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外来通院治療

 

 

 

通院外来診察11回目

 

 

平成1761(水) 9:00

 

荒井 教授、助手、大学院生

 

1

PSA検査

 

 

 

検査の結果はいくらですか

0.008です

今回より測定器が精度良いものになりました

ほとんど0です

2

病理検査結果で診断

 

 

 

 

 

1

病理検査の結果で診断してください

 

2

前立腺癌診 (断再掲します)

 

 

 

 

 

 

 

病理検査報告書 (正式) による

番号

診断項目

手術前の診断

病理検査後の診断

1

病期

 

T1c/T2,N0,M0

PT3a,N0.P0

2

悪性度

病理組織学的分化度

グリソンスコア

中分化度G2

3+3=6

低分化度含む中分化度G2

4+3 (+5,3 rd patten)

3

癌の位置

2箇所 直腸側奥

1箇所 直腸側奥

病理組織図参照 (速報版)

4

癌の範囲

3mm,6mm1

1mm1

皮膜外浸潤なし

一部横紋筋含む前部繊維性間質への浸潤あり

皮膜外浸潤なし

5

PSA値

 

28 ng/ml

0.008 ng/ml以下

 

 

 

 

 

 

(教授)

 

所見

1 癌は一部横紋筋含む前部繊維性間質への浸潤があります

2 前立腺皮膜の外には出ていない

3 手術は前立腺を覆っている膜ごと切除しました

4 病理診断報告書とPSA 0.008から癌組織は現在全部取りきれていると判断します

5 5年間は95%PSA再発があります、注意が必要です、PSAの監視です

 

3

手術後の診断 (病理病期の診断)内容について確認します(質問)

 

 

1

病期

 

(伊藤)

(教授)

 

病期について

PT2,N0.P0、ではないでしょうか、前立腺皮膜内で癌細胞がとどまっているので、

別の見方があります、外線の組織より外に出て、横紋筋、前部繊維性間質へ転移していると見ればPT3であると思います

前立腺そのものは全体に皮膜がないのです、あるのは部分的です

 

 

2

悪性度について

 

 (伊藤)

(教授)

 

 

悪性度について

Adenocarcinoma, Postate→前立腺癌

低分化度含む中分化度G2、

Glesons score  4+3 (+5,3 rd patten)、 1次は4、2次は3、3次のスコアは5です

主病変→中分化 adenocarcinoma

癌細胞分裂の状況はPIN2-3 相当

 

3

癌の位置

 

 (伊藤)

(教授)

癌の位置について

主病変は大半外線部(anterior) →癌細胞は中分化のAdenocarcinoma, Postateです

前立腺皮膜 一部横紋筋を含む anterior fibromusucular stomaまで進んでいます

 

4

膀胱頚部

 

 (伊藤)

(教授)

膀胱頚部について

断端に腫瘍→とは膀胱には転移していないと解釈します

 

5

精嚢

 

 (伊藤)

(教授)

精嚢について

本体にも→癌腫瘍はありません

 

6

リンパ節

 

 (伊藤)

(教授)

リンパ節について

リンパ節も→癌腫瘍はありません

 

7

まとめ

 

 (伊藤)

(教授)

結論的にまとめると

早期がんではない

病理診断はPT3a,N0.P0になっています、結論として0.008のPSAです

5年間PSAを監視して治しましょう

 

 

 

4

次回予約

PSA検査結果について

 

 

(伊藤)

 

(教授)

採血のみ(17-9-21)水曜日 9:00 に予約します

診断12回目17-9-28)水曜日 9:00に予約します

了解しました

 

 

以 上

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