3章 アプリケーションの起動方法

[Previous] [全体目次] [Next]

3章 目次

3.1 電源ON時に起動するアプリケーション
3.2 インデックス画面(ローンチャ)のカスタマイズ
3.3 Zaurusのボタンに任意のアプリケーションを割り当てる(SYSTPREF.TXTによるカスタマイズ)
3.4 ランチャーソフトのカスタマイズ
3.5 MOREソフトを終了する
3.6 インデックス画面(ローンチャ)に壁紙を設定する


3.1 電源ON時に起動するアプリケーション

 Zaurusは,電源ON時に起動するアプリケーション(起動アプリケーション)を次のように設定することができます. それぞれのユーザの用途に合わせて,3通りのパターンから起動アプリケーションを設定することができます.


 従来のZaurusと比較して起動の素早い e-concept Zaurusですが,起動アプリケーションを「インデックス画面の各項目」以外の設定にすると起動に時間がかかるようになることがあります. 場合によっては,素早く起動したいアプリケーションを起動アプリケーションに設定するよりも,インデックス画面から起動する設定にした方が結果的に素早く目的のアプリケーションを起動できることがあります. 利用形態を検討して,自分のスタイルにあった起動アプリケーションの設定を行うことが大切です.

 以下,上記 3通りの起動アプリケーションの設定方法について紹介します.

● インデックス画面の各項目

シャープ(株)様提供 関連公式資料
取り扱い説明書「基本編」

 インデックス画面で「操作メニュー」を押し,「機能」タブから「設定」を選択します.
 「電源を入れたとき最初に表示される画面」を,たとえば MI-E1ならば「ホームインデックス-1」「ホームインデックス-2」「オリジナルインデックス」「データ通信」「システム設定」「本体機能インデックス」「MOREインデックス」から,自分の好みの画面を選択します. (選べる画面は,当然ながら機種ごとに異なります.)
 選択したら,「設定」をタップして画面を閉じます.

● 電源OFF時の画面に復帰

シャープ(株)様提供 関連公式資料
取り扱い説明書「基本編」

 インデックス画面で「操作メニュー」を押し,「機能」タブから「設定」を選択します.
 「電源を入れたとき最初に表示される画面」を「電源を切る前の画面」にします.
 「設定」をタップして画面を閉じます.

● ユーザが任意に定めたアプリケーション

 Zaurusは,SYSTPREF.TXTを用いたカスタマイズを行うことで,ユーザが任意に定めた,ある決まったアプリケーションから起動することができます. スケジューラのような頻繁に閲覧するようなアプリケーションを起動アプリケーションに設定することにより,Zaurusを起動すると同時に素早く閲覧することができるようになります.
 SYSTPREF.TXTによるカスタマイズの詳細は,「3.3 Zaurusのボタンに任意のアプリケーションを割り当てる(SYSTPREF.TXTによるカスタマイズ)」を参照してください.とめらさん作の「アプリ起動設定ツール」を利用すると,簡単に設定することが出来ます.

 また,「月の予定表」などの一部のMOREソフトでは,MOREソフト自身に起動アプリケーションに設定する機能がついています. これらについては,それぞれの MOREソフトのドキュメントを参照してください.

[3章 目次]

3.2 インデックス画面(ローンチャ)のカスタマイズ

シャープ(株)様提供 関連公式資料
取り扱い説明書「基本編」

 標準設定では,Zaurusを起動したときにはアプリケーションのアイコンが登録された画面(インデックス画面)が表示されるようになっています. 画面の上部には「ホームインデックス」などと表示されているこのアプリケーション,正式には「ローンチャ」という名前がつけられています. Zaurusにおけるアプリケーションの起動は,ホームインデックスボタンを押してローンチャを呼び出し,起動したいアプリケーションのアイコンをスタイラスでタップしすることで行うのが基本です. スタイラスによるアイコンのタップだけでなく,スクロールキーで赤いカーソルを起動したいアプリケーションのアイコンの上に動かして決定ボタンを押すことでもアプリケーションを起動できます.
 ローンチャに用意されているメニュー画面の数は機種によってそれぞれ異なります. たとえば,MI-E1におけるローンチャの表示画面は「ホームインデックス-1」「ホームインデックス-2」「オリジナルインデックス」「データ通信」「システム設定」「本体機能インデックス」「MOREインデックス」の7種類があります. これらの画面のうち,「本体機能インデックス」と「MOREインデックス」を除いた画面は,ユーザの好みに合わせて登録アイコンを変更することができます.

