つづく
以前「この歳になっても可愛いのが好きで困っちゃうわ」って
漏らしたことがあるけど、ちゃーんと覚えてくれていたんだね。
「ありがとう♪」
ままは頬をほころばせた。
他にも可愛いグッズがたくさん入っていた。
「こんなに悪いわア」と済まなさそうにままが言うと
「いいのよ、いいのっ!」とひなママさんはにこやかに答えた。
わたしのママも手作りごはんや
おやつを作ってくれるのよ。
後で判明!KITTYちゃんの飼い猫ちゃんが正解!
ねっ、下の方に透けて見える
キャンデー達が!
メルティーちゃんのメイドルック、可愛いな♪
これっ!
そうだ!最後にねもう一つお話をね。
とっても面白くて、楽しかったことだよ。
それはね、ひなママさんが持ってきたお土産のこと。
大きな可愛いピンクの袋の中に、次から次と出てくるグッズにままは手を叩いて
大喜びした。
「各人少しずつ中身が違うのよ〜」とひなママさんから言われたものだから、皆
何が入っているかなあーと互いに見せっこをした。
まるで、それは福袋だった。
何が出てくるか分らない。
このにくい演出に皆感嘆した。
突然、KITTYちゃんファンのメルメルさんが、「あれーっ!これって!
これ私が今使っているモノと一緒だわー♪」と眼を輝かせた。
それは可愛いKITTYちゃんがくっついた携帯カバーだった。
「あらっ、よーく見ると少し違うわ。どっちにしようか
迷ったもう一つの方だわ♪
ほらっ、ここが違うのよね。これは首飾りをしているのよねえ」と、
嬉しそうだ。
「あらー」「あらー」とあちこちで喜びの声が聞こえる。
KITTYちゃんの愛らしさに皆魅了されたようだ。
ままは、各人違うって言われたから、自分の袋の中には多分入って
いないだろうなあーと思いながらも、ちょっとだけ期待を込めて
そーっと袋の中を覗いてみた。
「あったー!」
思わずままは大きな声を出してしまった。
それを聞いた皆は大笑い!
そんなままを、ひなママさんはにこにこしていて見ていた。
そう、それからね、僕は寿羅ちゃんのママのmakipiさんから
頂いた「とんちゃん」がえらいお気に入りになっちゃったんだあ。
ほとんどの人が「とんちゃん」は知っていたんだよね。
似たもので「たまごちゃん」というのもあるらしい。
そうして、情報が飛び交うんだ。
僕は今まで音が出るおもちゃは、ちょっと怖くて苦手だった。
それがこの「とんちゃん」はね、なんとおいしいチョコレートの香りが
するんだ。
だから、もう僕はそれだけで夢中になってお鼻をくっつけて、クンクン
しながら、「えっ、これって、食べられるのかなあー?」とか、いや違う、
くにゃくにゃして食べられそうにないなあー」とか最初は思っていた。
そうしたら、パパが僕がせっかくクンクンしていたのに、取っちゃって、
「ホーラ、ハッピー、ポーン」とボールみたいに投げたんだ。
にわとりになったマロンちゃん、
クッククックー、クッククックー、た〜のし〜いなあ〜♪
まま、今度僕にもあのおいしい
チーズのおやつ作ってくれるよね。
わたし、ままにいつも手作りごはんを
食べさせてもらってるのよ♪
僕はボール遊びがまだまだ不得手だけれど、あの甘い香りに
つられて、もうまっしぐらさ。
「うんうん、これはとってもいい!」
僕はいいおもちゃをもらってとても嬉しかった。
だって、パパやままはそんなおもちゃがあるなんてこと
知らなかったんだもの。
OKOぴーさんは、手作りおやつとスヌードの被り物のお土産だった。
ワンタンの皮の中にはカッテージチーズが入っていて、僕はチーズが
大好きだから、夢中でパクパクした。
ままは今まで一度も手作りおやつを作ったことがない。
ねえ、まま、是非OKOぴーさんに作り方を教えてもらってよー。
僕は平らげた後、即座にお願いした。
いやだよ!あげないよ!
これ、僕が大好きなとんちゃんだもん!
わたしもとんちゃん大好きよ♪
ままの携帯はボーダフォン。
無理やり伸ばしてヨイショ!入ったー♪