【第1章 プロローグ〜歓迎セレモニー】( by ありす )
《武豊町へ》
1999年7月21日午前7時名古屋駅。ここに3人の武豊ファンが集結しました。
せあら・ただみ・ありす、初対面の3人とは思えないような盛り上がりぶり!
名鉄急行に揺られて40分、武豊さまの話題で盛り上がっているうちに知多武豊町駅到着。
町のいたる所に「武豊」の文字を見ながらはしゃぐ3人。「武豊消防署!武豊中学!!」
キレイな武豊町役場の前を通りすぎ、駅から約10分でトークショー会場の公民館に到着です。
会場ではまだ8時だというのに、既に7〜8人の列ができていました。
行列を見かねた役場の方が、予定より2時間も早く整理券を配布してくれました。
(私達の座席番号はA15〜A17、最前列中央のやや上手側です。)
その後暇つぶしに、公民館内に飾ってあった武さまのパネルを見物。
古いものが多くて、「カワイイ〜」と思わず叫んでしまうような若〜い写真もありました。
量子ちゃんとの結婚式の写真もありましたヨ。
何度見ても、ため息が出ちゃうようなベストカップルですね。
一通りパネルを見たら、武さんがいつどこから会場入りするのかが気になり始めて、3人は
公民館の外で待つことにしました。
《情報GET!》
「武さんまだ来てないよネェ」「いつ来るのかなぁ」「どこから入るのかなぁ」
会場の前で落ち着かない3人。話の内容は武豊騎手のことばかり。
どこからどう見ても追っかけファン。(笑)
午前9時頃、武豊グッズ販売のテントが張られて、販売準備が始まりました。
販売担当、衣料品店のお兄さん(実は私達の運命のKeyMan)が「グッズ売ってるから見て〜」
と声をかけてくれたので、私達は本日1番の客としてキャップやタオルを買いました。
私達の武さんに対する熱い想いを販売員の皆さんに語っていると「それなら、ここで待って
いるより役場に行った方がイイよ。本当は秘密なんだけど、到着したらまず最初に、役場で
歓迎のセレモニーをやるから。」と衣料品店のお兄さん。
3人は「早く言ってよ〜〜〜」と心の中で叫びながらも「アリガトウ!!」と役場に向かって
ダッシュしました。ビューーーン!快速!3頭とも掛かっていました。(笑)
《役場前》
役場前には赤いじゅうたんを敷いた2段くらいの壇上に、学校の講堂にあるような演説台が置
いてあり、セレモニーの準備が整っていました。
集まっているのは、役場のエライ人たちや報道関係者、武さまを歓迎する幼稚園児達、それ
と15人程度の一般客でした。「本当に秘密だったみたいネ。Lucky〜!!」喜ぶファン3人。
水色のスモッグを着た30人弱の幼稚園児達は、武さんのために書いた馬の絵や武さんの似顔
絵(どれもタレ目)を頭に付けて、メチャかわいかったです。
私達はその園児達のすぐ後ろ、演説台の正面を陣取りました。
晴れ渡る空の下、一同が武豊さまの到着を今か今かと待っているその時、一眼レフを抱えて
いたありすは大変なことに気付いてしまいました。「フィルム入れ忘れた〜!!!」
そうです、すっかり浮かれていた私はカメラにフィルムを入れるのを忘れていたのです。
買ってこようと、駆け出したその時、「到着するよ〜〜〜!!」 ああ無情 !(T_T)
武豊さま&見栄晴さんの到着です。
《歓迎セレモニー》
役場の送迎車から降りた武さまは、黒いスーツでスラリとキメてきていました。
ネクタイは紺色地に細い水色の模様が入った、グッチでした。渋い!カッコイイ!
一方、見栄晴さんの服装はベージュのチノパンにチェックのシャツとラフでした。
ズラリとカワイイ園児達が並ぶ花道を歩く武さま、笑顔、あぁ、サワヤカ!!
武さま&見栄晴さんは、私達のほんの2〜3メートル前の壇上に立ちました。
まず、武さんと見栄晴さんに花束の贈呈。そして町長のごあいさつ。
「ようこそ武豊町にお越しくださいました。10年前に一度来ていただいて以来です。」
・・・・・・ゴメン。実は、武さんの顔ばかり見ていて、あんまり覚えいていないの。
そして、武さんのごあいさつ。
「今日はお招きいただいてありがとうございます。子供たちは今日のためにこのような絵を
書いてくれたのですね。歓迎を受けて嬉しいです。10年ぶりの武豊町ですが、10年前とい
うと、この子供たちは、まだこの世に誕生していなかったんですよね。(観客笑)10年と
言わずに、また定期的に訪れたいと思います。」
こんな感じじゃあなかったかなぁ?
なにせスーツ姿の武さまにメロメロな上に、観客全員に目を配りながら話してくださるので、
時々「バチッ」と目が合ってしまったりして、もう冷静さをすっかり失っていました。
自分の両足を地面に着けて立っているのが精一杯でした。ホント!
(せあらさん&ただみさんのYUTAKAキャップ見てくれた?シマッタ!ありすはかぶり忘れ!)
そのあと、見栄晴さんのごあいさつ。
「こんな出迎えがあるとは思わなかったので、こーんな普段着で来てしまいました。申し訳
ありません。(観客笑)」
見栄晴さんのご挨拶も面白かったけど・・・・ゴメン、やっぱり武さんばっかり見てたの〜!
以上、この3名の方のご挨拶で、セレモニーはアッという間に終了しました。
《至福の時》
ほんの10分程度のセレモニーでしたが、役者ぞろいでとても楽しい式となりました。
それになんといっても、青空の下でスーツ姿の武さまを、あんな近距離で見れたというのが
幸せすぎます!おいしすぎます!!
セレモニーが見れたことで、私たちの充実度は3倍にアップしました!
衣料品店のお兄さ〜ん、極秘情報を流してくれて本当にありがとうございました。
そして「武くんの公民館入りを見るわよ!」と、再び3人は公民館へダッシュするのでした。
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