 各インデックス画面に表示されるアプリケーションを編集するには,以下の操作を行います.
  1. 表示アイコンを編集したいインデックス画面を表示する
  2. 「編集」アイコンをタップし,表示アイコン編集画面を起動する
  3. 新たにアイコンを追加したいときは,編集画面下部を「本体機能インデックス」や「MOREインデックス」にし,登録したいアプリケーションアイコンを選択して「追加」する
  4. 表示アイコンを削除したいときは,画面上部のウィンドウから削除したいアイコンを選択し,「隠す」アイコンをタップする
  5. アイコンの順序を並び替えたいときは,移動させたいアイコンを選択し,画面中央のカーソルアイコンをタップする
  6. 好みのアイコンの並びにしたら,「設定」をタップして設定画面を終了する

[3章 目次]

3.3 Zaurusのボタンに任意のアプリケーションを割り当てる(SYSTPREF.TXTによるカスタマイズ)

注意)
このカスタマイズはシャープの公式サポートのないカスタマイズです. 多くのユーザによって正常動作が報告されていますが,あなたのザウルスで確実に動作することを保証するものではありません. 個人の自己責任において,ご利用ください.

 Zaurusは,SYSTPREF.TXT というファイル名のシステム設定ファイルを作成し,本体メモリ上に保存することにより,以下のカスタマイズを行うことができます.

 しかし.とめらさんのSYSTPREF.TXT設定支援MOREソフト「アプリ起動設定ツール」を利用することにより,GUIによる操作で簡単に上記の設定作業を行うことが可能です.  アプリ起動設定ツールは,とめらさんのMOREソフトページ(http://plaza3.mbn.or.jp/~tomera/moresoft/systpref/index.htm)から入手できます.

アプリ起動設定ツールを用いた実際の設定手順は,以下のとおりです.
  1. アプリ起動設定ツールを起動する
     Zaurus内のMOREソフトの登録状態を検索しますので,多少起動に時間がかかります.
  2. 電源ON時に起動するアプリケーションを設定する
     画面右上のアプリケーションリストから登録したいアプリケーションを選択し,リスト左側の緑色の「←」アイコンをタップします.
  3. 「通常起動」にアプリケーションを登録
     ボタンを押すと起動するアプリケーションを登録します.
    画面右上のアプリケーションリストから登録したいアプリケーションを選択し,画面下の「ZAURUS本体キー」リストから登録するボタンを選択,アプリケーション起動時のサウンドを選択してから,リスト下の左側の緑色の「↓」アイコンをタップします.
  4. 「機能キー併用」にアプリケーションを登録
     「機能」キーを押してからボタンを押す(機能+ボタン)とアプリケーションが起動するように,ボタンに登録する
    画面右上のアプリケーションリストから登録したいアプリケーションを選択し,画面下の「ZAURUS本体キー」リストから登録するボタンを選択,アプリケーション起動時のサウンドを選択してから,リスト下の右側の緑色の「↓」アイコンをタップします.
  5. 登録したアプリケーションを解除する
     「ZAURUS本体キー」リストから解除したいボタンを選択,もしくは「電源ON時起動アプリ」から解除したいアプリを選択し,ピンク色の「↑」アイコンをタップします.
  6. 「設定終了」を押して,簡易リセットする
     「設定終了」をタップすると,リセットメッセージが表示されます. 続行すると,自動的に簡易リセットがかかり,設定内容が Zaurusに反映されます.

