エル・アラメイン 悪魔の花園

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8月20日 「ロンメル」は「エル・アラメイン」に対して再び攻勢を開始しました。
しかし「ロンメル」は病の為、いつもの様に前線で指揮をとる事が出来ず
普通の指揮官の様に後方から作戦の指示を出しておりました。

DAKは「エル・アラメイン」に向かい、
地雷原が少ないと思われる南回りで(カッターラ低地ギリギリの所)、
進撃していきましたが、思いの他、地雷原の通路開設に手間取り
苦心して地雷原を突破して後方に回り込んだ時にはすでに防御を固められていました!

しかし「ロンメル」はそんな事では諦めません!
そのまま部隊を「アラム・ハルファ高原」に向け進撃!

が、そこにはすでに「モントゴメリー」により「第10機甲師団」が配備されており
DAKはここでも出鼻を挫かれてしまった・・・

それでもDAKは得意の機動戦に持ち込もうとしましたが
英軍は逃げるばかりで相手をしてくれません
やっと捕まえたと思い攻撃を仕掛けると
そこは英軍の待ち伏せポイントで逆に“ボコボコ”にされてしまう等で
思うように戦う事が出来ませんでした

この辺の戦い方は「モントゴメリー」の得意技の範疇なので
病気の「ロンメル」などは「モントゴメリー」の掌で軽く遊ばれてしまうのでした

しかも、残念ながら枢軸軍と連合軍の戦力差は歴然としていて
仮に「ロンメル」が健康で前線で指揮を執っていたとしても勝てるとは云い難いしょう。

この戦闘中も「ロンメル」の様態は刻一刻と悪化していくのでした・・・

9月1日ついに「エル・アラメイン」攻略作戦を中止してしまいました

この作戦中止により枢軸軍の「北アフリカ」でのこれ以上の東進は終わりを告げました。




悪魔の花園

悪魔の花園・・・
えらくオドロオドロしい名前・・・
オカルト漫画のタイトルとしても使えそうなネーミング・・・

それは「エル・アラメイン」に留まり続ける為に構築した
DAKの防衛ラインの“肝”突破不能の地雷原の名前・・・(防衛陣地自体の名前の説も有り)

「悪魔の園」という資料も在りますが、ここでは私の趣味で「悪魔の花園」とさせて頂きます。

「悪魔の花園」の内容は
幾層にも対戦車地雷を埋め、その地雷を掘り起こすと航空爆弾が爆発する仕組み!
さらにブービートラップも仕掛けまくり、戦車や対戦車砲も巧みに儀装して配備するなど
決して名前負けしている造りではありませんでした

この「悪魔の花園」さえあれば、英軍の攻撃をしのいでくれるハズ

「エル・アラメイン」の防衛ラインのもう一つの特徴は
か弱い伊軍は英軍に狙い撃ちされていて、その度に「DAK」が救援に行かなくてはならず
貴重な燃料を無駄に消費していたので
その無駄を省く為に伊軍のすぐ隣に「DAK」を配備するという苦肉の策をとりました
しかし、皮肉にもこの配置換えにも貴重な燃料を消費するのでした・・・

この頃には「ロンメル」の病状は更に悪化して、もはや「DAK」の指揮を執る事が出来なくなり
代わりは「トーマ」将軍にお願いして、本国で養生する事になりました。

しかし心配性なのか信頼していないのか「ロンメル」は「トーマ将軍」に
戦況の報告や今後の作戦等、逐一連絡をとり、のんびり養生に専念しておりませんでした。

続く・・・

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ロンメル アフリカ軍団


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