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させてよ!パワーチェック

すぐに結果をご覧になりたい方はクリック

●●● パワーチェック、やってみようかな? ●●●

シビックフェリオの吸排気パーツやECUを付けて、とりあえずパワーアップ計画も終了しました。サーキットを走ってみても結構パワーが上がっているのを実感します。そこで、サイトのネタも兼ねて前々から予定していたパワーチェックをしてみました。

パワーチェックを行う場所はオー○バックス名○屋ベイ店にしました。シャシダイを設置している店は自宅近くにありますし、正直ここのバッ○スは店員の接客があまりよろしくなく(個人的な考えです)、また自宅から遠いなどのネガティブ要素が結構あるのであんまり行きたくなかったのですが、なによりも過去のデータがありますのでここにしました。



●●● さぁ、計測です ●●●

朝のサーキット走行も無事終了し、昼食の後3時過ぎくらいに店へ到着。余談ですが、いつも道を間違えます。観戦に駆けつけていただきましたハイカラさんご一行もほぼ同時にご到着。挨拶もそこそこに、さぁサクサク行くよ。

走り系の受け付けへてけてけと歩いていきまして、
「すみませーん、パワーチェックやりたいんですけど......」
「おクルマはなんでした?」
「シビックですけど......」
「...ちょっとできませんねぇ、これから2台入っていますし...」
「はへ?」

「なんだとー!」

なんてことでしょ。ハイカラさん達にまで来てもらったのに。応対してくれた店員さんが妙にやる気なさそうで、もう食らいつく気力もなし。

仕方ないので、近所のゲーセンでターボチューンのインテグラに乗ったり、ランエボに乗ったり、中華系の女性を操ってみたりした(ガン○ムには乗らなかった)後、もう帰りましょう、ということで失意の念を抱いたままバッ○スへ到着。すると、その2台のクルマがパワーチェックをしている最中でした。

本当だったら3時にフェリオがここに載ってるはずだったのになぁ、という思いを殺しつつ、そのクルマ(100系マーク2(?)とR33GT-R Vスペック)のパワーチェックを見ます。けたたましい音と共に測定が進んでいきます。意外とすんなり作業が終わります。この作業時間で作業できないなんてウソだろ。そこで、

測定を終えた係の人にロックオン

「すみませーん、このパワーチェックってこれから出来ますか?」
あくまでも、今この作業を見て興味がでたというのを装って。
「おクルマはなんでした?」
「シビックです」
2、3秒の間ののち、 「出来ますよ!」

「なんてこと!」
これには一同受けましたが、とにかく無駄骨にならなくて済みました。よかったよかった。早速受付を済ませてクルマをダイナモまで運びます。

測定開始直前、やっぱり緊張します。溝無しアゼニスはバーストせずに持ちこたえてくれるだろうか(大丈夫だろ)?エンジンはブローしないだろうか(朝サーキットでぶん回してきたでしょ)?しなくてもいい心配をしてしまいます。不思議とギャラリーも集まってきます。

ついに測定開始。タイヤが回り始めます。ぶぉぉぉ......ここくらいまでの音は聞きなれてるんですよね。ぼぉぉぉぉ......うんうん、ぐぉぉぉぉ......うぉぉ、来た来たハイカム!いい音です......自分が走っていると一瞬なのに意外と長いなという印象でした(これは4速で測定しているためだと思います)。微妙に排気漏れっぽい音がしていたのは内緒の話。

作業終了後しばらくして係の人からパワーチェック結果を受け取って終了したのでした。



●●● 気になる結果は ●●●

パワーチェック結果として、1.速度vsパワー、トルクのグラフと、

2.回転数vsパワー、トルクの表の2つを頂きました(図は表をグラフにしたものです)。

Excelのデータ(13KB)です。興味のある方はダウンロードしてみてください。

計測時のクルマの仕様は以下の通りです。

平成4年式 シビックフェリオ SiR(E-EG9) 5MT 走行約108,500km
追加パーツ:TOP FUEL 0-1000パワーチャンバー、5ZIGENハイパフォーマンスエキマニ、フジツボレガリスR、NGK IRIWAY8、永井電子ウルトラシリコーンプラグコード、自作アースライン増設、KS-ROM

メーター読みで8500rpmまで回してもらいました。その時の回転数は8300rpmと出ていました。このデータを見た率直な感想としては、「もうちょっと滑らかなデータが出て欲しい」ということです。得られるデータは結構値がバラついているようです。ある点だけデータを取り直すということは難しそうなので、3回程度は計測して欲しいです。

まず、3000〜3300rpmのデータは怪しいですね。多分1のグラフの47km付近のデータだと思います。無視しましょう。次にパワーは概して線形に増加しているように、トルクは5900rpmを境に2つの傾きになっているように思えます。ただし、5000rpm付近は山に、7700rpm付近が谷になっている模様です。後者は7500rpmが山になっているとも取れますが。このあたりをはっきりするためにもうちょっとしっかりデータを取って欲しいと思います。

