三歩目
「どんなときに符計算が必要なんだろう?」



符っていうのは実際のところ何点になることが多いんだろうか。

メンゼンツモかフーロして(鳴いて)のロンなら20符+α→30符
メンゼンロンなら30符+α→40符
これが基本。

符ハネっていうのは実はなかなかしにくいもんなんです。
前回の一覧表を見ればわかるように、
符が大きいのはだいたいコウツ・カンツに限られてる。

実際の場面では、コウツ・カンツがたくさんあると、手が高くなりやすい。
それで4飜以上になれば満貫になるから、符計算なんて必要なくなる。
つまり、符計算が必要になるのは
 「ヤオ九牌のコウツ・カンツとかで手がごつごつしてる割には
  ドラとか役が少なくてあんまり高くないとき」
に限られるわけ。

ヤオ九牌のポン(ミンコウ)二つでたった8符。
残り2メンツ1雀頭で4符ってのは実は難しい。
もう一つコウツがあるんなら、トイトイ(2飜)を目指すだろうし、
コウツが3つも4つもあれば役牌も絡むだろうから満貫になりがち。

ヤオ九牌のアンコウか中張牌のミンカンでやっと8符。
あと4符ないと符ハネはしない。
他に役牌のポンでもしてれば、やっと1回符ハネ。

中張牌なんて、アンコウでも4符、ミンコウだと2符しかない。
中張牌をいくらポンしたって滅多に符ハネはしてくれない。
だから、役絡みとかドラでもない限り、
コウツにするより両面とかにして受けの広さを目指した方が得です。


まとめると「符計算しなきや!」と思わなきゃいけないのは、

(1) 安い(3飜以下)
(2) コウツ・カンツでごりごりした形をしてる
 (ヤオ九牌のコウツが2つ以上あるとか、
  ヤオ九牌のアンコウや中張牌のミンカン(8符)以上があるとか。
  特にヤオ九牌のカンツがあれば必ず符ハネするので注意。)
(3) さらに、カンチャン、ペンチャン、タンキ待ちをツモった(2+2=4符)
・・・ときぐらい。

満貫はなくて、ぱっと見て10符くらいあったら、符計算してみる方がいい。
雀頭とツモの2符は忘れがちなんで、注意すること。

でも、符ハネの計算は、かなり打てる人でも(特に明け方になると)
うっかり忘れるときもあるくらいだから、あんまり神経質になる必要はないです。
安く申告する分には誰にも迷惑かけないんだし。



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