産業連関表を横方向に見た需給均衡式からは需給バランスモデルが得られたが、縦方向の収支均衡式
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x11 + x21 + V1 = X'1 |
x12 + x22 + V2 = X'2 |
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| (1.3.7) |
からは価格モデルが得られる。
財iの価格 pi、第j部門への投入数量 qij、生産数量 Qiとする。
xij = aij X'j = pi qij、
Xi = pi Qi、
X'j = p'j Q'j
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とおくと、
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p1 q11 + p2 q21 + V1 = p'1 Q'1 |
p1 q12 + p2 q22 + V2 = p'2 Q'2 |
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| (1.3.8) |
さらに、
a'ij = qij / Q'j、
v'j = Vj / Q'j
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とおくと、
となる。
行部門i = 1,...,m、列部門j = 1,...,nとして一般化すると、次の価格バランス式が得られる。
ただし、 |
A't = |
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a'11 | … | a'n1 |
· · ·
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· · · |
· · ·
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a'1m | … | a'nm |
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、 |
ここで、1.1節の条件B(各財と各中間需要部門は1対1に対応する)を仮定する。
これにより、p = p'、Q = Q'(即ちX = X')とすることができるので、次のような均衡価格モデルが得られる。
pについて解くと、
となる。
これより、単位あたり付加価値vの変動に対し、各中間需要部門の費用構成を通じて価格体系にどのような影響が及ぶかを見ることができる。
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