2日目:憧れの湖水地方へ。

5月24日(月)ロンドンは曇り時々晴れ

Part1:インターシティーでPrestonへ

2:00ころ目がさめた。完全な時差ぼけである。ベッドに寝転がってテレビを見ていたが目がバッチリさめてしまっていて結局それから寝られなかった。外が薄ら明るくなってくるととぼけたカラスのような泣き声の鳥が「クァックァッ」と鳴いていた。このあたりは早朝だとしても都会にしてはすごく静かだ。

ホテルをチェックアウトして6:00前にはEuston駅に着いていた。駅内は2〜3人しか人がいなくスーツケースのキャスターの金切音が全館に響き渡るほどの静けさだった。


Euston駅構内


インターシティー

ホーム入り口のデカイ電光板で発車ホームと停車駅をメモした。車内アナウンスが無いと思い、乗り過ごすとわるいので目的地Prestonの次の次の駅名まで記録した。私達が乗ったのはIntercity 6:30 2番線発 Grasgow Central(グラスゴー)行き。寝過ごしたらスコットランドまで行ってしまうのだ。
停車駅はMiltonkeynes,Rugby,Nuneaton,Tamworth,Stafford,Crewe,Warrington bank quay,Wigan north western,Preston,Lancaster,Oxenholme,
……

普通、列車で湖水地方へは、Oxenholmeで湖水線に乗り換えて、Windermereに行くのだが、私達はレンタカーを借りるためPrestonで降りる事になっていた。なんでPrestonなんて聴いたこともないしガイドなんかには絶対載っていない町に降りる理由は、そこにHerz(ハーツ・レンタカー)のオフィスがあり、そこがハーツの中で一番湖水地方に近いためだ。後で知ったが、Kendal(ケンダル)という湖水地方のすぐそばの町にエイビス・レンタカーのオフィスがあるそうだ。
気づくのがちょっと遅すぎた。レンタカーの詳しい事はPart2で。
 

2番ホームにはすでに10両編成の客車+電機機関車のIntercityが待機していた。乗客はほとんどいないし、駅員もいない。アナウンスも発車ベルも全く聞こえない。静かでさびしい。ここの鉄道はなぜか大型レコードチェーンや航空会社を経営していることで有名なヴァージンが運営していた。赤い機関車の脇には例のかっちょいいロゴが書いてある。編成の前のほうが2等車だった。予約席には予約を示す紙が刺さっているため(3割くらいが予約席だった)それ以外の一番良い場所(一番後ろの荷物置き場の近く)に座った。前から3両目あたりだったろうか?  
車内は決してキレイでもなくカッコ良くもなく、外観もこれが200Km/h近くで走る列車には見えない。乗客は1つの車両に3人くらい。6:30ちょうどに音も無く発車して、5分ほどすると200Km/hくらいの高速で走り始めた。日本の新幹線とは違い、普通の地べたの線路を走っているのでスピード感は250Km/h以上の感じだ。車輪の精度が悪いのかガタガタうるさくよく揺れる。ちょっと恐怖を感じるくらいだ。

しばらくすると町並みは工業地に変わり、いつのまにか広大な牧草地が広がっていた。町と町の間はほとんど牧草地とちょっとの畑しかない。ちょうど菜の花が満開で所々美しい黄色いじゅうたんが車窓を流れて行った。さっそくイギリスのすばらしい田園風景を堪能してしまった。

マンチェスタ、リバプールへの乗り換え駅Warringtonに着くまでに車内はほぼ満席状態になり、Warringtonと私達が降りたPrestonでかなりの乗客が乗り降りしていた。

定刻9:34にPrestonに到着。ちょうど大粒の雨が降ってきた。

Part2:レンタカーを借りる

手元には営業所の住所が書いてある、ハーツのホームページのコピーしかない。日本で予約したときは「PrestonのPortWayというところで、駅から1マイル離れている」としか教えてくれなかった。