 Zaurusでは,各ハードウェアボタンには,重要な機能が割り当てられています. ですから,出来る限り「機能+ボタン」にアプリケーションを登録することをおすすめます. また,電源ON時に起動するアプリケーションを設定すると,起動に時間がかかるようになることがあります.
 なお,私(TOK)のMI-E1の設定では,以下のようになっています.
機能+操作メニュー 小笠原さん作ランチャソフト「C-Index」
機能+中断 ボビーさん作ザウルス電源OFFソフト「電源切るぞ」
機能+メールチェック orcaさん作PC連携ソフト「CLIP LINK」
機能+カーソル上 mabさん作高機能スケジューラ「月の予定表V」
機能+カーソル下 標準アプリ「インクワープロ」
機能+カーソル左 標準アプリ「フォトメモリー」
機能+カーソル右 haramasaさん作高機能文庫ビューア「TTV BookReader」

 もちろん,機種ごとに装備されたハードウェアキーが異なりますので,それぞれのZaurusにあったキー割り当てを行う必要があります. たとえば MI-E21では,前面パネルに「機能キー」がありませんので,前面パネルに任意のアプリを割り当てるのは難しいでしょう. そこで,比較的重要度の低いメールチェックキーにランチャMOREソフトを割り当て,そのランチャMOREソフトに利用頻度の高いアプリケーションを登録しておくといった運用が必要になると思われます.
 なお,アプリ起動設定ツールで標準で対応しているZaurusは,MI-E1までの機種のみです. それ以降に発売された Zaurusでは,自分でキーコードを調査してコンフィグファイルを作製する必要があります.
コンフィグファイルの作成方法につきましては,とめらさんのWebページの情報を参照してください.

 アプリ起動設定ツールの詳細につきましては,とめらさんのMOREソフトページ(http://plaza3.mbn.or.jp/~tomera/moresoft/systpref/index.htm)を参照してください.

[3章 目次]

(裏)3.3 手動でZaurusのボタンに任意のアプリケーションを割り当てる

注意)
ここからは,マニアックな人向けの SYSTPREF.TXTの設定方法です. 興味がある人のみ,読み進めてください.

シャープ(株)様提供 関連公式資料
ビジネスザウルスのカスタマイズファイル資料 ( http://more.sbc.co.jp/download/tool/BZauCustom.asp

 とめらさんのMOREソフトを利用すれば容易に設定が行えますが,参考のため,以下に手動での SYSTPREF.TXTの設定方法を解説します.
 普通に快適なZaurusのアプリケーション起動設定を行いたいという人は,以下の説明は全く読む必要がありません.(笑)
 Zaueusのキーボードのボタン一つ一つにアプリケーション起動を割り当てたい,アプリ起動設定ツールのアプリケーション一覧には出てこないアプリケーションを登録したい,などというマニアックな設定を行いたい方は,以下を参照してください.

●テキストエディタを用いてのSYSTPREF.TXTの手動設定

 SYSTPREF.TXTは,いわゆるテキストファイルです.  SYSTPREF.TXTは「かえで」や「mabEditor」に代表されるテキストエディタMOREソフトや,Windowsのメモ帳などで作製する必要があります. 残念ながら,インクワープロやワープロではSYSTPREF.TXTを作成することはできません. それぞれのMOREソフトの詳細については,各MOREソフトの Webページやドキュメントを参照してください. ここでは,「かえで」を用いて SYSTPREF.TXTを作成すると仮定して説明します.
 SYSTPREF.TXTによるカスタマイズは,以下の手順で行います.
  1. テキストエディタMOREソフトで SYSTPREF.TXTを作成
  2. 本体メモリに SYSTPREF.TXTを保存
  3. ザウルスを簡易リセット

 ここでは小笠原さん作のZaurus用テキストエディタMOREソフト「かえで」を用いて,Zaurus上で直接 SYSTPREF.TXT を作成する手順を説明します. この他にも,mabさん作のZaurus用テキストエディタMOREソフト「mabEditor」等を用いても,同様に作成が可能です. また,ここではやり方の説明はしませんが,パソコン上で「メモ帳」などのソフトウェアを用いて SYSTPREF.TXTを作成し,それをZaurusに転送しても構いません. つまり,テキストファイル「SYSTPREF.TXT」を作成し,Zaurusの本体メモリに保存することができればよいわけです.
 「かえで」を起動して,SYSPREF.TXTをザウルス本体メモリに保存するまでの作業の流れは,以下のようになります.

