感情と音楽の関係


 よく、音楽を聴く事によって、気分が明るくなったり、暗く沈んだりするといいます。 しかし逆に、音楽を聴いていた時の気分によって、その音楽に対するイメージが大きく影響を受けます。

 楽しい気分の時や嬉しい時によく聴いていた音楽を聴くと、楽しかった時の気分を思い出して、 なんだかウキウキします。そして、その音楽をすごく好きになります。しかし、 悲しかった時や嫌な思いをしている時によく聴いた音楽を聴くと、その時の気分を 思い出し、クヨクヨ、またはムカムカしたりします。そして、その音楽を聴きたくな くなり、嫌いになってしまいます。

 どんなすばらしい音楽ても、それまで大好きだった音楽でも、この影響は避けら れません。無意識的に気分が左右されますから。

 この事から、すごく楽しい状況の時は極力音楽を流しておくと、その楽しい気分を 音楽をかけるだけで、手軽に思い出す事ができてお得です。しかし、失恋した時など、 悲しい時に「気晴らしに好きな音楽でも聴こう」などと思って、聴いてしまうと以後 その音楽を聞くたびに、その時の悲しい気分を思い出してしまうので、聴こうと 思いづらくなり、ついには聴かなくなってしまいます。好きな人だけでなく、好きな 音楽までも失ってしまうと、踏んだり蹴ったりですね。

要するに、

 「楽しい時はなるべく音楽をかける、しかし、 悲しいときは絶対音楽を聴いてはいけない。」

という事になりますね。好きな音楽のままであって欲しいならですが。

 とすると、音楽というのは聞いた人それぞれの感情、思い出と結びつくものであるから、 多くの人にとっていい音楽であるための条件とは、すばらしい音楽性ではなく、 ラジオやCDで多くかかったものの勝ちって事になりますね。 もちろん、多くかかるに足る質は必要ですが。


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