「符」っていうのはあがりの形などに与えられる基本点のことです。
が、いきなり符計算の説明しようにも、あがりの形を表現するための
いくつかの用語を覚えておく必要があります。
1.牌の種類
( )内の数字は、牌の種類の数
・数牌(スウハイ):萬子、筒子、索子の1〜9の牌(27)
┣・中張牌(チュンチャンパイ):2〜8の牌(21)
┗・老頭牌(ロウトウハイ):1と9の牌(6)
注)数牌の呼び方
1:「イー」 2:「リャン(中国語だとアルなんだけど麻雀ではこう呼ぶ)」
3:「サン」 4:「スー」 5:「ウー」 6:「ロー」
7:「チー」 8:「パー」 9:「チュー」
・字牌(ツーハイ、ジハイ):(7)
┣・四風牌(スーフウハイ):東南西北(4)
┃ (或いは単に「風牌(カゼハイ、フウハイ)」)
┃ 場風(バカゼ):場の風(東場なら「東」)
┃ 自風(ジカゼ):自分の風(南家なら「南」)
┃ 連風牌(レンフウハイ):場風+自風
┃ (「ダブ東、ダブ南」という方が一般的)
┃ オタ風(オタカゼ):場風でも自風でもない風牌
┗・三元牌(サンゲンパイ):白発中(3)
白(ハク、シロ等)
発(ハツ、リュウハ等)
中(チュン、アカ等)
注)字牌の中でも、役が付くもの(三元牌、自風、場風)を特に、
役牌(ヤクハイ)と呼ぶ。
・ヤオ九牌(ヤオチュウハイ):老頭牌と字牌(13)
2.手の形(面子・搭子・対子)
・面子(メンツ):3枚組(槓子は4枚)
┣・順子(シュンツ):同じ色の数牌で数が連続の3枚組
┣・刻子(コウツ) :同じ牌の3枚組
┃ ┣・暗刻(アンコウ):手の内のコウツ
┃ ┗・明刻(ミンコウ):フーロした(ポンをした)コウツ
┗・槓子(カンツ) :同じ牌の4枚組(手役としては刻子と同等の扱い)
┣・暗槓(アンカン):手の内で4枚そろえてフーロしたカンツ
┃ 実質的にフーロはするが、フーロの扱いはしない(アンコウと同等)
┗・明槓(ミンカン):他家の捨牌を利用して4枚そろえてフーロしたカンツ
┣・大明槓(ダイミンカン)
┃ :手の内のアンコウに、他家の捨牌を加えてフーロするカンツ
┗・加槓(カカン)
:フーロしてあるミンコウに、手牌から1枚加えるてつくるカンツ
注)ポン、チー、カンでメンツを公開することを副露(フーロ)という。
1つ目を1フーロ、2つ目を2フーロ・・・と数える。
他に、「さらす」、「鳴く」、「喰う」、「叩く」等の述語が使われる。
「さらす」:フーロと同義で、メンツを公開すること。
「鳴く」:あがりとリーチ以外で発声を伴う動きを指す。要するにフーロと同義。
(能條純一「哭きの竜」は、「鳴き」に「慟哭」を掛けてるから字が違う。)
「喰う」:他家の捨牌を奪ってさらすことで、アンカンと加カンは通常含まない。
「叩く」:通常「喰う」と同義。あんまり使わない。
・搭子(タアツ):数が連続、または一つ飛びの2枚。シュンツの一枚足りないもの。
┣・両門(リャンメン):中張牌が2枚連続してるもの(「23」とか「67」)
┣・辺張(ペンチャン):ヤオ九牌を含んで2枚連続してるもの(「12」とか「89」)
┗・嵌張(カンチャン):一つ飛びのもの(「13」とか「57」)
・対子(トイツ):同じ牌の2枚組
3.待ち
( )内の数字は、待ち牌の種類の数
・面子の待ち
┣・両門待ち(2)、辺張待ち(1)、
嵌張待ち(1):タアツでの待ち
┃ → シュンツになる
┗・双ポン(シャンポン、或いはシャボ)待ち(2):2組のトイツでの待ち
→ 一方がコウツ(ツモなら暗刻、ロンなら明刻)、
もう一方が雀頭になる
・雀頭の待ち
┗・単吊(タンキ)待ち(1)
|