駅からはお馴染みの黒塗りのタクシーに乗り、運転手に住所を見せた。運転手も困った顔をしてとりあえず行って見るかという感じだった。10分くらいで自動車のディーラーや整備工場が何軒も集まった所に着いた。かなり奥まったところにハーツの小さなオフィスが見えた。こんなところ歩いていったって絶対に見つからなかったはずだと思い、タクシーの運ちゃんにたくさんチップをあげてしまった。惜しみなくチップをあげようと思ったのはこのときくらいである。何回言ったか忘れたくらいサンキューと言い、タクシーが走り去るまで手を振っていた。

ほんとにここでいいのかと思うくらい小さなオフィスだった。お兄さんが1人だけ。予約書とクレジットカードを見せて10分くらいで契約書が出来あがり、何か説明をしていたようだ。私は「Full Insurance.」しか言ってない。何箇所かサインをして手続きおしまい。むこうもどうせ話しても通じていないと思っていたのか簡単に済ませたようだ。

外にある車まで案内してもらってビックリ!予約していたのはコンパクトサイズのはずだったのに、案内された車は4ドアセダン型、排気量1800CCクラスのフォードのESCORTという車。当然交渉するには時間がかかるし、きれいで良さそうだったのでまあいっか!と思い、荷物をトランクに入れた。簡単な説明を受けたが、良く分からん英語をまくし立てられたので「Ok,Ok」と言って聞き流した。雨が降っていたのでお兄さんはそそくさとオフィスに戻ってしまった。

Part3:ドライブの始まり。Blackpoolへ

出発前にいろいろ触ってみた。イギリスは当然右ハンドル。5速マニュアル(イギリスはほとんどマニュアル車と聞いていたが、私が見たところ30〜40%はオートマ車だった)で、立派なカセットデッキ付きのカーステレオも付いていた。厄介だったのはウインカーとワイパーが左右逆だった事。右へ行こうとすると間違えて水がピューと出てワイパーが動いてしまうわけだ。慣れるのに半日かかった。(旅行中、街中で車が多いところでは焦ってしまってよく間違えて水を出してしまった)あといろんな押す所があったが後回しにしてとりあえず出発した。

道路に出てすぐにラウンドアバウトに遭遇。「地球の歩き方ヨーロッパドライブ」を暗記するくらい読んできたので、こなし方はわかっていたが、実際はちょっと厄介である。1つめはほぼ直進で信号があったので難なくクリア。2つめで失敗。中央の車線からラウンドアバウトの内側に入ってしまい、2つめの道に入ろうとしたのに外側の車にじゃまされてぐるっと1周してしまった。何周しても構わないらしいが…。ぐるっと回ると一瞬方向感覚を失い、目的地を見失いそうになるが、イギリスの道路は、横文字の苦手な私でも非常に見やすく理解しやすい看板が立っているため、間違えはほとんどなかった。地図も見ないで適当に走っていたが看板の示す通りに走って40分くらいで海沿いの町Blackpoolに到着した。

Part4:ここはイギリス?


ブラックプールの海岸沿い

日本でBlackpoolは映画「Shall We ダンス?」のオープニングなどで登場するダンスホールがある町で知られるようになったと私は思っているが、社交ダンスをされている方の間では昔から有名らしい。そのダンスホールの上に高さ100m近くのエッフェル塔の先っぽを切り取って立てたようなタワー(Blackpool Tower)が町のシンボルのように立っている。この町はとにかく派手である。

ありとあらゆる娯楽施設がありその看板がイギリスらしからぬ派手さなのである。夜は相当ギンギラ輝くのだろう。海岸沿いの通りにはイルミネーションが数キロにわたって飾ってあった。あまりガイドブックでは紹介されていないが、イギリスの意外な町並みが楽しめるので、スケジュールに余裕のある方はぜひ立ち寄ることをお勧めしたい。

おもしろいのを発見した。なんと路面電車まで2階建てである。海岸通りに沿って町の南北(他の方向にも走っていたか?)をゆっくり走っていた。香港の路面電車に比べたらなんとなく素朴でかわいらしい感じである。

