世の中には明るい人、真面目な人、短気な人、自分の性格が好きな人、嫌いで変えたい人など、
いろいろな性格の人がいます。
僕は最近、性格について考えました。あくまで仮説ですが・・・
いろいろなシチュエーションに際しての意思決定、感情の動きなどは人それぞれ異なります。 しかし、それには個人によって、おおむね一貫したパターンがあります。そのパターンを 大まかに捉えて「性格」と言うんじゃないかと思います。
例えば、シチュエーション1では怒る、シチュエーション2でもとりあえず怒る、シチュエーション3でも 激怒する、だと短気で怒りっぽい性格という事になります。いろいろなシチュエーションでとりあえず謝っちゃって 愛想笑いをしてしまう人は気弱な性格となります。
このような「性格」というパターンは、普段から反復して行われているので特に意識しなくても 自然に表に出ます。逆に意識しなくても出てしまうことから性格を変えたい場合にも、なかなか ままならないという事も言えます。
そう考えると、自分の性格を変えるというのは、それぞれのシチュエーションにおいて とる行動パターンを自分の頭にインプット(インストール?)する事ともいえます。しかし、 いくら変えたいと思っても、それまでに染み付いている行動パターンをとるほうが簡単なので、 あるシチュエーションに際して、とっさに自分の望ましいパターンをとることは難しいと思います。
そこでスムーズに性格を変えたい場合には、思いつく限りのシチュエーションにおいて、望ましい性格の 自分だったらどういう言動をするかをそれぞれ想定しておくといいかと思います。望ましい性格の他人の 行動パターンも参考になります。そして、想定するだけでは実際に出すのも難しいので演劇の練習の様に 一人の時に声に出して練習しとくのもいいかもしれません。怒ったふり、悲しむふりなど の練習も必要かもしれません。気の効いた事を言えるようになるためには かなり多くのネタ(?)を仕入れとく必要があるでしょう。
急に言動が変化すると周りの人に恥ずかしいとか変に思われて嫌なら、性格を変えると決めた時に 周囲の人に宣言しとくか、長期的な計画を立てて少しづつ変えていくかするといいかもしれません。
多くのシチュエーションにおいて新しい言動がとれるようになれば、それらに矛盾しない様に 想定していなかったシチュエーションにおいても自然と新しい性格においての言動がとれるように なっていくと思われます。