  1. インデックス画面から「かえで」を起動し,「操作メニュー」を押して,ファイルオープンウィンドウを開きます.
  2. ウィンドウ下部の,ファイル名入力ウィンドウに,半角英数文字で F0:SYSTPREF.TXT と入力し,OPENを押します. ファイル名を間違えないように,注意して入力してください. (もし,以前に SYSTPREF.TXTを作成しているのならば,ファイル選択ウィンドウから F0:SYSTPREF.TXTを選択して OPENを押してください.)
  3. 画面上部のキーボードアイコンを押してかえでを編集モードにし,コマンド行を入力します. コマンド行の書式は,次項「●SYSPREF.TXTの書式」を参照してください.
  4. 操作メニューを押し,SAVEを押して SYSTPREF.TXT を本体メモリに保存します.(ここではファイル名の頭に F0: と付けているので,本体メモリに保存されます.)

●SYSTPREF.TXTの書式

 まず,テキストファイルの先頭に以下の行を記述する必要があります.

[SYST]
Version=1.0

続いて,次のようなコマンド行を並べていくことで,カスタマイズ内容を記述していきます. なお,行頭に「#」をつけるとその行はコメント分と見なされ無視されます.

コマンドタグ = パラメータ1,パラメータ2,・・・,パラメータN
# コメント文

 コマンドタグと,そのパラメータの書式を説明します.

 電源ON時の起動アプリケーションを設定するには,「DefStartApl」タグを用います. これを設定することで,電源ON時に指定したアプリケーションを自動的に起動することが出来ます. このタグは,SYSTPREF.TXT中で1つだけ有効です. 万一,DefStartAplタグが複数記述されていた場合は,最初に記述されたほうが有効になります.
 DefStartAplタグの書式を以下に示します. 「起動時のプライオリティ」のデフォルト値は「255」です. 特に,これ以外の値に設定する必要性はないでしょう.

DefStartApl = application-name , priority

application-name
起動アプリケーションのアプリケーション識別子

priority
起動時のプライオリティ
設定値
255 通常の電源ONでのみ最初にアクティブになるようにする
10 ボタンを押しながら電源ONでも最初にアクティブにする
5 アラームONでも最初にアクティブにする
0 どのような状態で電源ONしても最初にアクティブにする

(記述例)
# 通常の電源ONで,スケジューラを自動的に起動する
DefStartApl=SCDL, 255

 指定のボタンによって起動するアプリケーションを設定するには,「AddAplKey」タグを用います. これを設定することで,Zaurusの任意のボタンに,お好みのアプリケーションの起動を割り当てることができます. このタグは,複数登録することができます. つまり,ユーザはボタンの数が許す限り好きなアプリケーションを割り当てることができます.
 AddAplKeyタグの書式を以下に示します. Zaurusの場合,ボタンには重要な機能の呼び出しが割り当てられています. アプリケーションを割り振ると,これらの機能が呼び出せなくなってしまい,使いにくくなってしまいます. そこで,機能キーを押しながらボタンを押す(以下,機能+ボタン)で,割り当てたアプリケーションを起動する設定にすることを推奨します.