Blackpoolではとくに観光はしないで、30分くらい海岸沿いの土産屋を見たり、砂浜に出てアイリッシュ海の潮風にあたったりとプラプラ歩き回った。

しばらくして気づいたのは、この町の名物はどうも金太郎飴に似た棒状の飴のようだ。中にBLACKPOOLと文字が入っていて切っても切っても同じ。今回の旅で最初のみやげ物になった。

Part5:味の無い Fish & Chips

気がつけば昨日の14:00ころ飛行機で食べた軽食以来、サンドイッチ1つとトマトプリッツ2袋しか食べていない。あまりの出来事の多さで腹がへったのを忘れていた。町の公共駐車場に戻る途中にFishi&Chipsの店があったので立ち寄った。道中4〜5件の店があったが、看板に「Traditional」と書いてあったので、よし!伝統的なほうにしようとその店に入った。昼の12:00ちょっと過ぎだというのに客は4人1組だけ。どこの店もひとけはなかった。日本みたいに12:00いっせいに昼飯!ということはないらしい。  

メニューはいろいろあったが、食べられそうなのはFish&chipsだけだったし、イギリス名物らしいので2人分注文した。10分ほどで灰色の再生紙のような紙に包まれたFish&chipsが出来あがってきた。2つで6.8ポンド。ちょっと高い。その油ギトギトになった包みを持って駐車場に戻り、車の中で食べる事にした。包みをあけると靴の中敷のような大きな白身魚のフライとその下にジャガイモを切って揚げたフライドポテトがどっさり1.5人前。さあ食べようと思ったら塩もコショウもフォークもない。店で「塩ちょうだい」と言わなきゃくれないのか。しょうがないから持参した箸で味なしの魚フライにパクついた。「ハグハグハグ」ん?塩なしでも結構おいしい。中の魚はヒラメに近いくらいソフトで淡白で日本人好みの味だ(衣は脂っこいが)。ポテトも食べてみた。5つ食べたら飽きてきた。魚のフライを食べたらおなかいっぱいでポテトは大量に残ってしまった。塩があればもっと食べられたかもしれない。飛行機で出た塩コショウを持ってくれば良かった。


町のファーストフードの店

結局、イギリス最初のお食事は2人で車の中、箸を使ってフィッシュ&チップスとなってしまった。

Fish&Chipsは酢と塩をおこのみでふりかけて食べるらしい。たしかに店の中はすっぱい匂いがした)

Part6:雨のKendal

BlackpoolからはM55(MはMorterWayの略で日本でいえば高速道路)に乗って15分程でM6に入り北へ走った。MorterWayは片側3車線で、広くて走りやすい。景色を堪能するため左側の車線をゆっくり(それでも120Km/hくらい)走った。途中Lancasterの手前のサービスエリアで休憩。そこは日本と同じく広いトイレと軽食、レストラン、雑貨土産屋、ゲームコーナーと至れり尽せりの設備。離れの小屋のような建物がインフォメーションセンターになっていて、湖水地方の観光リーフレットが所狭しと置いてあった。そこでいくつかのリーフレットを頂いてから出発。

湖水地方に近づくにつれ、薄ら高い丘や山や一面新緑色の牧草地に点々と羊が草を食む姿がみえてきた。もうまさに外国の風景である。

Windermere,Kendalの出口でM6を降り、湖水地方に行く前にKendal(ケンダル)という、ちょいと気になる少々大きな町に寄った。このKendalという町は、建物のほとんどが灰色の石灰岩でできていて通称オールドグレータウンというそうだ。町に少し入ったところの教会の脇にある駐車場に車を止め、とりあえず町のインフォメーションに向かった。ちょうどポツポツと雨が降りだしてきて、インフォメーションで地図、絵葉書とKendal名物らしいミントケーキを買って外に出たころには結構な降り具合だった。そんな雨にもかかわらず、街の人たちは傘もささずに少し冷たそうに歩いていた。どうせすぐ降り止むだろうという考えなのか?どのみち私達は傘がなかったので、少し濡れてしまったが歩き始めた。しばらくすると薄日がさしてきて雨は霧雨になった。街はたしかに石灰岩のような灰色の建物が多く、雨にぬれた感じが渋くていかにもイギリスの田舎町風である。この街には特に名所というものはなく坂のある石畳の道とその周りに立つグレーの建物のトータルな雰囲気が名所である。

