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メルティーちゃんはびびり犬だって、メルメルさんはいつも言っている。
でも、今日のメルティちゃんは、こないだ会った時よりも、少し慣れて
きたような気がする。
僕はもっとメルティーちゃんと遊びたいな。
きっと、次に会うと時にはまた少し違っているかな？

親戚のジュピターくんは僕よりもメルティーちゃんによく似ている。
体重も、それから毛ぶきの具合、茶白の生え具合etc.
まるで似ているから、きっとお洋服を着ていなければ、まま達は
分らないよ、きっと。
僕らワンコは鼻がいいから分るけどね。
そうそう、アルくんもジュピターくんの兄弟だから、親戚になるんだよ。
白黒だから、アルくんの方が僕には似ているかもしれないね。

アルママさんは、途中で用事があって先に帰った。

飽きることなく、おしゃべりは延々と続いた。
僕らワンコもワンワンし合いながら、親交を深めた。
珍しく、ままが「ハッピー、おちっこ大丈夫？」と
聞いてきた。
「うん！」
僕は喜んでままの後を付いて行った。
２．３分後に追ってサクラママさんもサクラちゃんを
連れて出てきた。
「ねぇい、ねぇい、もう５時半過ぎてるんだってよー」
「ええっー！」
もう、びっくり！

たくさん、量があるなあ。
僕はいつものように、「お座り、お手、おかわり、伏せ」をさせられた。
「よしっ！」ままに号令をかけられたけど、なんだか本当にこんなに
食べていいのか、そして、食べていいものなのかどうか心配で
手をつけようとしなかった。
だけど、ままはそういう僕を見て「ハッピー、ここだったら
食べられるでしょう」とお出かけバッグの中に僕をひょいと乗せられ、
おいしそうなそのご馳走もバッグの中に入れてくれた。
「ということは？」
きっと食べていいんだ。
これはこんなに多いけど全部僕のものなんだ！
ちょっとだけ、食べてみた。
おいしいっ！
うんうん、おいしいよ！

サクラちゃんは、抱っこが大好きだ。
やしのみままに抱かれた後、今度はアルママにずーっと抱っこ
されていた。
甘えているお顔がとても可愛い！
僕は益々サクラちゃんのことが好きになりそう！

僕はやしのみ家の子になった当初は、あまり抱っこは好きじゃなかった。
いつ好きになったのかなあ？
そういえば、去年のちばっぴーずの裏磐梯オフ会の時に、みんなが
嬉しそうに抱っこされているのを見て、そんなにいいものなのかなあって、
思ったから、その頃からかもしれない。
でも、自分からはあまり要求することはなく、パパやままが
「ハッピー、はい、抱っこ」って手を差し伸べられて初めて、抱っこして
くれるんだあーと寄り添う。
そんな感じだった。

結局全部きれいに平らげてしまった。
そんな僕を見て,ままは、すかさず「わあー、ハッピーお利口さんねえ、
全部食べたのおー」と嬉しそうに僕の頭をなでてくれた。
お勧めだよ。このメニュー。
うん？そういうままは全部食べたのかなあ？
あっ、ごはんだけ残ってる。
「ちょっとご飯が多かったみたい、でも玉子は全部食べたわよ、
おいしかったー」
よかった。ままもおいしかったんだ。
量が多いのは仕方ないかア。
「ごちそうさま」をした後、又もやみんな元気が出てきた。
忘れない内に集合写真を早めに撮った。

皆をよーく見ていると積極的だ。
よしっ、今度僕も自分から抱っこして欲しいって、言ってみようかな。

途中、おちっこがしたくて、僕はままの顔をじーっと、見つめた。
ここで、お漏らししちゃあいけないんだよね。
だから、まま早く僕に気付いて！
ままはおしゃべりに夢中でちっとも僕の顔を見てくれない。
あっ、そうかあー、ままは夢中になるとネコまっしぐらなんだった。
イヌまっしぐらだといいのにいー
こういう時はそういえばパパだった。
今度はパパの顔をじーっと見つめた。
パパはさすが、僕の視線を感じて「なに？おしっこ？」とすぐさま
僕をお外に連れて行ってくれた。
パパって、やっぱり大好き！
僕の気持をすぐ分ってくれる。

なんで楽しいことっていつも時間が過ぎるのが
速いのかなあ？
僕もびっくりさ。
「じゃあ、そろそろ残念ながら、解散ねえ」
こうして、あっという間のオフ会は名残惜しそうに手を振って幕を閉じた。
帰りの車の中で、ぼくは爆睡。
楽しく遊んだみなの顔が次から次と出てきたけどね。
いい夢見たよ。
楽しかったよ。
また、今度ぜひ会おうね。遊ぼうね。