マルサ・マトルーを攻略し、補給物資を手に入れたDAKは
7月1日には「エル・アラメイン」を「第90軽装甲師団」で攻撃を開始しました。
しかし、この強襲は失敗に終わりましたが、「ロンメル」すかさず「エル・アルラメイン」の南方の
「ルワイサット高地」に攻撃の矛先を変えました。
しかし、ここの英軍の抵抗は想像以上に激しく、戦闘は2日にわたり繰り広げられました。
ロンメルは戦果拡大のため伊軍「アリエテ師団」を南方の「アラム・ナイル」へ向かわせたが
英軍の「第2ニュージーランド師団」により阻止されてしまいました。
この後戦線は固定化してしまいDAKは徐々に形勢が悪くなっていきました。
7月10日 苦しんでいるDAKに対し英軍は反撃を開始!!
か弱い伊軍の守る「エル・エイサ」に対して進撃
伊軍「サブラ師団」は案の定 簡単に敗走してしまう。
あわててDAKは「ルワイサット」方面から貴重な戦力を引き抜き更に厳しい戦いを強いられる
羽目に・・・
7月22日ついに「ロンメル」はギブアップ! ここはいったん仕切りなおし。
しかし「エル・アラメイン」はこの間も防備を固め続けているのでした。
伊軍は相変わらずの足手まといな存在でした・・・
アレクサンドリアを目前にして苦戦しているロンメルに対して
本国より「第164歩兵師団」が送られてきましたが、やはり苦戦を強いられていました。
伊軍は英軍に狙い撃ちされていて、伊軍のいる所は大なり小なり戦闘がありました。
当然、伊軍は弱いのでDAKが救援に行かなくてはならず
伊軍のために貴重な戦力、燃料をもっていかれていました。
しかし、ロンメルは諦めていませんでした!
再度「エル・アラメイン」を攻略すべく着々と準備を進めていました。
が!しかし!!DAKの補給線は毎日激しい空襲にさらされ、
更に英軍の特殊部隊(SAS,LRDGとか・・・)等により後方にいる補給部隊までもが襲撃され
補給は遅々として進みませんでした。
「エル・アラメイン」はその間にも防備を固めています・・・
そんなに「エル・アラメイン」に拘らず、ロンメル得意の迂回戦術で
「エル・アラメイン」など迂回して重要補給港の「アレクサンドリア」を攻略すれば?
と思う方も居られるかた思いますが
世の中そんなに甘くアリマセン!!
迂回する為には「エル・アラメイン」の北か南を通らなくてはなりませんが
北は海!
南はその昔「塩湖」だった「カッターラ低地」と呼ばれる車両の通行が出来ない地形!!
そのためには嫌でも「エル・アラメイン」を攻略しなくては!!!
DAK、ロンメルに対して不利な事ばかりですが、悪い事は重なる物で
「ロンメル」自身にも不幸が・・・
長い砂漠線、少ない戦力、頼りない伊軍・・・による心労の為か・・・
病魔に冒されてしまうのでした。
病名は「慢性ジフテリア」と聞いた事が有るのですが、イマイチ自信なし!
さて、DAKばかりが不幸の様に書きましたが
英軍にも不幸がありました。
正確には英軍指揮官の「オーキンレック」に対して不幸が襲ってきました。
何時までたっても「エル・アラメイン」の防備固めと“伊軍イジメ”しかしない
「オーキンレック」を「チャーチル首相」が解任してしまいました。
後任は「サー・ハロルド・アレキサンダー」そして
第8軍の指揮官には噂の「バーナード・モントゴメリー」
ここに来てやっと出てきた「モントゴメリー」
続く・・・
次回は「モントゴメリー大活躍」の巻き!?
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