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  [市原海釣り施設]   06/10/01_回遊魚は気まぐれ
  [成田市某所]     06/10/22_でかでかチャンピオン

2006年10月01日 回遊魚は気まぐれ  

先週の土曜日の海釣り公園出陣も強風で入場中止。HARTは今週に行くと強い意志を示していたが、金曜日に私が夜間作業があって中止。それでも夕べ、
「明日、海釣り公園に行きたい」と言ってくれたHART。夜勤明けの疲れもなんのその、目覚まし5時にかけたものの二度寝してしまったが、「しまったあ」とのものすごい勢いで起き上がるとまだ5時20分だった。荷造りは夕べにほぼ済んでいたので、HARTを起こし、5時35分には家を出た。
先週の釣果です
養老川の河口を見て、HARTは
「今も結構干潮だね、でも今日は来ないからね〜。なあんて海釣り公園がやってなかったらくるけどね」
と天気も暑からず寒からずでまずまず、気分も良好だ。

6時5分頃に到着。駐車場は結構埋まっている。市原市民の日らしく釣り大会が催されていた。釣り大会は参加費が別にかかるし終了が11時半だしエントリーはせず。HARTも
「うちみたいなへたっぴが釣り大会に出てもしょうがないもんね」
とへんに納得している。(ビギナーズラックだってあるんだぞ)

管理事務所で昨日の釣果をみると、「えっ昨日1日でこれだけ?」ってくらい釣果は少ない。先週来た時にはサヨリやイワシの回遊もあったみたいなのにさっぱり、サッパすらさっぱり…(さぶ〜)
でも35センチのアジが1匹だけ釣れた様子。いい兆しなのか単なる偶然か…
しかし釣り大会のせいもあるのか釣れそうな釣り場はほぼ埋まっている。桟橋の海側が一通り埋まっているなかで連絡橋の突き当たりだけポッカリと空いていたのでそこに釣り座を構えた。

先ずはHARTの竿にサビキ仕掛けをセット、餌は2週間前のマルキューのサビキくんの使いかけ。発泡スチロール容器に蓄冷剤(1日に1回交換、でも時々忘れ)でも異臭を発することなく使えた(素晴らしい)。
私の方は、まずはメタルジグを投げて見る。最近海釣り公園ではルアーをやる人が多くなった。連絡橋を渡って左側は、魚影も濃く回遊魚も回ってくるらしいが、ほとんどがスズキ・フッコ狙いのルアーマンばかり。係りの人に先週のサヨリはどの辺で釣れたのかを聞くとまさにルアーマンの陣取っているあたりなのだが…こればっかりは早く来て場所をとる以外に方法はない。実際、紛れてサビキをしている人も数人はいた。しかし周りでルアーをあれだけ投げられては、回ってきた魚も散ってしまうだろう。


ルアーは周りに人も増えてきたのでやめて、1本はチョイ投げ、もう1本はウキを付けた投げサビキに変更。これは初めてやってみたが、なかなか雰囲気がいいものある。何と言ってもウキが沈んだ瞬間の気持ちの高ぶりがいいではないか。しかし、なかなか気持ちは高ぶってくれない。HARTも「お魚さん全然いないんじゃないの〜、場所変える〜?」と言うがそうそういい場所があいているわけでもないし周りでもあまりつれている感じがしない。

HART「チョイ投げしてみたい〜」と言うが混んでいるので「下から軽くだけね」とアンダースローでさせる。仕掛けをブラブラさせて投げるが時々ちょっとそれてしまう。隣のおばさんの仕掛けに絡まってしまうこと2回、低調に誤りながら仕掛けを解いた。
私も、釣れない割に今日は気分的にゆったりしている。仕掛けを解くにもそんなに時間はかからず、おばさんから「あら、うまいのね」と関心されてしまった。どうもすみませんでした。m(_"_)m

餌がなくなったので管理事務所に戻った時に釣果を見るが昨日に増して貧かなようだ。長潮とはいえ朝から上げ潮、決して悪い潮まわりではないと思っていたのだが・・・。回遊魚狙いなのでしょうがないけど、せっかく海釣り公園に来たのにちょっと残念。2、3人先の人が大きなボラをかけた。トリックサビキに食ってきたようだ。その人はルアーでセイゴも釣っていた。


隣に1人、いつの間にかチョイ投げで入ってきた。置き竿にしてすぐにいなくなったが、正確に線引きされてはいないけどちょっと割り込みっぽくないかい?でもこれが釣れてしまったりする。セイゴとシロギスが釣れていた(何でこっちのに食って来ないんだあ、ちょっと私のは距離が短いか)。
しかし、その人が今度はルアーまで投げ始めた。
しばらくして私の置き竿の先が揺れている。アタリだ!と合わせを入れて巻くと隣の人のルアー…その人は「すごい大物かと思ったよ」と他の人と話して笑うばかりで私に誤りもしない。こちらも息子もいる手前、そう切れるわけにもいかない。しかし、性懲りも無く、その後にもすぐ、絡めてきた。しかもまた無言。「せまいからここではルアーは無理じゃないですか」と言うと一応引き下がった、が、詫びの一言も無い。あ〜あ気分がわるっ!!!

