私たちが生きているこの世界は、神道では現世といいます。「うつしよ」と読みます。
なにを映しているのかというと、あの世を映しています。
つまりこの物質世界(形のある世界)ではなく魂の世界、心だけの世界の投影なのです。
近年社会が乱れてきたのはあの世が乱れているからです。
人生を終え自分の心を置く場所が、マイナスの世界だと悲しいことですね。
しかし、人は人生をまっとうしあの世に行くとき、行き先を自分で決めることができます。
人生をどう生きてきたのか、その中身だけでなく、自分の心が自分が行くべき道を決めます。
智・仁・勇・暖とは神が教える人の器(うつわ)をあらわしています。
智とは知恵、知性の智。魂の記憶を含めた知識のことをいいます。
仁とは人間性や人の善性。心をもった人の生き方をあらわします。
勇とは、勇気の勇。勇敢の勇。強く生きようという心や行いをあらわします。
そして暖は、文字通りあたたかい人の事。上の3つが満たされると人は暖かい人になります。
この4つの文字にあらわされる器を伸ばし、自分を成長させる生き方(活き方)が神に叶う、人の生き方です。
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