車に戻って、さっきインフォメーションで買ったミントケーキを食べることにした。ケーキといっても包みの中は硬い砂糖菓子のようになっていて、あけてみるとミントの香りが強烈。食べてみた。「シャリシャリ…?」げ〜。もろに固形の歯磨き粉である。普通のミントガムのレベルではないミントの含有量だ。歯磨き粉を水に溶いてたっぷりの砂糖を入れて乾かし固めたようなもので、イギリス人の味覚のすさまじさを思い知らされた。買ったのが1個80ペンスの小さいものでよかった。1かけら食べたきり、日本に持ちかえって、友人が来るたびにふざけて食べさせてやっているがまだ少し残っている。Kendalのイメージは石畳とミントケーキか?

Part7:憧れの湖水地方

 なぜか車に乗って走り出すと晴れてくる。湖水地方は天気がめまぐるしく変わり、私達が車を乗り降りする周期と同じように雨が降ったり晴れたりする。KendalからWindermere(ウインダミア)に向かうときは少し晴れた。たいした名所でもないのに道中は、延々と伸びる積み石塀で仕切られた鮮やかな新緑色の牧草地に白や薄茶色の羊たちと、いかにも湖水地方らしいかわいい石造りの家が点在している風景が続き、薄ら涙が出るくらい感動した。ちょっとした山道を超えるとWindomereの街と湖が見えてきた。大勢のツーリストたちで、車を置く余地がないくらい街はたいへんな賑わいだったため、Windomereは素通りしてこの日の目的地Grasmere(グラスミア)にむかった。

Part8:何かいい感じのGrasmere

Windomere湖畔、Amblesideの街、Rydal湖畔、Grasmere湖畔を通ってGrasmereの村に到着した。もう少し寂れた感じのところかと思っていたのだが、観光バスや車がたくさんとまっていて、ツーリストがたくさんいて賑やかただった。Grasmereにはイギリスの有名な詩人ワーズワースが住んでいたDove Cottageや、ちょっと村の奥に行くとそのワーズワースが眠るSt.Oswald's教会があり、その付近は特に賑わっていた。しかし私達はワーズワースの名前は知っていたが、あまり興味がなくむしろGrasmereの村の雰囲気を楽しんだ。道沿いの石積塀の向こうはたくさんの羊がいる広い牧草地(ちょっと肥え臭い)と古い石造りの家並み。私好みの村である。しかし肝心のGrasmere湖は見えなかった。

Part9:今宵の宿 Gold Rill Hotel

ホテルはツーリストインフォメーションがある細い道に左折して100mくらいの静かな場所にあった。このGold Rill Hotelは日本でインターネットを使い、イギリスの湖水地方関係のサイトを調べているとき偶然ホームページを見つけ、イギリスでは珍しく写真付の詳しい紹介がちゃんと載っていて、すぐに気に入ってE-mailで予約した。ホームページは(http://www.gold-rill.com)。もちろん英文だが、ホテルの詳しいことはここに書いてある。

小さな木のドアを開けて中に入るとフロントにはノッポなおねさんがいて、「Hello.」のあとはまったく聞き取れない早口英語でしゃべりまくってくれた。どうも日本人慣れしていないような雰囲気だ。E-mailで予約後、2週間ほどで届いた予約確認書をみせたので、なんとか通じていたみたいだ。案内された部屋は1Fの右奥。窓から勝手口が見える景色なしの部屋だった。2人で62ポンドの一番安い部屋なので景色が悪いのはしょうがないが、部屋の中がとにかく可愛らしくて、妻が小躍りして喜んでいた。壁紙からティッシュケースまですべて小さなバラの花があしらわれ、色使いがセンス良くコーディネートされていた。夕食は19:30からと遅く、荷物を整理した後ちょっとHotel近くを散策した。  


GoldRillホテル全景

Part10:生姜のパン?