10時半終了予定の時刻になったので納竿。結局ボウズ。それでも息子と釣りに来ることが出来て気分そのものはまずまずだったのに、一人の礼儀をしらない釣り人のせいで不満もタラタラ。そんな気持ちで釣り場を見てしまうと、最近、海釣り公園がルアーの管理釣り場的(行ったことは無いが)になってしまった感じがして少し残念。

帰り際、管理事務所で状況を聞くと、養老川河口側の桟橋からサッパの群れが回遊し始めたみたいとのこと。カウントはまだ30だった。気まぐれ回遊魚はその後、どこまで数字を伸ばしたのだろう・・・

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2006年10月23日 でかでかチャンピオン  

このところ仕事が忙しく週末の早起きが出来ず釣りに行けない。週末のうちどちらかだけでもと目覚ましはセットするのだが、ハゼの季節が終焉に近付いており短時間での釣果が期待出来ないと、二度寝の誘惑に負けてしまう。6月の手長エビから通った花見川からも足が遠ざかっている。でもこんな時の起爆材といえば
「お父さん、HART今度の土曜日に海釣り公園に行きたいなあ」
(待ってました〜そのお言葉!しか〜し…)
「でもその日はHARTの授業参観日だよ〜」

土曜日の夜、
「HARTさあ、明日早起きしてさあ…(よ〜しきた〜) …キャッチボールしたいなあ」(そうきたかあ)
「いいよ」
「じゃあ6時に起こしてね」
(案の定、二度寝で起きたのは6時半…いかんいかん)

日曜日は私の実家へ行くことにした。HARTは虫カゴと網を準備し、私は万が一に備え?釣り道具をいそいそと積み込む。成田の実家に着くなり庭で虫採りをするHART、SATSもHIROと庭で遊んでいるなか、私は植木鉢を移動してミミズ探し。
10時半頃、HARTを「田んぼに虫探しに行こう」と誘う。SATSは家で遊んでいると言うので、実家の軽トラックの荷台にいそいそと釣り道具とバケツを積む。
「え、HART釣りはしないよ」
「一応、念のため積んだだけ。HARTが急にしたいって言うかも知れないでしょ。あれ、網は?」
「え、トンボなら手で取れるからいいの」
「でもトノサマバッタもいるかも知れないしせっかく持ってきたんだから持って行こうよ、12時には帰ってこようね」

日差しも心地よく田んぼ周辺の草むらには虫がいっぱい。大きなトノサマバッタを見つけて私が網を取ってきてゲット。
「今度はHARTが捕まえるからね」すぐにまた見つけてHARTもゲット。その後もイナゴにオンブバッタにモンキチョウにイトトンボにアマガエルまで…あっという間に小さな虫カゴは満杯(カエルは逃がしましたよ)。HARTも虫採りに満足したのか
「HART釣りしたい」とようやく言ってくれました(待ってました〜)。

近くのため池へ車で移動。この時期は水が少なめで藻がかなり出ていたが、小さな魚の群れが見える。2.1mの竿にハゼ釣りの仕掛けをそのままつけて藻の切れた深みに入れた。HARTは「ヤゴがいた、虫採り網使ってもいいでしょ」と走っていたかと思うと「イナゴだ!」と稲刈りが終わった田んぼの中を走っている。

シモリ浮きがスッと動いたので、合わせるとノソッと重たい。引く力を強めるといきなり横に走り出した。鯉だ!浅くて水も澄んでいたので姿が確認出来た。が、2.1の短竿、しかもスレでかかったらしくあっという間にバレた。仕掛けはハズれたショックでグチャグチャに絡まってしまった。

「HARTもやる〜」と言い出しので2.4mの竿をセットして渡した。
絡まった仕掛けを直そうとしたが時間もないので、この場所では持て余してしまうがた4.5mの竿に、これまたハゼの仕掛けをセットし、先程の深みに投入した。
ウキを押さえこむようなアタリがある。一度目は空振りだったが二度目でヒット!10センチくらいの鮒だった。その後もまたスレで鯉が掛かった。水量が少なく深みにたまっているのかな。1円玉くらいの鱗が針についていた。

あっという間に時刻は11時45分。そろそろ終わりにしようとしたところでアタリがあり、鯉がまたまたヒット。今度は口に掛かっているようだ。
「HART、また鯉がかかったよ、網持ってきて〜」

竿をたて竿の弾力で鯉と遊ぶ。大きさは尺はゆうに超えている。延べ竿でこのクラス釣るのは初めてだ。でも短竿ではなく4.5mの竿にヒットしたのがせめてもの救い、とりあえず引き寄せてくることは出来る。HARTが虫採り網を構えて待っている。
網を水に入れたところで反転してまた走りだす。仕掛けはハゼのものなので無理は出来ない。魚に合わせて私も行ったりきたり。口を水面から出させて徐々に引き寄せるがまた反転。でもだいぶ弱ってきた感じ。

HARTから網を受け取り、今度は私がやろうとする。片手を目一杯あげ、片手で網を構える。今まで竿尻を肘と腋の下で抱えるように持っいたが、それでは高さが足りないので手だけで持ち替えた。引き寄せるのもかなり重たい。かれこれ10分近くのファイトで腕もしびれてきた。

空気を吸わせた鯉はさすがに観念してゆっくりと寄ってきた。網には体の半分しか入らなかった。HARTが「持って帰りたい」と言ったがさすがに無理無理。記念撮影だけして池に戻した。鯉も力尽きたのか戻しても最初は横になっていたが、そのうちゆっくりとまた深みに戻っていった。

HARTも「こんなに大きい魚は初めてだね〜、今日はトノサマバッタも大きかったし、でかでかチャンピオンの日だね〜」興奮していた。私も久しぶりに大物の感触を味わうことが出来た。でも網は最後までHARTも任せればもっとよかったなあ。結果だけじゃないんだよなあ。12時のサイレンが聞こえた。

しかしこんな小さな溜池にこんな大きな鯉がいるとは…誰かが逃がしたものなのだろう。スレでかかったのも含めて少なくとも2匹はいるはず。ホントにわずかな狭い深みに、ところ狭し寄り添っているのかもしれない。すぐ近くの川の方に逃がしてあげた方がよかったかな

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