生はついに、僕の口を縛った。
なんで、なんで僕がこんな目に合わなきゃいけないの?
僕は悪いことなんかしていないよ、ねえ、パパ。
チラとパパのお顔を見ると、パパは悲しそうな目をしていた。
僕は観念した。降参した。
ああ、こういうことってこれからどの位続くんだろう。
僕は治療を終え、家に帰ってからも元気がなく、
大好きなご飯も残してしまった。