自分の考えを身につけるためには

はじめに

 自分の考えを持って、自分であるという個性を持つためには、 1・自分の考えを持つ。  2・それを主張(発言)できるようになる。 事が必要だと考えられる。どうしたら、それができるようになるのか以下に 考察してみた。

1 自分の考えを持つためには

 まず、自分のフィーリングでいろいろな物、事、思想について「すき」 と「きらい」をしっかり認識して、なぜ「すき」か、なぜ「きらい」かの 理由を考える。それをたくさん貯めれば貯めるほと自分のアイデンティティー (独自性)が形成される。人の文章や言葉からも、同感した意見を自分の 意見として組み入れる。最初の内は人のぱくりも可。しかし、ぱくり続けているといずれ見破られる。 「死刑の是非」みたいな問題は両方の説の理由を 聞いて、自分のフィーリングに近い方を基本的なスタンスにする。

 これは大変時間のかかる作業で、テーブルマナーを学ぶために本を1冊 読めばいいというレベルのものではない。しかし、それだけにとても貴重な ものを得る事ができる。

2 主張するためには

 まずは、他人のハッタリを見抜けるようにする。人間には力強く断言されると、 例え根拠が何もなくても「そうなのかな?」ってつい思ってしまうという性質が あって、その性質を意識的か無意識的に利用している人が多い。だから、他人の 断言した事をまず疑って、「本当にそうか?」と考えてみる。そうしていくと、 「なんだ、人の8割くらいがハッタリじゃないか!」って事に気づいてくる。いい 教材が、テレビによく出てくる中尾彬(黄桜の宣伝に出てる人「飲めば分かる」って)。 さんまの番組でよく出てきて自信満々にいつも断言するけど、よく聞いてるとかなり 「とんちんかんな」事を言ってる。所詮そんなものだ。

 一流企業なんかに勤めてるエリートサラリーマンなんかも多くがハッタリを効 かしている。(本当に優秀なのは極わずかである。) まあ、ハッタリを効かせない と商売にならないものもあるが・・・。 それに気づくと、「ああ、今の自分の実力の ままでも結構大丈夫じゃん!」って事がわかってくる。

 そうしたら、後は自信満々に、自分も人に断言してやればいい。その際の演技力 もハッタリかましてる人から、上手いのを盗んで自分に取り入れるのもよい。


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