AddAplKey = operator , keycode , mask , attribute , application-name;key-number , key-sound

operator, keycode, mask, attribute, application-name
アプリケーションの起動を割り当てるボタンを設定します.
keycodeの値でアプリケーションを割り当てるボタンを指定し,application-nameで割り当てるアプリケーションのアプリケーション識別子を指定します. その他のパラメータの値で,そのボタンを押すだけで起動するか,機能キーを押してボタンを押すと起動するかを選択します.
設定値
I, keycode, 0x00, 0x00, application-name
keycodeを指定したボタンを押すとapplication-nameで指定したアプリケーションが起動する
I, keycode, 0x04, 0x04, application-name
機能キー+keycodeで指定したボタンを押すとapplication-nameで指定したアプリケーションが起動する. 機能キーを押さずに押したときは,デフォルトのアプリケーションが起動する

key-number
通常は,設定する必要はありません. 省略可能です.

key-sound
ボタンを押したときに鳴るサウンドを設定します. 省略可能です. 詳細は, ビジネスザウルスのカスタマイズ資料を参照してください.
(記述例)
# 機能+中断で「電源切るぞ」を起動する
AddAplKey = I, 0x64FF, 0x04, 0x04, SCDL, WDAZ

●Zaurusを簡易リセットする

 最後にZaurusを簡易リセットすることで,先ほど記述した SYSTPREF.TXTの設定内容を実際にZaurusに反映させます. 再起動してくると,実際に設定したボタン操作でアプリケーションを起動できるようになっています.
 MI-E1では,本体裏面の電池蓋を取り外し,5秒間待ってから蓋を取り付けて電池蓋のロックをかけることで簡易リセットを行います.

●アプリケーション(MOREソフト)のアプリケーション識別子を調べる

 Zaurusのアプリケーションには,アプリケーション識別子という,アプリケーションを内部で管理する為の識別子が付けられています. この識別子は,全ての標準アプリケーション,MOREソフトを通じてユニークで,重複することはありません. アプリケーション識別子は,通常はユーザからは見えないようになっていますが,ユーザ製のMOREソフトによって,調査することができます. このような機能を持つ MOREソフトには,小笠原さん作の「AplChecker」や,L.Forceさん作の「LfMoreUtil」,ボビーさんの「拡張メモリ操作」などがあります.
 アプリケーション識別子の詳細につきましては,本ドキュメントの「2.6 MOREソフトのアプリケーション識別子を調べる」を参照して下さい.

●SYSTPREF.TXTのサンプル

 最後に,私のMI-E1で実際に使っている SYSTPREF.TXTを,参考のために紹介します.
 ちなみに,カーソルの上下左右は,縦画面のソフトを実行しているときと,横画面のソフトを実行しているときで位置が入れ替わりますので,注意してください. つまり,アプリケーションの画面の向きに対しての上下左右になります. 例えば,カーソル上に割り当てている「月の予定表V」は,縦画面アプリ使用中は「ホームインデックス」ボタンの真下のカーソルに割り当てられますが,横画面アプリ使用中は「戻る/電源」ボタンの隣のカーソルに割り当てられます.

[SYST]
Version=1.0

# 初期起動アプリケーション:設定せず
# DefStartApl= ,255

# 機能+操作メニュー:小笠原さん作ランチャソフト「C-Index」
AddAplKey=I,0x65FF,0x04,0x04,WOBT

# 機能+中断:ボビーさん作ザウルス電源OFFソフト「電源切るぞ」
AddAplKey=I,0x3,0x04,0x04,WDAZ

# 機能+メールチェック:orcaさん作PC連携ソフト「CLIP LINK」
AddAplKey=I,0x76FF,0x04,0x04,MPJI

# 機能+カーソル上:mabさん作高機能スケジューラ「月の予定表V」
AddAplKey=I,0x1E,0x04,0x04,WYRM

# 機能+カーソル下:標準アプリ「インクワープロ」
AddAplKey=I,0x1F,0x04,0x04,PINK

# 機能+カーソル左:標準アプリ「フォトメモリー」
AddAplKey=I,0x1D,0x04,0x04,PANT

# 機能+カーソル右:haramasaさん作高機能文庫ビューア「TTV BookReader」
AddAplKey=I,0x1C,0x04,0x04,MPCZ

[3章 目次]

3.4 ランチャーソフトのカスタマイズ

 Zaurusのインデックス画面は,従来機種と比較するとかなり高速な表示を実現しています. しかし,それでもカードメモリに大量の(数十個の)アプリケーションを登録すると,アイコン表示に時間がかかってしまいます. そこで,「ランチャー」と呼ばれる,インデックス画面のように簡単にアプリケーションを起動させるためのMOREソフトを利用します.
 Zaurusの縦画面表示に対応したランチャソフトには,次のものがあります.

