ゼロ戦の真実C

今回もまたゼロ戦の問題点について書いて見ます。


ゼロ戦は身軽に動け高速飛行(出現当時の基準で)が可能!
確かにその通り!!

身軽にヒラリヒラリと旋回して 旋回性能の劣る敵に対して
無敵の性能を誇っていました。

だけど
無敵である為には
は幾つかの条件が必要だったのです
それは・・・

条件@ 低空で低速飛行
条件A 敵が格闘戦に応じてくれる
条件B パイロットの技術が高い

以上の条件の一つでも欠けると
ゼロ戦にとっては辛い戦いになってしまいます。

条件@の解説
ゼロ戦のエンジンはターボ等の過給器が無く
高空ではエンジンに十分な空気が送れず出力低下が著しい

高速になると舵の効きが悪く
操縦性が著しく低下する。

等が主な理由


条件Aの解説
開戦初期はアメリカ軍は日本軍を侮っており
いとも簡単に格闘戦に応じてくれましたが
ゼロ戦の実力を認識すると
「ゼロ戦と雷雲を見たら回避せよ」って御達しを出しました。

そして当然格闘戦には応じてくれず回避され
一撃離脱戦法に徹底されてしまいました。
これは上空から高速で降下しながら攻撃し
すれ違うまでの間のみ攻撃し
そのまま急降下で離脱するという戦法でした。
ゼロ戦は降下速度に問題が有ったので
この戦法には滅法弱かったのです。
さらに
ゼロ戦に対しての「サッチー・ウィーブ」という戦法を編み出し
もはやゼロ戦は無敵とは言えなくなってしまいました。


条件B
パイロットの技能が高いのは当たり前の様に思えますが
ゼロ戦の場合は他国の飛行機よりもパイロットに頼る部分が多かったのです

防弾性能が無い事により 敵の弾に当たれば即 致命傷に成りかねない
運動性能を生かすためには機体を手足の様に動かす技術と
相手を自分のペースに持ち込む駆け引きが必要な事
さらには
問題だらけの機銃と照準器を使い敵に弾を当てる技術
が無ければ何ともならないのでしたorz

他国の飛行機は防弾装備が充実しているので多少被弾しても生還できる
確立は高くパイロットの消耗を抑え 技能向上を図る事が出来ました。


旋回性能についての問題点をもう一つ二つ

○エンジンのトルクの影響が大きく右回りと左回りでは旋回率が大きく違う。
○横転性能が悪く・・・ロール性能といった方がよいかな?
  要はドリルの様に機体を軸にグルグル回る性能が悪いので
  水平飛行からイキナリ旋回を開始する時や右旋回から左旋回に切り替える時の
  反応が遅くなってしまいました。

あっそうそう もう一つ欠点
機体剛性が弱いので操縦桿の操舵感がフニャフニャで締りの無いもの
これにも慣れが必要でした。

早い話がゼロ戦はパイロットの技能に頼りきった戦闘機だったという事
ですね。

しかし ゼロ戦の名誉の為に言いますが、卓越した操縦者が操るゼロ戦は正に無敵の戦闘機
となりました。 
ただし戦争前半のに限りますが

一番いけなかったのは・・・
 後継機の開発を怠り 旧式化したのに使い続けなければならなかった事とです

もともと ゼロ戦はギリギリの機体設計の為に改良の余地が殆ど無かったのだから・・・


次はゼロ戦ファミリーを紹介します。



ゼロ戦の真実B ゼロ戦ファミリー

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