ゼロ戦 黄金の日々
中国戦線編
昭和15年7月21日 漢口の12空に制式採用前の12試艦戦(後のゼロ戦)が15機配備され
る
8月19日初出撃するものの敵戦闘機部隊は 空中退避しており 空戦にならず
翌20日 出撃時も 交戦なし
9月12日 出撃時 も交戦なし
翌 13日 進藤大尉 率いる13機のゼロ戦隊はいつも空襲時に何処かに逃げてしまう敵に
対して
いったん引き返したと見せかけ 敵戦闘機隊が帰還してくるのを見計らい、反転してこれを攻
撃
32機の敵戦闘機部隊に対し圧倒的な戦闘力を見せつけ 27機を撃墜 ゼロ戦隊は4機が被弾
するものの損失は無し
9月 南支航空部隊の14空にゼロ戦配備
10月4日 12空の横山大尉率いる8機のゼロ戦隊は四川省の成都を襲撃
太平寺飛行場に対して地上掃射し 大胆にも大石英男二空曹ほか3機が敵飛行場に着陸し、
駐機している敵機を破壊しようと試みるも、敵地上部隊に阻まれ断念 再び舞い上がり地上を
機銃にて掃射
基地攻撃終了後 集合場所の戻る途中敵機を発見し撃墜
この戦闘の戦火は撃墜6機 地上破壊19機 大破10機 自軍の被害は2機が被弾するが損失
無し
10月7日 14空 小福田祖大尉率いる11機のゼロ戦は陸攻隊護衛任務中 15機の敵機と
遭遇 14機を撃墜
更に敵飛行場を掃射して4機の破壊
12月30日 12空横山大尉率いる11機が敵飛行場を攻撃 33機を地上撃破 自軍 損失なし
16年 3月14日12機のゼロ戦隊は成都に進攻し敵機30数機と遭遇 27機を撃墜 地上掃射
により7機を破壊
16年 5月 12空のゼロ戦隊は44機に増強
5月20日 真木成一少佐率いる30機が成都に進攻
21日 鈴木寛大尉率いる12機が蘭州に進攻
しかし両作戦は察知された為にほとんどの敵が逃げてしまい 数機を撃墜したに留まる
22日 再び成都を襲撃
26日 天水飛行場を攻撃 約10機を地上破壊
8月11日 12空のゼロ戦隊16機は陸攻隊とともに成都を攻撃 敵機3機撃墜 16機地上破壊
自軍損失無し
9月15日 日米関係悪化のため 12空および14空は解散しゼロ戦隊は中国から引き上げまし
た
引き上げるまでの約1年間の間に 僅か数十機のゼロ戦隊は100機以上を撃墜160機以上を
地上破壊するという大戦果を挙げ
中国大陸の制空権を揺ぎ無いものとしました
そしてゼロ戦の損失は僅か3機に留まり いずれも地上からの対空砲火によるものでした(地
上攻撃が多かったので)
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