 C-indexは,Windowsのスタートメニューのようなインタフェースを持つランチャソフトです. 階層メニューにアプリケーションを登録することにより,たくさんのアプリケーションを素早く起動することが出来ます. 非常に素早い動作と,独自に設定できる壁紙,自由にカスタマイズできるインタフェースが特徴です.
 WallPaper Ex.は,Zaurusのインデックス画面のようなインタフェースを持つランチャソフトです. 壁紙を設定でき,さらに画面内にスケジュール画面を表示させることもできます. 標準のインデックス画面の代替品としても活用できるMOREソフトです.
 それぞれ,素早くランチャを呼び出すために,ボタンにランチャの起動を割り当てると便利です. ボタンへのアプリケーション割当てについては,本ドキュメントの「3.3 ザウルスのボタンに任意のアプリケーションを割り当てる(SYSTPREF.TXTによるカスタマイズ)」を参照してください.

● C-Indexの設定

 C-Indexは,メニューへのアプリケーション登録や決定/戻るキーの動作などの設定を,テキスト形式の設定ファイルで行います. この設定ファイルの作成や編集は,テキストエディタMOREソフトで行います. 小笠原さん作の「かえで」や mabさん作の「mabEditorV」を利用すると便利です.

 C-Indexの詳細につきましては,小笠原さんのフルパワー全開ザウルスのページのMOREソフトコーナー(http://hp.vector.co.jp/authors/VA004474/zaurus/more3.html#wobtcind)を参照してください.

● WallPaper Ex.の設定

 WallPaper Ex.は,メニューへのアプリケーション登録などの設定をテキスト形式の設定ファイルで行います. この設定ファイルの作成や編集は,テキストエディタMOREソフトで行います. 小笠原さん作の「かえで」や mabさん作の「mabEditorV」を利用すると便利です.
 設定の詳しい解説は,夏町銅貨さんのページに掲載されています.

 WallPaper Ex.の詳細につきましては,夏町銅貨さんのわっふるwonderlandのMOREソフトコーナー(http://homepage1.nifty.com/fluorit/douca/wallpaper/wallpaper.html)を参照してください.

[3章 目次]

3.5 アプリケーションを終了する

 常駐型のMOREソフトは,ユーザが明示的に終了しない限り,見えないところで動きつづけています.
 通常は気にしなくても良いのですが,表計算MOREソフトなどのようなZaurusの処理能力を多く使うMOREソフトを起動させたまま他にも処理能力が必要なMOREソフトを起動したとき,MI-E1の動作が遅くなったりすることがあります. また,Zaurusの起動時間が異常に長くなったりすることもあります

 ZaurusでMOREソフトを終了するには,インデックス画面の「システム設定」から「MOREソフト管理」を起動して,赤字で書かれた停止させたいMOREソフトを選択してから「停止」を押す必要があります.

[3章 目次]

3.6 インデックス画面(ローンチャ)に壁紙を設定する

 Sharp(株)から提供された壁紙ファイル作成ツール「Zaurus Wallpaper Maker デモ版」を利用することで,Windowsパソコンを利用して,MI-E1のインデックス画面に貼り付けることのできる壁紙ファイルを作成できます.

 作成した壁紙ファイルは,パソコンからZaurusに転送した上で,本体機能インデックスから「パソコンデータ」を起動して,転送した壁紙ファイル(〜.WPP)を選択して「壁紙に指定」することで設定されます.

 Zaurus Wallpaper Makerデモ版の詳細につきましては,Sharp Space Townのザウルス宝箱Proのダウンロードコーナー(http://more.sbc.co.jp/download/interesting/zwaller/zwaller.asp)を参照してください.

[3章 目次]

How Toや FAQへのリクエスト・ご意見は TOKまで.
dai-chan@gray.plala.or.jp