直球しか打てない トップページへ
「打ちやすい球と打ちにくい球」を言い換えれば、「慣れている球と慣れていない球」と言えます。変化球が打ちにくいのは、変化球に慣れていないだけですので、普段の練習でも、焦らずにこつこつやるのが近道です。
しかし、数をこなすだけでは、なかなか上達しません。やみくもな練習でも、まぐれ当たりは有りますが、確率が大きく向上する訳ではありませんので、実戦では通用しません。早く慣れるためには、慣れる為の練習が必要です。
直球と変化球の違い
図の通り、出だしが同じでも、直球と変化球ではミートポイントが違います。変化球の場合は、変化した後のミートポイントを予測し、そこにバットを出さなければなりません。
ストライクゾーン
曲がり具合に合わせてポイントを変えようとすると間に合いませんので、早い段階で予測する事が大切です。練習方法は、02109スライダー(カーブ)打ちのコツを参考にして下さい。
ここがポイント
変化球の多くは、大きく変化すればする程急速も落ちます。直球と同じスイング速度で打とうとすると、正しいミートポイントに来る前にバットが飛び出してしまいまい、引っ掛ける打球が非常に多くなります。特に、強打の意識が強いと、前に打ち返すどころか、空振りになってしまう事が多くなります。
変化球打ちの最大のコツは、下半身が先行してしまっても、ボールに合わせてスイングを遅くする事です。スイングが遅くなっても、ボールをしっかりバットに乗せる事が出来れば、内野を越す程度の打球は簡単に打つ事が出来ます。
慣れてきて、打球に物足りなさを感じてきたら、ボールをバットに乗せてから、軸足(右打者なら右足のつま先)で、バットごとボールを押し込むようなイメージで打てれば、スイングが遅くても強い打球が打てるようになります。
タイミングとミートポイントをピタリと合わせてフルスイングする方法も有りますが、成功率が大きく下がりますので、一発勝負の学生野球ではお勧め出来ません。だいたい、フルスイングで変化球が打てるなら、凡才ではありません。変化球だと最初から分かっていても、打てなければ意味は有りませんので、まずは、結果の出せる技術を習得しましょう。
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