出来れば「実は7700rpm付近が山になって、180psくらい出ている」に5000点

まぁそれはともかくとして、自分が乗ってて感じている、

  1. ECUなりエキマニなりを付けて、5000rpmあたりのトルクの谷はなくなった
  2. レブリミット以降は、回してもパワー感が無い(レブリミットまではちゃんとある)
  3. だから高回転が面白く無い(人間って贅沢ですね)

という特徴は出ているのでは無いかと思います。ピークパワーに関して言えば、10万キロもオーバーし、数年間サーキットに使っていることを考えればまぁまぁの値だと思います。

○メーカーカタログ値との比較

メーカーカタログ値はサービスマニュアルから拾った値をプロットしました。

ほとんど同じと言っても良いくらいの特性ですね。測定条件その他が違うのにね(カタログデータはエンジンにかけられる最大負荷をかけた状態で、シャシダイは基本的にはローラーの負荷のみみたいです。これは種類によりますけど(ここのシャシダイはどうか分かりません))。ですが、4500〜5500rpmのトルクは純正の方があるみたいです(ハァ、ため息)。高回転時のパワー、トルクの落ちこみは純正の方が少ないみたいです(さらにため息)。

○過去のデータ(DA6インテグラ)との比較

せっかくハイカラさんと同じところで計測を行ったので、こちらとも比較してみましょう。ハイカラさんのクルマのスペックは以下の通りです(当時)。

平成3年式 インテグラ XSi(E-DA6) 5MT 走行約8、9万km
追加パーツ:HKSパワーフロー、タナベGパワーメダリオン、NGKイリジウムプラグ IRIWAY8、NGKパワーケーブル、SPOONコンピュータ、APEXi V-AFC(VTEC作動ポイント4800rpm AF補正合計±6%以内)

ハイカラさんは3400rpmより下の回転数でのパワー、トルクの少なさを指摘されていますが、これも前述の理由で削除すべきデータだと思います。

両者ともやはり似たような特性だと思います。しかし、ハイカラさんのDA6、いいですねぇ。6000rpmあたりのパワー、トルクがもりもりです。あとは、グラフからは分かりづらいですが、最大パワー、トルクの発生回転数が違います。
車種 Max出力[PS] Max出力回転数[rpm] Maxトルク[kgm] Maxトルク回転数[rpm]
EG9 173.6 7593 16.4 7593
EG9純正 170.0 7800 16.0 7300
DA6 171.5 7971 16.1 6045

フェリオだけ妙に発生回転数が低いですね。しかもパワーとトルクの発生回転数が一緒です。ハイカラさんDA6は最大パワーの回転数が高いです、それに対して最大トルクの回転数が妙に低いです。

ハイカラさんのDA6とEG9はエキマニがあるか無いかのパーツの違いです。だいたい同じ出力が出ているので、そんなものかな?というところでしょうか。ところで、このDA6は

カタログ160psなんですよ。

やっぱり前々から主張しているようにうちのフェリオはパワーが無いのかも(汗)。



●●● まとめ ●●●

正直なところデータは怪しい気がするので、これから同じところでパワーチェックを行なったとしても、比較になるかどうかも怪しいと思います。まぁ、話(サイト)のネタにはなるんじゃないかな?といったところでしょうか。



●●● 追記:KS-ROMさんのコメント ●●●

KS-ROMさんがこの結果をご覧になってどのような返答があるかということと、サイトの宣伝のため(ちょっとえげつなかったかもしれませんね)、某オークションの評価にてこのページのURLを記入しました。その翌日にKS-ROMさんから以下の回答を頂きました(本当はその前に管理者本人までお電話にて連絡を頂きました。以下のコメントとほぼ同じ内容です)。以下、全文を掲載します。

こんにちは、KSROMです。
KSROMをご使用頂きありがとうございます。
ヤフーオークションは、4ヶ月を過ぎていましたので、11月27日のオークションにアクセスできなく、非常に良い、評価ができなかった事をご了承下さい。

EG9のパワーグラフについて説明致します。
KSROMのホームページのKSROMについて という所で、パワーチェックの説明をしていますが、パワーチェックも測定する気温、測定機材、測定する人により大きく違いますのであくまでもパワーチェックは、参考程度としてお考え下さい。
KSROMでは、パワーチェックをしてロムの製作は行わなく、実走行で、速いと言うプログラムを基本にしています。
カタログでは、170PSですが、実測は、新車で、150〜160PSが通常です。
走行10万キロ、ノーマルクラッチを考えれば、173PSなら正常な範囲と思います。強化クラッチなら速さもトルクもまた、パワーも5〜10PSアップすると思いますし、特性も特に5000rpm〜変わります。

以上コメントをしておきます、今後共、よろしくお願い致します

まず、こちらにコンタクトしてくださったことに感謝いたします。ネタを振った本人としては、「あなたのクルマにはこのようなセッティングをしてあります。」というのを簡潔に述べてもらうのを期待していたのです。しかし、コメントの内容自体は、このページの文章を読んでいるとは思いがたい内容で、また少々言い分けっぽいという印象を受けます。まぁ、ピークパワー等が期待していない値だったからこのような回答になっているとも考えられますけどね。でも、KS-ROMさんは、技術、応対ともにしっかりしているところであると思います。



●●● 追記:クラッチO/H後の変化について ●●●

高回転のフィーリングは多少良くなったものの、劇的な変化はありませんでした。5〜10psアップしているとは到底思えません。気が向いたら再測定してみてもいいですけど、予定はありません。




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