というのは、ままが撮ろうとすると、僕は必ず眼が覚めてしまうんだ。
きっと、ままは「さあ、撮るぞ!」って構えちゃうから、僕は殺気?を
感じるのかもしれない。
ままの話だと、このとっておきの写真は、いつものようにパパが
口笛を吹きながら、いつのまにやら撮った写真らしい。
そう、いつもの調子でままもやればいいのに、そーっとそーっと
近付くから、却って僕は異変を感じて起きてしまうのかもしれない。

あれっ、変だな。今日はボードの上にナニヤラ変なのが乗っかってるぞ。
僕はその変なものをよけて乗った。
そうすると、ままがすぐさま飛んできて「ハッピー、これはねえ、
お姉ちゃん達が赤ちゃんの時にままが作ったライオンくんの枕よ。
ハッピー、ここで寝ることが多くなったから、頭が痛くないようにねえ、
いいでしょう?枕だよー」と得意げに僕の眼を見つめてお話しした。

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平成16年7月31日の土曜日。
クールボードを買ってから約2週間が過ぎた。
僕はままがせっかく買ってくれたんだからと、なるべく自分から
乗るようになった。
だって、乗るとままが嬉しそうに「ハッピー、お利口さんねえ、
ねっ、涼しいでしょう?」って必ず言うんだもの。
このお利口さんっていう言葉に僕はとても弱い。
しかも、乗っている内にだんだんクールボードの良さが分って来たんだ。
ヒンヤリして確かに気持いいんだ。
ついに、僕は、クールボードで寝るまでになった。
もう、ままは手を叩いて大喜び!
左の写真は、僕が寝ている時の唯一の写真だよ。

ちょっと気になるクールボード
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そうして、僕の頭をその枕の方に向かせたから、僕はあわてて、
仰向けになった。
「うーん、確かに柔らかいけどさあ、でも、なんとなく・・・」
お姉ちゃん達が使っていたものなら、大丈夫かなあと思ったけど、
やはり、無い方がいいよ、まま。
枕を置いた途端にボードに乗らなくなった僕を見て、
「あらー、やっぱり。だめかあー、残念!しょうがないわねえ。
あきらめ!」と、いやにすんなり言うではないか。
どうも、枕のためにクールボードが嫌いになっては大変だと思った
らしい。

そんなこんなのクールボード騒ぎだったけど、ともかくも、
明日は8月に入り、夏本番になるという時、このクールボードが
好きになったお蔭で、少しは涼しい夏を過ごすことができそうだと
僕はほっとした。