「エル・アラメイン」では「ロンメル」の攻撃を退けた英軍でしたが

いまだ「ロンメル」には勝てないと言う「神話」のような物があり

士気がイマイチ上がりませんでした

「モントゴメリー」は就任以来「ロンメル神話」を崩す事や

規律をただし訓練を繰り返し、兵士に必勝の信念を与える事に勤めていました。

更に「モントゴメリー」は戦力面でDAKを完全に圧倒する事が出来るまで補充を行い

攻勢は彼のイメージ通りの姿に「英軍」がなるまで行いませんでした。

月日は流れ１０月２４日　２１：００ついに英軍は攻勢を開始！！

作戦名は「ライトフット」

DAKが「エル・アラメイン」攻略に失敗して戦闘が終了したのが９月６日なので

２ヶ月弱も準備に費やした計算

この時の枢軸軍と連合軍の戦力比は

兵力　１０万：３０万

戦車　489：1029（その内DAKの戦車を圧倒するＭ３グラント戦車１７０両、新鋭のＭ４シャーマン戦車２５２両）

火砲　1219門：2311門

もちろん数が多いほうが連合軍です。

英軍は「ロンメル」の様に手薄な南側の「カッターラ低地」沿いに攻撃するのではなく

一番防御の固い北側ルートで正面から攻撃する事にしました。

そして「ロンメル」を欺く為に徹底的に欺瞞工作をしました。

有名な張りぼて戦車とかキャタピラの後を消したりetc...

「モントゴメリー」さん正面から攻勢をかけると「悪魔の花園」餌食になっちゃうよ！

きっとDAKは「カモン　ベイベー」ってな具合にテグスネひいて「悪魔の花園」で待ち構えている
に違いない！！

さて　英軍は「悪魔の花園」を見事突破する事が出来るでしょうか？

それとも「悪魔」の餌食となってしまうのでしょうか？

続く・・・

続き

さて英軍は無事に「悪魔の花園」を突破できたのでしょうか・・・

結論から言いますと無事に突破する事に成功しました。

どうやって突破したのか？

工兵隊を投入して、てんこ盛りの「ブービートラップ」と防衛陣地の監視をかいくぐり

大損害覚悟で地雷原に細い通路を開設したのでしょうか？

いえいえ、もっとシンプルに効果的な方法で「悪魔の花園」を無力化しました。

その方法は・・・

23日　２１：３０「ライトフット」作戦開始と同時に

もういいよって位、お腹いっぱいって位、浴びるほど、猛烈な「第8軍」の砲兵による準備射撃

これによって苦心して造った会心の出来の地雷原「悪魔の花園」は無残にも掘り返されてしま
いました。

そして、その後を「第30軍団」が前進！その後を工兵部隊が前進！！

その後を「第10軍」が前進（予定）

同時進行として南部より「第13軍」が牽制攻撃！！

この時DAKは「ロンメル」が病欠だった為　どちらが主攻撃か判断がつかず

オタオタしていました

「悪魔の花園」がある一番防御の固い北部が主攻撃先だとは考えにくかったようです。

24日の払暁までには「第30軍」「第13軍」は予定地点までに進出する事が出来ましたが

「第10軍」の機甲部隊は奥の深い地雷原により　事故やら渋滞やらで

遅々として前進出来ないでいました。

さすがドイツの地雷原！！

25日の夕方「とんまの「トーマ」には任せておけん！」とばかりに

「ロンメル」は療養先の「ウィーン」から「北アフリカ」に帰ってきました。

早速「ロンメル」が指揮を執り、全軍の戦車を突破されつつある

北部の「キドニー高地」「ミテイリヤ高地」に配備して何とか対処しようとしました。

両高地では激しい戦闘が繰り広げられるのでした・・・

続く・・・