だから、まま達のそばに座りたいときには、
お膝に手をかけて「抱っこっ!」って意思表示するんだ。
まあ、でも、ドッグランで走るのは遅くても、基本的には
走るのが好きな僕は、大満足。
休み休み走って楽しむんだ。
其の内マロンちゃんはボール遊びを始めた。
ドッグランにはいくつかのおもちゃが置いてあり、ボールも
その内の一つ。
でも、マロンちゃんはしっかりマイボールを持参。
ボール遊びが大好きなんだって。
夕陽も沈み、大分暗くなってきた。
そろそろお別れの時間がきた。
サクラちゃんは大丈夫かな?
ちょっと心配だったけど、とてもお利口さんに待っていた。
サクラちゃん、今日は少しだけしか遊べなくて、とても
残念だったよ。
今度会う時は、うーんとたくさん遊べるよね。
お約束だよ。
楽しみにしているからね♪
今日は本当に☆ありがとう☆ヽ(#^ー°#)v
ほとんどのワンちゃんが好きなのに、僕は何故ボール
遊びが苦手なんだろう?
僕はそれより先程から、サクラママさんが気になった。
なんだか匂うんだよね。サクラちゃんの匂いがするんだ。
思わず僕はサクラママさんにすりすりした。
こんなことしてちょっと恥ずかしかったかも・・・
でも、僕は是で、男の子ってことが証明された。
立派な男性。いや、立派なだけ余計だった。
マロンちゃんと僕は、まま達がおしゃべりに夢中になってる
間、思う存分ドッグランを駆け巡り、お隣の大型ドッグランの
柵のほうに近寄り、恐る恐るだけど、大型犬と挨拶
したり、ちょっと休憩してきれいな夕陽を眺めたりして、
楽しんだ。
そうかあー、それでさっきから僕の血が騒いでいたんだ。
サクラちゃん、ごめんね、狭い所に閉じ込められて。
まま達は、サクラちゃんが落ち着いてきて、マロンちゃんと
僕も結構大人しく遊び始めたのを見て、安心してお話に
夢中になり始めた。
そうこうする内に、夕陽も傾き、ドッグランへ行くのには
丁度良い陽加減になってきた。
いよいよ合言葉の柏の葉ドッグランへ行くことになった。
サクラちゃんはヒートなので、車でお留守番だった。
暑いので、熱中症にならないように、勿論窓を開けて
風通しをよくしたよ。
ドッグランに入るなり、マロンちゃんはすごい勢いで駆け巡った。
速い!速い!
こないだ、makipiさんチのジュラちゃんも速いなあって思った
けれど、五十歩百歩だ。
僕も最初jは一緒になって走ったけど、とてもじゃないけど
追いつかない。
マロンちゃんは僕より若いからかなあ?
僕も遅い方ではないと思ってたけど、皆に比べるとやはり
のろまのようだ。
そういえば、左目が見えなくなってから、少し速度が落ちたような
気がする。
お家でも、食卓の椅子の上に、今までは「おいで」と呼ばれると
ヒョイッと身軽に跳び乗っていたのに、こないだ2・3度
失敗してからというもの僕は、又足を引っかかるんじゃないか
って、頭からつんのめるんじゃないかって、怖くて、ジャンプ
できなくなってしまった。
最初はクゥーンクゥーンと泣いていたサクラちゃんも、泣き疲れて
寝ちゃったのか、其の内大人しくなった。
かわいそうなサクラちゃん。
でも、先程からのまま達の話だとサクラちゃんは女の子として、
初めて認められたそうだ。
立派な女性になったんだって!
ワアー、大人になったんだ!
こないだお散歩ができるようになったって言ってたばかりなのに
もう大人?
わんこの世界って、本当に大きくなるのが早いんだね。
そういえば、僕もこないだ3歳のお誕生日を迎えたけど、人間で
言えば28歳くらいなんだものね。
早いなって思うよ。
途中でままから、僕が大好きなおやつ「おすわ○くん」を
もらった。
ままは右手と左手におやつを握り、マロンちゃんと僕を
並ばせ、先ずお座りをさせた。
そして、「ヨシッ」という合図で僕らは同じ速さでパクついた。
パクつく速さは同じだった。
走るのは僕が遅いけどね。
僕はやっぱり食いしん坊なのかもしれない。
まま達は、おしゃべりが絶えない。
始終笑ってばかり♪♪
そんなにおかしい話でもないと思うけれど、何故か
笑ってばかり♪♪
きっと話すことが出来るだけで、楽しくなっちゃうんだね。