小さな谷路の輝き
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《 目次 》 
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ひっそりと咲く谷間の華 ◆ 全く目立たない道路わきの小さな谷路にも、それぞれの命の華が在ります。
谷を降りる風に抱かれて ◆ 森の空気は谷に集まり駆け下りて行きます。その風に護られる草葉たち…
森の思いを抱く渓水 ◆ 雨水は森を経て渓水となり、幾多の命を育みながら流れます。その美しき流れ…
宝石よりも輝かしい水に生きる ◆ 汚れを知らない渓水の中には、無垢の渓魚や沢蟹、虫たちも…
ゲテモノなんかじゃありません ◆ カンタロウも ヒキガエルも 巨大ナメクジも…愛しい仲間です!
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ここは、「○□渓の渓谷美」などと語られることもなく、誰かに注目されることも無いような
渓に注目するページです。そんな谷間にも輝きが溢れている…という事を見てください。
日中の日差しを受けて、悠久を抱く深山から沸き立つ雲…。
そして、空の冷気と森の冷気は谷に集まり駆け降りてゆく…。
通常よりも広くて繊細な葉を展開している渓流緑葉たちは、
その湿り気を帯びた少し冷たい風を受けて揺れつづける…。
木々の枝葉が影を落とした小さな淵や瀬を満たす麗水…。
其処此処の岩間から落ちる流れには、幻想を誘う水霧…。

そんな清流には、ずっと暮らしている主が棲んでいてほしい…。
森の精だって居ないといけない…。(世界共通の認識ですよね)
主の居なくなった淵や岩陰など、想像したくもない…。
薄い大気の外側には、凍てつく星の闇が永遠に広がる…。
その小さな空間で今日も在ろうとする、儚く繊細な命たち…。
それは、どんなことがあっても絶対に守られなければならない。

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