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説明文書 「前立腺癌の新しいマーカーの研究」へのご協力とお願い |
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前立腺癌の検出のためには、現在PSA(ピー・エス・エー)すなわち前立腺特異高原が汎用されています。このPSAは前立腺癌の早期発見に威力を発揮しておりますが、いろいろな問題があることもわかってきました。大きな問題は、PSAは前立腺に特異的ですが、前立腺癌には特異的でないことです。すなわち前立腺炎や前立腺肥大症のような良性疾患でも血清PSAが上昇します。そのため、血清PSAが基準値である4nmg/mLをすこし上回るような場合(4〜10
nmg/mL)には、特に前立腺肥大症との区別が困難であり、そのため前立腺生検をしても25%程度にしか癌が発見されません。つまり、結果的にはうけなくともよい生検を受けざるを得ない男性が70%以上います。 |
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われわれは、PSA検査から生じる苦痛を減らすべく、前立腺癌の新しいマーカーの発見に努力しておりましたが、この度、前立腺癌細胞株に新しい物質を発見しました。この新しいマーカーが、今後臨床的にどの程度有用となるのか研究したいと考えております。臨床的にどの程度役立つかを調べるためには、前立腺癌が証明された患者さんの他にも、前立腺肥大症並びに正常前立腺の患者さんの協力が必要です。 |
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具体的に協力していただきたいことは、以下の通りです。 |
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1)前立腺生検あるいは前立腺全摘術を受けられた方は、癌についての生理学的組織検査をした後、残った組織や血清の使用をさせていただきたいこと 2)前立腺生検を受けていない前立腺肥大症あるいは正常前立腺の方は、血清を使用させていただきたいこと |
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研究に際しては、ご本人のプライバシーはいっさい漏洩することのないよう秘密を保持いたします。 上記の趣旨をご理解の上、同意していただければ、同意書にサインをいただきたいと存じます。もし、後日気が変わった時には、同意書を撤回することも出来ます。 尚、この研究に同意されなくともあるいは途中で撤回されても、今後の診療において不利益を被ることはいっさいありません。 |
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研究代表者 東北大学医学部泌尿器科 荒井 陽一 |
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