でもね、楽しいこともこれまでだった。
1時間くらい遊んだ頃、大きな黒いラブが入って来たんだ。,
最初は、リードが付けられてたけど、いつの間にかはずされていた。
でも、僕は安心してたんだ。
なんでかって、ドッグランに来るわんちゃんって、ちゃんとしつけ
されてるってままが言ってたからさ。
でもね、それは大間違いだった。
僕はお花や草が大好きだから、ドッグランの周りをぐるぐる廻ってたんだ。
そうしたら、いきなりあのラブがガブリ!って僕に噛み付いたんだ。
僕は「キャ〜ン!」ってものすごい声を出してパパやままに助けを求めた。
僕の左目からは血が流れ、眼は完全につぶれていた。
あわてて「あっ、眼が!」とやしのみままは叫んでいた。
あわててその声を聞いた飼い主はやってきたが、
「すみません」だけで、その先がない。
「早く病院へ連れて行かなくちゃ」と言ったのはパパだった。
なんとその飼い主は「私も行った方がいいでしょうか」なんて言っている。
しつけがなされていない犬をドッグランに連れてきて、
「すみません」で済むわけがないのに。
僕はそれどころじゃなくとにかく痛くて痛くて早く先生に
診てもらいたいよ〜と悲しかった。
しばらくこうして、3匹は戯れたというわけさ。
みんな大人しくて(勿論僕もだよ、エヘン!)
飼い主さんの言うこともよく聞くおりこうさんだった。
「おいで!」と呼ばれるとさ〜っと駆け寄るんだ。
今日は暑いくらいで、普段はあまりお水を飲まない僕が
水のみ場まで何度も通った。
続々とわんちゃんが入ってきて、全部で10匹位はいたと思う。
3匹並んで行進だよ。