近くにジンジャーブレッドという製法秘伝のおいしい食べ物があると旅のガイドに載っていたので、その店を訪ねた。白壁の小さな建物の間口の狭い入り口の中すぐに小さなショップがあり、その秘伝のジンジャーブレッドがたくさん並んでいた。とりあえず、またまずいと悪いので、毒見のため一番小さな包みを買った。まだできたてなのか暖かかった。

そのあとはツーリストインフォメーションで絵葉書や湖水地方の写真集などを買ってホテルに戻った。この日はあまりにも出来事がありすぎて気疲れしていたので「もういいや」という感じで、これ以上Grasmereの散策はしなかった。

部屋で早速、ジンジャーブレッドでTea Timeを楽しむことにした。部屋にあったパックの紅茶を煎れて、ジンジャーブレッドの包みを開けた。ほんとに生姜くさかった。ブレッドとはいってもパンのように柔らかくはなく、半生クッキーに茶色いクッキーの粉をまぶしたようなもの。食べてみた。「サクサクムニムニ?」変な歯ざわり。なんと表現したらいいのだろうか?硬いが、噛むと歯にまとわりつく粘りがあり、生姜と砂糖の絶妙のハーモニーがあまり進んで食べたいと思わせない。しかし紅茶を飲みながらだとなんとか食べられる。なくなるまで3日くらいかかったが、食べつづけたらくせになってまた食べたくなってしまった。名物になるだけのことはある。機会があればぜひご賞味あれ。ちなみにGrasmereのこの店でしか買えないそうだ。

Part11:紳士淑女のディナータイム

しばらくまともな食事をしていなかったので19:30からのディナータイムが楽しみだった。

まだ外は明るく、夕食には早い時間のような感じだったが、時間通りにダイニングルームに入った。すると仰天!客はかっこいい初老の紳士淑女のみ。殿方はジャケットにネクタイ、革靴。奥方はドレスまでいかないまでも小奇麗な衣装にちょっとしたアクセサリーといった感じで、そんなのが10組以上仲良く料理が出てくるのを待っているのだ。片や我々は、どーでもいいトレーナーに、ジーパン、スニーカー。ホテルの宿泊費に見合った格好のつもりが、ずいぶんと浮き上がってしまったのだ。客のほとんどが見た感じ英国人だったと思うが、ダイニングでディナーとなるとホテルのグレードに関係なくきちっとおしゃれするのには感心する。ここはハイソな英国人の隠れ家的なホテルだったのだろうか?とにかく品のいいというか格の高そうな人たちばかりだった。

メニューをリストから適当に選んで、料理を待った。実際何が出てくるのかあまり見当がつかないくらい、想像力を描き立てるメニューだった。すぐに前菜が出てきた。キャベツ、りんご、レーズンを甘いソースで絡めたよくわからないものだった。いきなり皿の底が見えないくらいのてんこ盛り料理で、お腹いっぱいになってしまった。とにかく出てくる料理全て量が多すぎて困ってしまった。メインの料理には必ず温野菜(インゲン、ジャガイモ、グリンピースなどがてんこ盛)がついてきて、それだけでもお腹いっぱいになる。味はまずくないが、自慢もできない程度。とにかく見た目や味より量で勝負といった感じだった。

デザートがまたすごい量!アイスクリームを頼んだはずなのに、皿の底が見えないくらいのフルーツカクテルがでてきて、もう食べられないと言いながらも、残すのは悪いと思って、白目を出しながら食べつくした。あ〜胃がもたれた。

ところで、英国紳士淑女たちはというと、デザートまできれいにたいらげた上に、バーで一杯やりながら談笑しているのだ。自分の親より年寄りのはずなのに…。恐ろしい胃袋である。

食べたばかりなのにこの日は10:00ころに就寝。爆睡。

 

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