茨城県北部、水戸から北へ約20キロに位置する常陸太田市に、光圀公の隠居所
西山荘がある。
黄門さまこと徳川光圀は、元禄四年(1691)年5月から元禄十三年(1700)年12月6日、73歳で
亡くなられるまでの約10年間を、ここ西山荘で過ごされた。谷あいの小路をたどりついた山ふところに、
山水を引いて滝や池をつくり、静かな庭に草ぶきの質素な住まいを建てた。三畳敷きの丸窓の付いた書斎で、
光圀は読書をしたり、大日本史の草稿をご覧になるなど、いろいろな事業をすすめられたという。
この建物は一度焼失し、現在のものは今から約170年ほど前に一部を復元したものである。
近くには、黄門さまが自ら耕した御前田や、助さんの居住地跡などもある。また、資料室には
年表・系図・紀行図等のほか、歴代黄門さまが西山荘を訪れた時の写真なども飾ってある。
五代目の里見さんもそのうちここへ来るのだろうか・・・?
行ってみたい方は・・・・・・上野駅よりJR常磐線で水戸へ(特急で約1時間15分)、
水戸からJR水郡線で常陸太田へ(約1時間)、常陸太田駅より車で約15分。入館料500円。
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